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アメリカへの不快

 小鳩両氏の引退については既に多くが語られているので割愛するとして、私が腑に落ちないのが沖縄の基地負担軽減を試みたことに対する評価です。
 最終的には自公時代のトレースにはなったものの、最初はこれを(脳天気にも思える勢いで)ご破算にしようとしていたのは事実です。 それに対して右往左往し、結局元の木阿弥に戻った鳩山に対して、マスコミは哀れ、笑いもの、愚鈍というイメージを吹聴し、世論を作っていった気がします。
 
 冷静に考えてみれば、これは鳩山でも沖縄でも徳之島でもなく、アメリカが全く歩み寄ろうとしなかったことが根底にあることをマスコミは非常に軽く扱っていたように少なくとも私には映りました。
 
 「アメリカは譲ってはくれないぞ、そらみたことか、このバカ総理」という世論をマスコミが形成する代わりに「ここまで国と地元が軋んでいるのに、なぜアメリカは歩み寄らないのか」という主張を展開していたらどうなったか。
 やれ海兵隊の展開パターンがどうの、北朝鮮崩壊時の迅速な対応とかあるようですが、もしこれが日本を揺るがすようなかつての60 or 70年安保のような展開になったらアメリカは今のようにびた一文まからぬ、という態度を貫き通したかどうかは分かりません。
 
 確かに国防の多くをアメリカに頼る仕組みに乗っている以上、左翼系がよくシュプレヒコールに使う日本から米軍は全て出て行け、という主張は現時点では無理があります。 しかし、現状の在日米軍規模が1%でも失われれば日本と東アジアの安定が保てなくなるわけではありません。 その範囲内でアメリカは譲歩できたはずですし、恐らく最悪のシナリオとしてそれは用意されていたはずです。
 であるならば、それをみすみす引き出せずに終わってしまった政治責任は当然としても、なぜかマスコミはアメリカ側に立って政治のアラばかりをつつく、あるいは国政と沖縄・徳之島住民の仲違いをさも喜んでいたかのように見えて仕方がありません。
 
 思えば、長い自民党支配が続き、その間マスコミですら政権交代などが起こるとは思えず、取り敢えず批判さえしていればマスコミのメンツは立つし、そして何を言っても政治には影響を与えられないと思い込んでいるのではないでしょうか。
 
 実際に政権交代が起こり、民主党は野党時代とは違うことを肝に銘ぜよ、というような主張を目にしますが、それはマスコミにも言えるんじゃないでしょうか。
 
 結局宗主国の言いなりかい。
 
※そだ、思い出した。
 また世界一のならず者被害妄想国家が数少ないかつての友人を惨殺しましたね。 そしてそれを相変わらず庇うアメ公の馬鹿さ加減。 こんなクソな正義しか持たない奴らに国の安全を握られ、一国の首相の首さえ飛ばすこと自体が口惜しい。

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