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Fender Rhodes Mark I、なのである

 この歳になってくると、若かった頃に高嶺の花だったモノにひょんなきっかけであっさりと触ることができたりすることがあります。 その一つがこのFender Rhodes Mark I、いわゆる電気ピアノでございます。
Rhodes1 
 多分最も記憶に強烈に残っている私のRhodesの初体験はスティービー・ワンダーのサンシャイン。 一瞬船酔いしそうなあのステレオトレモロは本当に強烈なインパクトを受けました。
 その後続々と、チック・コリアのReturn to forever、有名どころではビリー・ジョエルの素顔のままで、おっと、その前にGet backのビリー・プレストンがいましたね。 いえいえ、個人的に今でも驚愕なのがジョージ・ベンソンのWhite Rabbitに参加していたハービー・ハンコックのプレイも凄い
 
 ま、そんなあこがれの名器をヘボな私が弾く機会があったわけです。
 ピアノには明確にFender Rhodes Mark Iの銘版がありますから、Wikiを根拠にすれば1969-1975の一台で、73健のステージピアノであることが判明。 コンビとなるプリアンプ内蔵のスピーカーシステムがないのでいわゆるSuitcaseのステレオトレモロは搭載されておらず、しかして写真にあるように"Bass Boost"というボリュームがあり、うん、確かにこれをあげてゆくと、あのころのパワフルな音が蘇ってきました。
 
 音の出し方はアンプが適切でないのか、私の弾き方がまずいのか、今ひとつ粒だちの良い音が得られません。 そうかと思えばふとアドリブで叩いた高音が非常に澄んだ音を出したりと少々気難しい。 以前学校のサウンドスタジオに置いてあったRhodes(こいつはこいつでSuitcaseだったんだけど、ステレオトレモロの片チャンネルが死んでいるといる状態)のほうはもっと取っ付きやすかったのが記憶に残っています。
 
 このRhodes、私の友人Aのところに、友人Bの一軒家からマンションへの引っ越しに際しての処分で転がり込んできた経緯があります。
 何より驚愕だったのが蓋をを開けて初めて見せてもらったハンマーアクション。
 よくRhodesは音叉を叩いてそれをピックアップで拾う、とはいわれていましたが、まさか実態はこんなにややこしいことになっていたとは。 特に高音部に至ってはそれまでの音源の配置から突然90度回転されて、ああ、あの倍音のほとんどない高音はこういう構造故だったのかと改めて納得できます。
 
 ピックアップはシンプル極まりない直列で、う〜ん、この辺りが音の癖の原因かもしれません。 ヘボの推測ながら、おそらく多数の音を同時に叩くのと、単音を一発叩くのとでは信号の流れ方が違うはずです。 もしこの推測が当たっているとするなら、70年代のいわゆる一流Rhodesプレイヤーたちはそれを既に会得していたということになります。 やっぱりプロはすごい。
 
 実はこの演奏の機会は、例のバーをそろそろ閉じるにあたって、身内だけでなんちゃって演奏会しようよ、というのが発端で、木曜日担当の若者のギターや、数年年上の、死んじゃった先代のころからの常連さんとかがごちゃごちゃと酒飲みながらやった「学芸会」というイベントでした。
 ホテルカリフォルニアがAmだろ、いやオースオラリアのライブDVDではBmやで、とかなんだかんだ楽しい一晩でございました。
 
 欲をいえばもっとキーボードに適したアンプ+スピーカーを用意したり、トレモロやフェイザー(コーラス)アタッチメントなんかを加えれば楽しいんでしょうねぇ...
Rhodes2
Rhodes3


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