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少女コミックはもはや哲学

 最近ずっと気になっていることがあり、一昨日辺りから急にそれが膨張しているのですが、そんな掻痒感から逃げるように学生から借りたコミックを読み出しました。

 それは釣巻和(つりまき のどか)というまだ二十歳そこそこの著者で、もともとは学生が教室に置いていた「くおんの森」(森は本来は本が三つになっている)という単行本がきっかけで、これが非常に難解というか、哲学的なのです。 ただ、絵が非常にうまいので投げ出すことなく読めるのが救いです。

 てなことを話していたら、その女子学生が同じ作者の別の作品です、と「童話迷宮」という上下巻を貸してくれたのでした。 いやぁ、凄いです。 大半が小川未明という明治時代の童話作家の原作を下敷きにしているのですが、どう見ても平成の作品に仕上がっていて、むしろ原作はなんじゃらほい?と先ほど小川未明の童話集をamazonで二冊ポチッとな、してしまいました。

 おっと、話は釣巻和でしたね。とにかく絵が圧倒的にうまいし、「くおんの森」を書けるくらいだから、恐らく結構な読書家と感じました。 そういう女性漫画家の描く作品は、少なからず本物の哲学の香りがしてきますから、少女コミックと言ってバカにしていると恥をかきます。

 というか、私の中の少年コミックは例えば北斗の拳のように、あまりにベタと効果線が多すぎて、少年漫画週刊誌の紙質では裏写りするようになった時代で終わってしまいました。 唯一の例外はアラレちゃんぐらいで、鳥山明の単純に見せてはいるものの、しっかりしたデッサン能力と簡潔かつ迷いのない線が救いでした。(他にも好きな漫画家である高橋留美子ですら、うる星やつらの初期は結構酷い絵だった)
 以後、平成の銀魂まで、少年コミックは私の興味外になってしまったわけですが(新谷かおるは青年コミックと捉えています)、こうして釣巻和の作品を今読むと、ある時期の少女漫画家というのは病的に思考の沼に落ちる時期があるのか、恐ろしいほど引き込まれる作品があることに気付かされます。

 あぁ、そうなんだ、そうだったんだ、と心臓が一瞬バクっとするような話の展開は、恐らく同年代の男性漫画家には描けないというか、描こうとしても具象的になってしまってどうも野暮になってしまうような気がします。
 自分の古い記憶を辿っても、高校時代、こちらがどれだけ勉強してきても、全く違う次元の答えではぐらかされてしまった頭の良い女性との会話が思い起こされます。 いわゆる初潮を迎えてからの急速な女性の大脳脳の発達に対して、スカートめくり(死語かい?)で喜んでいた我々の置いて行かれ感と同じです。

 あれ、また釣巻和から話が逸れた。
 で、私が思わず読み返してしまったいくつかの短編のうち、最後まで良い意味での後引きを残したのが、彼女のオリジナルである「月のナイフ」という作品でした。 言葉にはできない難解さ。
 こういうのはコミック以外にも文章、映像でも少なからずあって、大方は作者の自己満足や、孤高で装った破綻が垣間見えるものですが、なぜかこの作品は妙にとらえどころのない具体感が漂っているのが妙に気になるのです。 もちろんそれは手を伸ばせば逃げてしまうほどの脆さなのですが、う〜ん、これについては話が分かる人と酒を飲みながら朝までグダグダ話し合ってみたいところです。

 全く別の観点では、コミックの世界って怖いなとも思いました。
 これ、たまたま彼女の絵がうまくて、しかも私の好みの範囲内だから良かったものの、仮にそうでなかったら、いかに内容が素晴らしくても多分一生私の目には触れなかったでしょうし、素直に感性の中に入ってこなかったでしょう。 この点では文章のみの世界は読み手にかなり広範な自由を許しますから、漫画って凄い創作活動なのだと改めてビビりました。

 恐らく自分が一人でコミック書店をうろうろしてても絶対に出会えなかった作品に、こうして二十歳前後の学生を通して出会えたことに、私はある意味恵まれた環境にいるんだと改めて感謝します。
 やっぱ若い学生相手の非常勤講師生活はいいよ、うん。

