« 谷垣の愚 | トップページ | 嘘をついてはいけません »

東電の嘘、谷垣の滑稽

 時間がちょっと前後してしまいましたが、先日の「原発の海水冷却中断はなかった事件」。 久々に政治ネタで大笑いさせて頂きました。

 マスコミは「またやっっちまったぜぃ、菅のバカ」という調子、予算委員会で追及する谷垣の表情の色つや良く、嬉しそうだったこと嬉しそうだったこと。
 そりゃ、もしあれが本当だったら放射性物質を大量にばらまいた水素爆発も防げた可能性も高まっただけに内閣にとっては致命的なミスでした。

 菅は「海水注入をしていたことすら知らなかったので、それを中止するさせることはあり得ない。」
 谷垣は質疑後のコメントで「首相は嘘に嘘を塗り重ねている」と強い語調。
 ネットには「また言った言わなかったですか」とあきれムード。

 しかしてその実態は発電所所長が独自の判断で海水注入を継続。
 分母がそもそも無かったわけで、追求した政治屋、全員赤っ恥。
 この所長、菅は事故の初期段階から東電の頭を越えて信頼を置いていたと言うことですから、奇しくも助けられたと言うことにもなります。

 親分が恥をかかされた自民党は「この落とし前は(東電に)取らせる」とヤクザ本性丸出しのコメント。 あれ? でも今の原発体制と東電の体質を築くのを助けたのは明らかにこれまでの自民党だったわけで、そんな偉そうなことが言えるのかどうか。
 考えてみればこの茶番劇が今回の不信任案提出という暴挙に出させた一つの原因かも知れません。

 いやぁ、笑いました。 でも一番愉快だったのは官邸のドアを閉め切って大笑いして転げ回った(かも知れない)菅でしょうねぇ。

 が、笑ってばかりもいられない。
 恐らく処分は穏便になるだろうとは言え、所長は上部からの決定を無視したわけで、サラリーマン社会ではあり得ない見事な命令違反。 今回はたまたま吉の目が出たが、と懸念する声も当然理解できます。
 そして、信頼を置いていたにもかかわらず最初に海水注入を開始したことを知らされなかった官邸。
 いわゆる文民統制が取られていなかったことは事実で、あれだけの被害を広げた福島原発事故ではありますが、そんな中でもまだ幸運な偶然が起こったということに感謝せざるを得ません。

 以前、当時の民主党の前原前代表が偽のメールを信じて国会で自民党を追及、それがやがて失脚に繋がったことがありました。 そこでふと考えるのは、国会の追求ってその程度のレベルの情報で口角泡飛ばしてるの?という素直な疑問。
 たいしたことね〜な〜。 ほんと。

|

« 谷垣の愚 | トップページ | 嘘をついてはいけません »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

細川さんの時は烏合の衆だったけど
今回は政党交付金もあり与党の旨味
もわかっているから、詰まるところ
コップの中の嵐でしたね

野党はどうしても刺身のつま
道具にしかならないのかなと思います

投稿: t2 | 2011年6月 2日 (木) 22時28分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 谷垣の愚 | トップページ | 嘘をついてはいけません »