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菅は本当に無能なのか

 バッシングを受けるかなぁと思いつつ、いつか書きたいと思っていたこと。
 
 それは管首相は本当に無能なのかという疑問。
 一時期「菅 有能」とGoogleで検索をかけると「もしかして菅 無能?」と問いかけられるという実話がネット上で受けていましたが、稀代の政治家でなかったとしても、無能と果たして言えるのか、ずっと私は考えています。
 
 確かに政治主導に拘る余りに官僚を使えていない、また別次元ではどさくさに紛れてデマ防止と言いながらネット検閲を通してしまったなどの責められる部分は少なからずあります。 しかし明らかに言動に矛盾があり、さらにその対応も誠意が私には伝わってこなかった鳩山と比べ、そして早々にしっぽを巻いて辞任した福田や阿倍に比べて著しく無能だとは思えないんですけど。 半泣きになって簡単に辞任しないだけでも私は総理大臣たる根性だけはあると評価しています。
  
 てなことを思っていたら、先日の毎日新聞で『菅を批判する政治家は、それならば「私ならこうすれば原発被害を防いでいた」「こうすれば避難から今日までの状態を何日短縮した」と具体的に実例を挙げて非難せよ』という主張を掲載していたのは納得できました。
 つまりは政治家も国民も「ええじゃないか運動」の呪文ように、菅がアホだ、無能だ、とひたすら唱え続けることに安心を見いだしてているのではないかという警鐘だと私は読みます。
 
 何より情けないのは与党民主党の小沢一派。
 まだ数千人の被災者の生活の目処も立っておらず、それを支えるために日本全体でどう毎日を組み立て直さなくてはならないかを議論するべきなのに、いまだに政局遊びを考え、野党が内閣不信任案を出せば同調すると言い出す始末。
 さすがにこれには小沢一派の中核層からもスカンを食らって不発に終わったようですが、まったくどこの政党の内閣なんだろうかと呆れてしまいます。 それならばいっそ脱党すれば?と思えば、どうやら小沢は地元の岩手でいかに数兆円の復興予算を獲得するかに奔走しているそうで、なんだ、ならばぜったい与党から抜けるわけがないじゃん、という卑怯者フルスロットル状態。
 
 次に情けないのは自民党。
 菅の復興と原発対策がそれほど無能であるならば対案を出して、お節介に民主党に割り込んで自力を見せればよいのに、菅内閣の延命に繋がるからとか何とかで結局何もしない。 石破ザウルスが業を煮やして強力案を独自に作ったのも党としては気に入らないらしい。
 これについてどう思ってるのかもっと聞きたいなぁ、タヌキ大島君、若造小泉君。
 
 公明党も併せて、それほど子育て手当が憎いんでしょうか。
 まぁ、皮肉抜きで高給取りの政治屋にとっては分からないんでしょうけど、子育てって本当に金がかかります。 うちの場合はもう来年から支給対象外ですが、高校授業料無償化まで自民公明が邪魔したら一揆起こしますよ、いやほんと。 本音としては大学卒業まで手当が欲しいというのが子を持つの親の本音です。
 さらなる本音としては月30万も40万も年金をもらっている年寄りからはもっと引っぺがして若い世代に回すべき。 年寄りに明日は作れません。 敬老と経済を混同するのは止めましょう。
 
 次はみんなの党のチンピラ党首。
 いまだに「脱官僚」と言ってますが、それで菅政権が失速していることとの整合性はどう説明をつけるのか全く分かりません。 毒舌吐いているだけじゃ政治は動かないことはもう知っているでしょうに。
 
 最後に腹立たしいのがたまたま先日見たテレビ番組。
 これは我が敬愛する橋下軍曹が知事選の踏み台にした(というか司会のTが「おまえ出ろや」と言われたから出馬した)番組なんですが、「今、菅に代わって誰が総理になるべきか」という質問に対して「安倍晋三」と答えたバカが居たこと。
 これは私がバカだと感じただけで論議をするつもりはありませんが、ようするに彼らにしても菅に代わる対案は無い、ということでもあります。
 
 だからといって菅が素晴らしい、これからもずっと彼の内閣でよい、とは私にも言い切れません。
 しかし少なくとも第二次補正予算案が通るまで、あるいは夏の電力危機を乗り越える、国債の格付けを震災前のレベルに戻す、などの期限をつけ、それまでは委細不満があっても政治屋ではなく政治家らしく合あって欲しいと願うばかりです。

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コメント

同感です。
政治にも菅さんにも興味がありませんでしたが、最近の動きにはびっくり。
それも菅さんが浜岡を停止、自然エネルギーを20%等々、ようやくリーダーシップを取り出したと思ったら、この騒動!?
単に利権がらみの醜い足の引っぱりあいに見えます。
毎日新聞はまだまともな新聞のようですね。
うちは読売ですが、なんだかとってもヘンで、もうやめます。

投稿: ちーば | 2011年6月 7日 (火) 17時13分

同感です。実にそう思います。

投稿: Stan | 2011年6月 7日 (火) 06時50分

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