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日本航空=旧国鉄

 JALの再建問題が取りざたされています。
 正確な数字や詳しい分析は明晰な走ルンですさんのblogをご覧頂くとして、私の視点で感じるのは、まるで旧国鉄だな、という感想です。
 JALは既に民営化されているとは言え、元はと言えば栄光のナショナルフラッグキャリア。半官半民の時代が長く、その結果、赤字路線から撤退しようとしては地方自治体と自民党政治屋による横やりで泣く泣く継続せざるを得ない事情がありました。 これって赤字体制に突入していった旧国鉄と丸っきり同じです。
 加えて全国に地方新空港が箱もの政治の典型例として建設され続けているのは、むしろ過去の負債との戦いだった旧国鉄とは違う事情があります。

 にもかかわらず、神戸空港を持つ神戸市長が昨日もJALに厚かましく存続の陳情に行くなど、その赤字がやがては国民の税金と貯蓄で補われることを気にもしていない様子です。 逆に神戸空港がかつての神戸株式会社時代のように大黒字を出していたとしたら、その利益は広く国民に還元されていたでしょうか? あり得ません。
 採算が取れていれば誰も撤退しないわけですから、神戸空港に限らず撤退案が出ること自体、少なくとも現時点でニーズがないという証左な訳で、計画時の損益分析が最初から強引な嘘であったと言えます。

 前川国土交通大臣はJALを潰してなくすようなことはしない、と言ってますから、今回JALが再建策として出した不採算路線からの撤退は後押しさえすれ、妨げるようなことなしないでしょう。 しかし、そうするとまた地方自治体の知事連中がピーチクパーチク言うのが目に見えます。
 しかし、不採算地方空港の設立と維持費用の大半は全国の割高な空港使用料で賄われますから、国と国民がこれまで地方空港に全く無頓着だったわけではありません。 にもかかわらず、さらに赤字路線と赤字空港の維持を国に迫るのは、もう時代の流れとしてただのわがままと批判されても仕方ないでしょう。
 
 この話は一応都市部の端くれである関西空港でも同じです。 今回のJAL路線縮小についての橋下のコメントは私は知りませんが、それまでにも採算が見込める伊丹-成田を廃止してまで関空-成田を充実させろ、と主張しています。
 関空の割高な空港使用料の一部は地方空港の維持に回されていますから、橋下は国にかみつくだけではなく、むしろ採算が取れない地方空港は廃止して使用料を減額させろ、と地方自治体同志との戦に出る必要があるとも言えます。
 
 明治以来の鉄道に加え、昭和の高速道路、そして平成の空港と、全ての自治体が全てを求めて当たり前だったことが、大型ダムと同じく潰えた夢であることを関係者は認識しなくてはならない時代になりました。
 凋落著しいとはいえ、それら全て三つが揃っている大阪に住んでいてこれを言うのは少々気が引けますが、地方の衰退は140年前から始まっているというのが持論である以上、高度どころか現状維持経済すら望めなくなった日本に全てがwin-winのシステムはあり得ません。
 
 もちろん路線縮小だけがJALの救済策ではありません。
 かつてやっと国際線認可が下りたANAに対して「チャーターや台湾じゃなく、北米と欧州路線を持って初めて国際線というんだ」と見下したコメントを出し、それを誇りとしてきた高額年金を当たり前としているOBの意識改革も必須です。
 この点だけはJALほどの天狗なプライドを持ち得なかった旧国鉄職員は、あっさり一般と統合された年金(恩給)処置に対して抵抗する間もなかったのとは大きな違いです。 それでもうちの母は「国鉄は給料は安いが恩給があるから我慢できる」とそれのみを楽しみにしていましたから、ショックは少なくありませんでした。
 
 最終的には、そんな栄光のJALを忘れられないOBに対して「一定の減額か大減額か」の最終選択を迫る、一種恫喝めいた決断を迫れるかどうかにかかっているのかも知れません。
 さて、それをやるのは誰か。
 民主党がそれをやったら、谷垣選出によって改めて派閥体制を引きずることを是とした自民党が「日本を支えてきた労働者を使い捨てにした」と近視眼的な論陣を張るのでしょうか。
 どちらにせよ、国民が夢を持てない今、一部の会社OB、政治屋、地方財界のみがあり得もしない夢を見続けることが許されないことを認識して欲しいと思います。

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巨大ラバー・ダッキー

Ducky1
 思わず見に行きました。
 水都大阪2009というイベントで、先月22日からやってたんですが、へそ曲がりの私は興味がありませんでした。 が、この巨大アヒルが27日までだと知って、思わず娘と二人で見に行ってきました。

Ducky2

近くで見るとさすがに迫力あります。

 
 いや、ただでかいだけです。 別に泳ぎ回ったり羽ばたいたりもしません。 でもなんか満足感はあります。 とは言ってもこのアヒルは世界でぷかぷかしている強者。 セサミストリートのアーニーはこれを見たのかどうか...
 10月にも別の会場で展示されるようですから、興味のある方はこちらをご覧ください。
Ducky3

後ろから見ると肛門がなぜか二つ...

