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友達が自殺した

 先日、高校以来の友人の葬式があるという連絡が突然に入ってきました。
 別に重病だったとかの話は聞いていなかったので、自動車事故?とか一瞬頭をかすめる中、ふと思い出したのがその日の早朝に目の前の駅で起こった人身事故。
 もしかして? と聞くと予感的中。

 なんちゅうこっちゃ。
 早朝、何台もの緊急自動車がマンションの前の道を大音響のサイレンを響かせて走っていたのは覚えています。 それが通過する電車に飛び込んだ自分の友達を救助(即死でしたけど)するためだったとは。
 今でもベランダに出ればその駅のホームが見えます。
 朝まで近所のバーで飲んでいて、電車が走り出すのを待っていたとかで、要するに私が寝ていた場所から数百メートルの範囲での出来事で、言いようのない後味の悪さが残りました。

 とはいえ、冷静になって考えてみればお互いの携帯電話の番号も知らないし、メルアドも知らない。 それって友達なの?と訊かれると苦しいけど、でも高校時代からの付き合いで今でも一年に一度は会って他愛ない話をしていました。

 まぁ、そんな定義はどうでも良くて、とにかくこの歳になって友人が自殺したのは初めて。 さすがに取り乱したりはしないけど、それでも自分から数百メートルのところで何を考えていたんだろう、とあれこれ考えます。

 葬式では久々に顔を見る奥さんと、いつのまにか高校生になっていた自慢の一人娘。 この娘の将来も見極めずに先に逝ってしまうって何があったんだろうは思いつつ、それを知ったところで何を変えられるわけもありません。

 ほんと最近はろくな事がない、とまた改めて思いつつ、しかしもしこれをポジティブに捉えるなら、何を得たんだろう、と考えてみました。
 最後の喪主挨拶、普通のそれとは様子が違いました。 差し障りのない言葉を並べてさらに一層の涙を誘う、というパターンではなく、私と娘とお母さんを残して勝手に先に行ってしまいましたが、私たちは生きていかなくてはなりません、という取り方によっては死者への抗議とも取れる内容。 もちろんさらに一層の涙を誘うのは同じではありますけど。
 そして先に荼毘が済まされているので、いわゆる最後の出棺がない尻切れトンボの式。

 かつて何度か自殺を考えたことのある身としては、「なぁ、そこまで考えてなかったけど、自殺したら葬式ってこんな感じなんやねんなぁ。○○もよう見ときや」と言われたような言われなかったような。

 このクソ暑さの中の葬式、どこかで見たなぁ、と思ったら祖母の葬式でした。
 あの頃は今のように会館を利用することは珍しく、自宅で執り行ったために、みんな暑さで気を失いそうになりながら通夜から出棺まで済ませたのを覚えています。

 いろいろな死に方がありますねぇ...

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