« 「今週の本棚」 | トップページ | CS5とOS 10.6のクセ »

落語「まめだ」

 訳あって大阪の繁昌亭のライブ映像をよく見ます。
 そこで久々に桂米二さんが「まめだ」をやっているのを見ました。
 
 まめだというのは豆狸のことです。 狸は化けるという言い伝えのせいか、博打のさいころに化けたり、鯛に化けたりと 、いにしえのファンタジーでもある落語でネタにしやすいようです。 天神さんに化けた狸は想像しただけでも微笑ましいものです。
 ところが、まめだはそれほど頻繁に上演されることなく、恐らくは話を通して重要な存在となる枯れ葉が季節限定だったり、ちょっとしんみりするネタだったりするからでしょう。 私が最後にこのサイトで見たのは多分二年前の年末だったような。
 
 久々に聴いても、やはりほろっと来てしまいます。
 結局ケガが原因で死んでしまう狸ですが、落語ですから普通は、あぁなるほどなぁ、とそこで終わってしまっても良いところを、そこから先が情がある。
 秋風に集められた落ち葉を仲間の狸が香典を供えた、と解釈する最後のオチは本当に泣けます。
 子供達が小さかった頃の遺産を引き継いで今でも部屋に狸もどき達を置いているので余計に感情移入してしまうのかも知れませんね。 そういえばこんな話も以前書いていました。
 
 上方落語は、なんて大上段に構えるほどの知識はありませんが、こういうほろっと来させる人情ネタは少数派で、狸というユーモラスなキャラクターを扱いながら非常に珍しい作品ではないかと思います。
Mameda

|

« 「今週の本棚」 | トップページ | CS5とOS 10.6のクセ »

芸能・アイドル」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「今週の本棚」 | トップページ | CS5とOS 10.6のクセ »