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私的「InDesignの時代」

Indesign 64ページのお仕事、昨日入稿してきました。
 ヤマは越えたかな、とはっと気がつけば既に学校が始まっていました。
 この春休みは後半バタついたなぁ。 ってこれだけ寒いと新学期という印象がないんだけど。
 
 さてInDesignで初めて本格的な仕事をしてみた印象、悪くありません。

 Quarkの業界人の足下を見たクソ高いバージョンアップ代金をきっかけに、いつのまにか多ページものの仕事を減らし、期待していたInDesignもあの訳のわからないグリッド表示と級数デフォルトの世界に引いてしまったのはかなり以前のことです。
 気がつけばCS4と言ってもInDesignのバージョンは6。 さすがに生徒にも教えねばとあっさりとは触るようになりましたが、実際の仕事に使ってみないとわからないことも多いものです。
 
 例のグリッド表示も級数表示も設定で普通っぽい表示とポイントに変えることができ、QuarkXpressに比べて何が助かると言って、そのインターフェース。 例えばCommand+スペースで拡大、手のひらツールをダブルクリックで100%表示など、長年IllustratorやPhotoShopを触っている者なら、つい無意識でやってしまう操作が同じというのは想像以上に効率的です。
 
 となると、ついついIllustratorのオブジェクトをそのままペーストしてしまいたくなるのが人情。 塗りや線の設定、果てはパスファインダーや配置・分布などもそのままコントロールできます。
 ただ、そうして調子に乗ってどんどん移動させると、そのうち「パフォーマンスの低下をもたらすので、プレビュー表示にします」と、InDesign上で直接編集できない、いわゆる「配置」モードになってきます。
 
 考えてみればIllustratorは山盛りのレイヤーやオブジェクトを持ってきても所詮一枚のファイル、数百メガになっても耐えられます。 しかしそれを数十ページ繰り返されたら下手するとギガサイズ。
 実はこの状態でもあれこれセコい技を使うとまだまだInDesignにIllustratorのオブジェクトは持ち込めます。 ただ、そうするとやがてInDesignが書類の保存はできるものの、自身の終了ができずに応答無しになってしまうなど、さすがにまずい状態に。
 そのうちファイルが読み書きできなくなったら数十ページ全滅という泣くに泣けない被害になるので、ある時点でただ配置するだけのオブジェクトはその名の通り「配置」で置き換えることに切り替えました。
 さらに新規保存すると、なんとファイルの容量が1/5に低減。
 
 かつてQuarkXpressに配置したEPSのIllustratorデータを「ああ、このデータが直接編集できたら...」とマウスを握りながら恨んだトラウマは理解できます。 しかしIllustratorデータそのものをInDesign上で編集するかどうかをあらかじめ判断するのがInDesignのオペレーションのコツなのかも知れません。

 安定性は、PowerPC G5 quad + Tigerの組み合わせで日本語ブリブリに使ってもトラブル無し。
 PDF出力が安定しているので、下手するとIllustratorから直接プリントするよりも速いのではないかと思うほどのスムーズさでした。
 余談ながらIllustrator CS4は一度だけ、このデザインをさらに倍ほど込み入ったものにして、動作が重くなったのにいらついて文字列をダブルクリックしまくったら一度落ちました。(結局このデザインはADの手によって葬り去られ、というかもっとお洒落に生まれ変わりました)
 
 後発らしくInDesignはQuarkXpressをよく研究しており、例えば「フレームを内容に合わせる」などは確かCommand+option+shift+Dだったっけ、と懐かしくなります。
 
 ただ、全てがハッピーかというとそうではなく、選択ツールは微妙に使いにくい。
 Illustratorのつもりで使うと選択で意図しないオブジェクトが選択されて、特に拡大表示時は見えないところでそれが移動していてもわからないというミスが起きます。
 バリバリ使うなら大型モニターを並列に並べて「新規ウインドウ」で拡大表示と全体表示を同時表示させるというIllustratorと同じ環境が必要でしょう。
 
 他に違和感があったのはレイヤー。
 InDesignのレイヤーはブック全体でひとまとめなので、Illustratorの複雑なレイヤーを無理してInDesignのページに持ち込むと、他のスレッドで大迷惑 or 手に余るということになります。
 その点もIllustratorからデータを持ち込む際の注意点になるかと思います。
 
 ...って、そんなの今頃のDTPerなら誰でも知ってるか...
 まぁ、QuarkXpressで長年仕事しつつQuarkXpressが嫌いで、でもInDesignにも違和感があってなかなか踏み切れずにずっとIllustratorで多ファイル多ページを作っている中途半端なベテランに朗報...、になるのかな?
 
 いや、実際、今回の仕事も印刷所の方はIllustratorファイル64個でもかまいませんよ、って言ってましたから、相変わらず現場は保守的なようで。

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