20世紀少年
先日まで三週連続で20世紀少年の放送やってましたね。
CSで一話だけ見た切りでしたから、最後まで楽しみに見ました。
何せコミックの結末も知らないくらいの浅いファンですから、内容について今更あれこれいうつもりはなく、ただただ同世代として本編以外の細かいディテール一つ一つまで楽しめました。
何よりケンジが昼休みに、それまでのイージーリスニングからT.Rexを流したことです。
何を隠そう、放送部だった私も同じく、学校お決まりの曲を無視してT-Rexかけたことがあるのです。 ただし曲はChildren of The Revolutionでしたが。 ただしT.Rex命だったわけではなく、ビートルズだとかCCRとかもかけてたし、今考えるとストーンズを一曲もかけなかったことがダサガキだったとも。
もちろん教師がそういう曲を快く思うわけが無く、放送を流すエリアを細かく選定しているのに、職員室からリモートで一斉放送がかかると瞬時に全校放送に切り替わり、「放送室、音楽止めろ」と不機嫌そうな教師の声が一斉放送を通じて放送室にトークバックされました。
まだお尻から蒙古斑が消えない私は、そんなことで挫折させられるのは耐え難く、放送室で弁当を食いつつも、職員室のリモート放送が入る瞬間のノイズと共にカフをいつでも下げられる緊張に耐えていたのでした。
最終的には嫌がる女子部員を引きずり出してFMラジオみたいな番組を作ったりしましたが、しかし。
何も変わらなかったのです。 ケンジと同じく。
が、映画の結末では第一話の頭に戻るかのように放送室ジャックのシーンが再び流され、実は「ともだち」があの20th. century boyの特徴的なイントロの一発目で自殺を踏みとどまっていたのを知りました。
「何も変わらなかった訳じゃない」
なかなかやるなぁ、と作者に敬意を表しつつ、私がやったことも私の知らないところで何か変えていたらいいのになぁ、とふと思った次第です。
しかし古い話だ。 37年前の話だ。
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