 んで、こっちは悪気はなかったんだけど、同居人がのけ者にされたと思ったようで、結局娘と二人。
 ならば、と先日の盛り上がりの末に約束したオシャレ眼鏡を買いにそのまま梅田のヨドバシに行ってきました。
 三軒回って結局、コムサストアの眼鏡屋が一番オシャレで値段もそこそこ。 最初は取り敢えず梅田は見るだけで、次に江坂のハンズ下にできたという店を回るはずだったのが、娘がここでいい、ということに。
 価格も非球面の中くらいのを入れて1.5万円。 家の近所のビジョンで同居人が買ったフツーのが4万円近かったから、価格も大満足。
 さらに一時間ほどでレンズも入ると言うことで、娘はその眼鏡をかけて家に帰ることができました。 こういう体験をするとやっぱり都会は値打ちがあります。
 
 時間を潰している間、佐世保バーガーを食ったり、ジャンプストアで沖田のアイマスクを自分用に買ったり、娘には小吉という可愛くない犬のマスコットを買わされたり、さすがにクリスマスプレゼントにサマンサヴェガのバッグを、という戯言は却下しましたが、1万円から1.5万円くらいの値付けでしたから、その後入ったカフェで「中間テストで五教科450点取ったら買うたる」とまた約束。 大丈夫かよ>おれ
 
 これまで娘とデートと宣わく中年をバカにしていましたが、こうしてみると悪いもんではありません。 というか、買い物は趣味の合うのと行かないとつまらない、ってことでしょうね、多分。

 次回は車で茨木のシマムラに行って中折れ帽を買う予定...(予算980円) 
 娘をプロデュース中...

Eyemask

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この区別は何?

 なんだか昨日は東京ドームで社会人野球の決勝でもあったんでしょうか。 東京の新聞社チームが勝ったとかで大騒ぎでしたね。

 さて、夕食の買い物から帰ってきたら郵便受けに一枚のチラシ。
 こういうのは99%ゴミ箱行きにするんだけど、一応目を通すと料理教室の案内。 ほ〜、と思ってよく見ると、事務所の近所にあるホームレストランが主催するらしい。

 上の息子が生まれてほぼ20年近く、週数回料理してますから、レシピさえあればほぼ何でも作れるとは言いながら、全くの独学。 ちなみに昨日のメニューはハムステーキにチンゲンサイの塩蒸し炒め、キャンベルのミネストローネ缶をベースにしたセミオリジナルスープ。

 チラシには基礎コースとお楽しみコースの二種類があり、この際基礎コースに一度行ってみるかなぁ、と結構真剣に検討開始。 
 月二回メニューが変わると言うことで、一回三千円。ほうほう、だとすると月六千円ね。
 ネットか電話で完全予約制。 まぁ、そりゃそうでしょう。
 歩いて行けるし、久々に同居人や娘も加わって盛り上がりを見せました。

 で、ふと最後の行に目がとまり、そこに書いてある文言。
 「対象は中学生以上の女性のみです」

 なんやそれ。

 裸で料理する訳でもないのに、何でしょうねぇ、この壁。
 「料理は女がするものだ、って決めつけるな!」って、結局料理側が決めつけてるがな。

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モーダルシフトは起きるか?

