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リモコンに見るパナの社風

 パナソニックのBDRを買って暫く経ち、そろそろ冷静に気がついたことがいくつかあります。
 その中で「やっぱり」と落胆したのがリモコンの設計。

Remocon1
 
 十年以上前、パナソニックのVHSビデオを買ったとき、それまで多用していたソニーのそれに比べて非常に使いにくいと感じました。 たまたまソニーのボタン配列に慣れていたからかとも思いましたが、よく見るとパナの方はとにかくボタンを規則正しく並べ、そこに適当に機能を割り付けていると感じました。
 
 昨今のパナのホームAV機のネットレビューを見ると、画質には非常に高い評価がついているのに比べ、「欠点を強いて言えば使い勝手」「リモコン」という付け加えがあるのも納得できます。
 リモコンは本体に比べれば付属品に過ぎませんが、人との接点という意味では最も重要なパーツ。 日々の使い勝手は評価に直結します。
 
 写真の三台のリモコンは、左から液晶テレビ、STB、そしてBDR。 全てVIERA Link対応ですが、BDRのはもはや全く別物。
 機能が違うので詳細ボタンまで統一できないのは当たり前ながら、ボタンのクリック感も違うし、デジタルテレビのリモコンには共通アイテムである上下左右ホイールの位置が上下全く違う位置にあるのは驚きです。 無意識に違う機械のリモコンであることを伝えるため、とか立派なこじつけができそうなほど。
 
 根本的な発想が違うことは再生・停止・前後早送り・ポーズといった頭の中で動的イメージが作られる動作のコントロールボタンの配置を見ても明らか。 STBは再生ボタンは前後早送りとは一段下の右という全く直感的な関連のないもの。 BDRは前後早送りボタンの間に再生ボタンが配置され、これはこれでテープレコーダー時代から慣れ親しんだインターフェースを踏襲しています。

Remocon2
Remocon3

 ふと気がついて両者を左右(上下)さかさまにして並べたら配列がなぜか似ています。 要するに全くの別物、別発想。
 気になって取説を見たら、テレビとSTBは映像・ディスプレイデバイス事業グループで、BDRはAVCネットワークス社ネットワーク事業グループ。 単なる縦割り、連携不足、あるいは仲が悪い? VIERA Linkの基本プロトコル以外は全く協調する気がないようにも見えます。
 
 たまたま今、麻倉怜士という評論家の書いた「松下電器のBlu-ray DISC大戦略」をいう本を読んでいて、ハリウッド研究所の成果など、松下(パナソニック)の技術力に感銘を受けていたのに、なんだかとっても残念な状態です。
 この本に「松下はソニーとずっと規格で争っていた」という下りがありますが、対外のみならず社内でも規格戦争が好きというか、協調が苦手な会社なのかな、とも思えるリモコン三台でした。

 私が今感じている違和感は社員販売で社員自らの環境でも再現されているはずで、にもかかわらず誰も指摘しないんだろうか...

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コメント

おー、ソニーよりもシャープ。
うちにはシャープのAV機は無いので知りませんでした。
ということはパナソニック<ソニー<シャープ?

>>売り場でリモコン1時間ぐらいあれこれ操作してから決めよう

 これ、案外重要ですね。 ヒトが直接操作する部分ですから。

投稿: あやおば | 2009年12月18日 (金) 00時47分

地デジ見てるテレビは、ソニーとシャープですが、リモコンの操作と言うか操作メニューが断然シャープの方が使いやすいです。ソニーは電子番組表から番組予約するだけでもストレスを感じます。私の場合、画質とか音質とかは直に慣れてしまいますが、リモコン操作のストレスは繰り返し増幅されます。
次にテレビを買うときは、売り場でリモコン1時間ぐらいあれこれ操作してから決めようと思っています。

投稿: DS | 2009年12月17日 (木) 20時47分

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