最先端医療の市販化だとか
先日、鶏肉と野菜のカレー炒めというのを調理中、左手親指の甲をフライパンサイドに「ジュッ」。 冷却が不足したのか見事に水ぶくれになりました。
以前、新聞か何かで水ぶくれの中の水分は皮膚の再生や殺菌効果があるので、すぐに潰さない方が良い、と書いてあったのを思い出し、そっとしておいたのにもかかわらず翌日の夜に不注意からプスッ。 やっぱガーゼか何かでくるんでおくべきだった。
ところが家中をさがしてもバンドエイドのたぐいは無し。やっと殺菌済みガーゼを探し当てて、傷口にはオロナインを塗ってテーピングで応急処置。
翌朝、登校途中のコンビニでバンドエイドを買って張り直しましたが、それを見ていた他の非常勤連中が口々に、最近は新しいタイプのバンドエイドがあって、そっちのほうが傷口がきれいに治ると教えてくれました。
別にきれいな体で嫁に行きたいとは思いませんが、両手を組むとよく見えるところだけに、きれいな体で棺に入りたい私としては帰りに近所のダイコクに直行。
BAND-AID キズパワーパッド。
科学的な詳細はこちらをご覧頂くとして、「最先端医療テクノロジーを一般家庭用に初めて応用」とあるだけに、これまでの絆創膏とはかなり違います。
これまでは傷口を殺菌環境下でできるだけ速く乾燥させてかさふたを作り、あとは自然の治癒力に任せるというのに比べ、キズパワーパッドは傷口を完全に密封してキズから出る浸出液を閉じ込めて、言わばウェット環境下でより完全な皮膚の再生を計るという方針です。
だから張り替えのタイミングも、頻繁にする必要はなく、化膿や細菌感染がなければ最長五日間貼りっぱなしでよいとか。 絆創膏ごときとはもう言えず、説明書を熟読しなくては張り方一つ分かりません。
え?けがをした翌日には使用するな? そんなこと今更言われても...
とりあえず手のひらで暖めたり、と指定方法通りに貼付、数時間するとなにやら人工皮膚のようです。 説明書通り、浸食液がゲル化されて白濁するのでなんとなく化膿しているんではないかと思いつつも、今朝一度張り替えてチェックしたら問題はありませんでした。
ゲル化部分は浸食液の吸収と共に徐々に拡がってくるので、実際のキズは写真で白くなっているところの半分程度なのですが、さて効能書き通りきれいに治るのかどうか。
防水性も従来のタイプとは比べものにならないとはいえ、取り敢えず今日のプールは休みました。 手のこの辺りって結構泳いでいるときに強い水流にさらされるので、もしテープがはがれたらと思うと、さすがに他人様の迷惑を考えざるを得ません。
ゲル化した部分はちょっと不気味ですよ。 これに何か加えたら人とは言わないけど、人工皮膚の一枚もできそうな雰囲気です。
当然価格的にも高いのですが、張り替え回数が少ないので結果としては同程度か安くつくのかも。
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コメント
あ〜、そんな誘惑、言われるまで思いつかなかったのに〜。
確かにジャストタイミングではがしたかさぶたの快感は、傷口は乾かすべし、と言われていた世代としては抗い難いものですね。
いえまぁ、しかし、ケガした部分は結構目立つところなので、ケロイドにならないようにここはぐっと我慢しますよ。
傷口はすぐに白くゲル化した浸出液で見えなくなるので、治癒の程度も全く見えません。 ただ、説明書には傷が治るにつれてゲル化の面積が小さくなると書いてあるので、それだけが楽しみです。
投稿: あやおば | 2009年11月10日 (火) 00時09分
ご無沙汰してます。
私も何度かこの絆創膏を使ってみているのですが、
傷が治りきるまで使い切ることがどうしてもできませんでした。
なんというか、既成概念から抜け出せないとでも申しましょうか、
ついつい、剥がしてかさぶたにしたくなっちゃうんですね。
年とってきて、かさぶたの後もなかなか消えないので、
傷跡を見るたびに「ア"〜〜〜(^^;)」と思うのですけど…。
なので、ぜひ、美しく傷が治るというのを、証明して欲しいな〜と思ってます。頑張ってください!!!!(他力本願…)
投稿: まゆ | 2009年11月 9日 (月) 09時05分
奇しくも今日の毎日新聞でバンドエイドの小特集をやってました。
キズパワーパッドは2004年に出たんですね。
五年間も知らなかったというか、その間、私も含めて家族全員が大したケガもしなかったということでもあります。
投稿: あやおば | 2009年11月 8日 (日) 21時15分