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小川未明の童話

 コミックで知った小川未明の童話本が二冊、amazonから相次いで届きました。
 1円だったのは文庫本サイズ。もう一冊は三百円ほどで、この価格の差は?と思ってたらより判型が大きく、子供でも読めるようにルビを打ってありました。
 
 早速、釣巻和(つりまき のどか)の童話迷宮で扱われていた作品から読んでみました。
 小川未明は明治生まれですから、平成との時差がどうなっているのか非常に気になったからです。
 
 結論としては、いわゆる原作あってのコミック化とは、全くと言って良いほど違うものです。
 もちろん、小川未明の方は「日本のアンデルセン」と呼ばれているだけに、童話らしい、一作一作読み終わって暫く考えさせられたり、思わず文中で頬がゆるんだりという素晴らしいものですが、釣巻和の絵と、何より解釈が凄くて、これは原作と言うより、影響を受けた程度の表記でよいのではないかと思います。
 
 こういう不思議な感じはどこかで感じたなぁ、と思い出すに、大昔に読んだ宮沢賢治の作品の読後感でした。 何というか、どこまでがリアルでどこからがフィクションなのか非常に曖昧なグラデーションの世界で、読み終わった後に、悪く言うと意味不明な、良く言うとふわっとした感覚に包まれたのを思い出します。
 
 いわゆる娯楽ファンタジーにそもそも懐疑的で、同時に創作するのも今ひとつ苦手な私としては、釣巻の作品は勉強になるというか、眩しいというか...

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