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意外な震災特集番組

 毎週日曜日の朝にフジテレビ系でやっている「ボクらの時代」という番組を毎週録画しています。 もちろん毎回見ているわけではなく、明らかな番宣や、嫌いな連中が出ているとあっさり削除です。
 
 で、三日はサンドウィッチマンと狩野英孝の三人。 聞けば三人とも宮城県出身なんだとか。
 この時、一瞬「東京でのうのうとしてた二流芸人が旨い汁を吸ったかな」と思ったのですが、サンドウィッチマンはたまたまあの震災の日に気仙沼(のしかも港)で取材をしていたということで、一転して目茶苦茶リアルな内容であることに驚きました。
 
 この番組はいわゆるトーク番組ながら、それでも一応全員お笑いなので、サンドウィッチマンが狩野英孝をいじるという構図は忘れず、それはそれで立派。
 しかし何よりもサンドウィッチマンが語る避難の状況、治安が悪化した被災地に出没している泥棒に対する被災者の感想など、これはNHKでは流せないし、また民放であってもお笑い芸人であるから許された内容だったのではないかと気がつきました。 普段民放をバカにしている私ですが、番組中「テレビはどんどん通常放送に切り替わってゆく中、現地は何も変わっていない」という言葉を許した関係者は大したものだと思います。
 
 津波警報が出たとき、サンドウィッチマンは身近なお土産屋の二回にでも避難するか、と思っていたらしく、そしたら取材スタッフが「いや、山に行きましょう」と言った一言で難を逃れたそうです。 そして津波が押し寄せてきて、最初に避難しようとしていたお土産屋が建物ごと流されて行くのを見た、ということですからPTSDになってもおかしくない体験かも知れません。
 
 今改めて録画を再生すると、サンドウィッチマンの伊達みきおが一番よく喋っている中、言葉をよく選んでるな、と感心しました。 上記、いくらお笑いからのコンタクトとは言え、一言言い間違えると(そんなのがあったら事前の編集でカットされるでしょうが)暇人によるバッシングがどっと押し寄せる今を考えると、もともと練り上げられたお笑いを得意とするコンビとはいえ、こういうときに力が見えるんだな、と思ったりもしました。
 
 対する狩野英孝は押される一方。 でもその中で田舎に連絡を取って欲しいものを聞いたときに「酔い止めの薬が欲しい」というコメントは阪神淡路大震災のときに度重なる余震で常に足下が揺れているような気分の悪さを体験した身として非常に納得できる、そして非常に気付かれにくい援助物資だろうとも意識を改めました。
 
 この番組、前後編構成だそうで、次の日曜日に後編をするそうですから興味のある方はどうぞ。

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