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いのうえさきこの魅力

 先日来の仕事、昨日校了。 納品されてみないと安心はできないとはいえ、とにかくこれ以後は制作側がタッチできないので、ここがひとつの安堵ポイントであるのは事実です。
 てなことで、個人的祝杯。

 話変わって、いしいいひさいちの後に加わった私の好きな四コママンガ(って既に二人ともコマ数には意味がないけど)のいのうえさきこという漫画家。
 
 先日、酔ったついでの(これが誠に危険)amazon彷徨で久々に数冊彼女のコミックを買いました。
 全て古本で、いつも後ろめたいのはこれが著者の利益にならないこと。
 
 真っ先に配達されたのが「倒れるときは前のめり」という坂本龍馬とは全く無関係の単なる酒飲み連載を単行本化したもの。
 いつもながらの自虐ネタで、正直ちょっと引いてしまう部分もありつつ、でもこれは例えば伸助に代表されるいじめ笑いとは対極の方法であり、恐らく作者の性格を表しているのかと読み進んでいました。
 ところが最後の方で子供の頃、すき焼きといえば鶏肉で、しかもそれは自宅で買っていた鶏を絞めるという部分で大笑い。

 いやほんと、これくらい息が苦しくなるほど笑ったのは久々で、マンガで言うと実に五年ぶり
 単に飼っていた鶏を殺して食うという黒い笑いではなく、その裏の人間としての傲慢さと愛情や切なさ、殺生に対する感謝などが複雑に絡み合い、だからこそ腹が痛くなるほど笑った後に気がつけば目尻に微かな涙が溢れるというカミソリの刃先ほどのきわどい感動に気がつきます。
 
 思えばこの人の「もっと大まかに生まれた女」(これも「大阪で生まれた女」のパロ)の「花」という犬を扱った作品は、私にとっては禁断のマンガで、いつでもここを読むと溢れるほどの涙が出てきます。 これに相当するのはアニメではタチコマの「さよなら、バトーさん」か「ぼくらはみんな生きている」くらい。
 
 てなことを考えるとやっぱりこのいのうえさきこという漫画家、ただ者ではない魅力を持ち合わせたクリエイターだと改めて確信します。
 
 が、amazonで古本を買っている私はこの行為は彼女に経済的貢献を何もしていないわけで、以下無限ループ...
Inouesakiko

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