備えあれば
PPCのMacを使う身としては、OSは10.6から、AdobeはCS5から非対応となり、いよいよ"One after 9:09感"、簡単に言うと乗り遅れを感じる今日この頃です。
物理的に10.5に踏み込めなかった理由はPhotoShop 7が非対応であったことでしたが、これは先日CS4にしたので、障害クリア。
ということでネットで10.5(Leopard)へのアップデートディスクなる怪しげなアップル純正品を入手。 多分これと同じではないかと思います。
まずは事務所のG5 quad。何度も途中再起動した割には特に問題なくアップデート完了。
いくつかのエクステンションのアップデートを余儀なくされましたが、共有を10.4よりも細かくセットできるのはセキュリティ的には安心。 VNCによる画面共有も内包してしまったので、リモートコントロールはこれまでのように有償のRemote Desktopを使わなくても良いのは時代の流れを感じます。
これに気を良くして自宅のPowerBook G4。 1.5GHz駆動なので何とかサポート対象内。
ところがこいつがインストール後の再起動段階で暴走したまま立ち往生。 やむなく強制終了したら、以後クルクルパー(死語)に。
とりあえず10.4に戻してどうにかこうにか立ち上げてみると、OSは10.4なのに、付属純正アプリなどは10.5のままという異常事態。 Document(書類)フォルダー内のデータは"Previous Folder"内に保存してあるとはいえ、設定も含めてこれらを旧環境に手作業で戻すのはうんざり。
要するにこれはPowerBook G4の悲鳴だったか、と。
「10.5なんて要らんねん、長年二人三脚で連れ添ってきた10.4であかんの?」的な。
へいへい、それはすんまへんでした、と私がかかった作業は外付けHDからの丸ごと先祖返り。
と書くと10.5以降の"TimeMachine"の様に聞こえますが、私が使っているのはまずは純正の"ディスクユーティリティ.app"で、これで昨年6月時点でPowerBook G4を丸ごとバックアップしてあります。
Windowsユーザーには信じがたいようですが、マックの場合、ユーザーファイルのみならず、不可視やシステムファイルも含めて100%完全な丸ごとバックアップを外付けメディアに取れます。
これに加えて"BackUp"という、以前の".Mac"、今の"Mobile.me"会員には無料でダウンロード出来た言わば現"TimeMachine"の前身のようなアプリケーションを使い、ユーザーファイルを定期的にバックアップ。
つまり最初に"ディスクユーティリティ.app"で昨年6月の時点に戻り、そこから直前までバックアップした"BackUp"データを復元すれば、10.5インストールでこける直前まで何事もなかったかのように戻ることが出来ました。
余興として、内蔵のSSDが、一種のフラグメント解消になったのか7GB程空きが生まれました。
これぞ「備えあれば憂いなし」。
逆に「備えなければ、今頃絶望の涙目」
ただしこれでは昨年6月以後にインストールしたアプリケーションは復活できません。 もちろんこれは正規CD or DVDから入れ直せば済みます。
ということで先日入れたCS4の状態を改めて"ディスクユーティリティ.app"で丸ごとバックアップ。
どっからでもかかってこんか〜い。(誰に向かって言っているのやら...)
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