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PLフィルターマニア

 昨日の夏の空と雲の写真、コントラストがやり過ぎな程出ていて、空は天頂に向かって既に青ではなく紺色になっています。 写真に詳しい人はもうおわかりでしょうが、これはPL(偏光)フィルターをかけているからです。
 
 思い起こせば四十年ほど前、どこかの外国の海岸(多分、米西海岸かメキシコ)の写真で黒に近い青空と白い壁という強烈なコントラストを見せつけられたことがあり、しばらくしてそれがPLフィルターというものを使用していることを知って、しばらく凝ったことがありました。
 
 デザインの本などではこのフィルターは水面やショーウインドウの反射を緩和するという特殊用途が取り上げられていることが多いのですが、実は被写体の乱反射も同時に押さえるので、発色が非常に鮮やかになるメリットの方が常用ファンにとっては大きかったりします。 この性質とエクタクロームを組み合わせ、今でいうPhotoShopでカラーバランスをいじりすぎたような余りに鮮やかな原色世界を再現するプロカメラマンもいました。
 
 スキーで偏光サングラスを愛用されていた人は、そのまま車を運転すると対向車のフロントウインドウに変な縦縞の模様が見えたのを覚えているでしょう。 今は合わせガラスが法で定められているので旧車でないと分からない話ですけど。
 
 ただ、ネガフィルムと組み合わせた私の結果はそれほど芳しいものではなく、コントラストが強すぎて中間調が潰れてしまうことが往々にしてあったことや、結構光を食うので手ぶれ補正の無い当時は光量がふんだんある条件でないと厳しかったアクセサリーです。
 
 PENTAX SPから長いブランクを経て、購入したオリンパスのC-2500Lはレンズ型が43mmと一般的なフィルターメーカーではPLフィルターがなく、パナのLUMIX G1の52mm径レンズを手に入れて久々の再利用となった次第です。

Pl1
Pl2
 
 掲載した写真は上がノーマル、下がPLフィルター使用。 PhotoShopでリサイズとシャープ以外は何もしていません。 これにさらに自動色補正などを施したのが昨日の写真となります。
 これは特殊な例として、きれいに写っているとコメントを貰ったことのあるこのあたりの車の写真もPLフィルター装着です(フロントウインドウの写り込みの少なさが特徴的)。
 
 気がつくとリアル色と記憶色、そして自分の叙情色の間の彷徨がカメラの面白さなのかも知れません。

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