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英語より日本語の言語力

 先の土曜日、NHKで「追跡!A to Z 問われる日本人の"言語力"」というのをやっていました。
 
 ドイツワールドカップの日本敗退の原因を意思疎通の欠如、つまり言語力に問題があったと日本サッカー協会が公式に報告書にまとめたくらいですから、下々の若者の状態はもっと深刻です。
 
 番組中、高校生が職員室で教師に課題の一覧プリントを貰おうとするシーンがありましたが、全くあの通りです。
 「せんせ、プリント...」
 「なんの?」
 「課題の」
 「なんの課題?」
 「え〜、前の休んでた、私授業に...」
 全く同じ。
 
 これは他人同士だからまだ話は進みます。 我息子だと下記のごとく。
 「今晩、何?」
 あるいは
 「なぁ、iPod」
 
 これ、前者は「今晩のおかず何?」後者「なぁ、頼んどいたCD、iPodに入れておいてくれた?」てな程度の意味です。 さらにぶっきらぼうに話すので聞き取りにくい。 聞き返すと、
 「もうええわ」 
 話になりまへ〜ん。
 
 番組ではこの紋切り型会話は携帯メールが原因といってましたが、我が息子はほとんどメールしていません。 自分から会話を切り上げるもの、感情的になったと言うより、改めて順序立てて説明し直すのが面倒(あるいはできない)なだけです。
 
 さらにドイツでは昔から言語力を重視している、とも言ってますが、ドイツ人から同様のぼやきを聞いたことがあります。 このドイツ人、メルセデス・ベンツの技術者ですから子供にはそれなりのレベルの教育を施しているだろうにもかかわらず、です。

 そういえば共通一次制度が始まったとき、日本人の記述能力低下への危惧の声があったことを思い出します。 残念ながらその不安が的中したということでしょう。
 大学入試だけではなく、コンピューター採点はみな同じですから原因はもっと広く存在していることになります。

 と言うかテレビのインタビューに対して「(このままじゃ)正しい意味でヤバイ」と答える高校教諭も狂ってますよね。 ヤクザ言葉の「ヤバイ」に「正しい意味」がある訳ないがな。 恥ずかしい。
 
 とにかくバカな文科省の下で高校の英語を英語で行ってる場合じゃありません。
 進化の一つの究極の形である言語を失いつつあるのです。 我々日本人は。

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