 五連休は休みすぎてボケ気味です。昨日から本来はもっと早く始めるはずだった溜まった仕事あれこれに手を付けましたが、う〜ん、サボりすぎたか。
 例によって私は遠出はできませんので、同居人は娘を連れて日帰りバス旅行。
 
 あ〜あ、渋滞大丈夫? と思ってたら帰りは予定より二時間遅れだったそうで、舞鶴若狭道と中国道、さらに山陽道と、行楽帰りの車がどんどん流入するところで大渋滞だったそうです。 まだ車酔いの癖が直らない娘は行きからヘロヘロになったようで、朝から何も食えない状態で帰宅。
 こうなるといくら自分で運転しないからバス旅行は楽、なんて言ってる場合じゃありませんね。
 まだこれはましだったそうで、連休初日の下り渋滞では11時予定の昼食が16時にずれ込んだと言うガイドさんの話で、5時間遅れたら日帰り旅行は破綻です。
 先日新政府に高速道無料化反対を陳情したバス会社団体の気持ちも分かります。
 
 別の例では、先の連休では自家用車で高松にうどんを食べに行った家族が、普段ならせいぜい3〜4時間の距離を16時間渋滞にはまったという話も聞きました。
 逆に私の友人は知り合いのセスナで同じく高松に行きましたが、こちらは当然渋滞知らず。当たり前か。
 でも、森ビルグループの会社が六本木ヒルズから成田までヘリの送迎サービスを始めたのも単純にバブリーな話、で片付けられなくなりました。
 
 連休ももちろんながら、これに高速道千円が輪をかけているのは明らかで、今後これが無料になったら、というのは今後もっと論議を巻き起こすでしょう。 私自身は今のところ滅多に高速道は利用しないので無料公約はどうでも良いとして、それでも実施されたらどうなるんでしょう?
 
 右下でリンクを張らせてもらっている走ルンですさんのblogでも書かれているように、JR貨物はこの状況に見合った営業活動にいそしんでいますし、人間の方も、もうこりごり、これからは電車にしようか、という話題をしても不思議ではありません。
 逆に無料になったら今度はトラックも含める予定だそうですから、通行料のコストは下がる、と。
 
 物流としては、時間厳守の荷物は鉄道で、そうでないものはトラックで、という棲み分けもできるかも知れません。(昔と逆ですがな。まぁ、これは大型車90km/hリミッター実施から影響が出てました)
 鉄道貨物と言っても、昔と違って目的地最寄りのターミナルからはトラックですから、人間の方も鉄道で最寄り駅まで行ってそこからレンタカーということになります。 多数の子供さんを抱える家庭は大変でしょうが、2〜4人程度の旅行なら渋滞よりは鉄道(飛行機)となるかもしれません。
 とはいえ来年春からガソリンの暫定税も撤廃されますから、コスト差は大人4人となるとかなりのものになります。
 ということは、お金に余裕があって時間に余裕のない人は鉄道(飛行機)+レンタカー。 そうでない人は車でノロノロという図式が今後生まれるかも知れません。
 
 となると、付加価値の高い車は売れなくなるでしょうね。 いや、数十時間の渋滞を乗り切るためにワンボックスワゴンにトイレが付いたりして単価が上がるか。 キャンピングカーの大流行? スポーツカーは完全死滅。
 ノロノロ走行に対応したクルーズコントロール。もちろん発進停止機能付き。
 
 さて、仮にそう言ったモーダルシフトが人と貨物の間で起こったとき、環境や燃料総消費、経済効果はどうなるんでしょうかね。
 個人的には鉄道や飛行機の旅は嫌いじゃないし、夜中の高速道路をクルーズコントロールで延々と制限+αで走り続けることができないならもう車で遠距離に行かなくてもいいかな、とも思います。
 でもそれじゃデートや、子供の多い夫婦は大変でしょうねぇ。
 
 まぁ、一度くらいは自分の車で自走して冬の北海道を延々と走ってみたいという危険な(?)夢があったんですけど...

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TGC2009秋冬で娘と大盛り上がり

 NHK BSHiで恒例のTGC(Tokyo Girl's Collection)/2009秋冬をやってました。
 藤井リナ見たさが一番とは言え、それなりに全体の内容にも興味があったりして、昨年の春夏からずっと録画しています。

 たまに新聞に「おじさんファッション大改造」みたいな記事もあったりしますが、改造後が「え〜?」っていうのも多いし、第一こんなに腹出てないし〜、髪の毛もあるし〜、て感じで全く参考になりません。
 加えてメンズのファッション番組って殆ど無いし、あっても渋谷ストリートファッションは51歳のおっさんには全く参考になりません。
 LEONなどの世界観も嫌いだし、つまりこういうのでも見ないとファッションの感覚が刺激されないのですよ、うん。

 徐々にリナちゃんの扱いが少なくなってるなぁ、と思いつつ、録画しながら追っかけ再生してたら「何見てんの」と背後から突然の娘(中一)の声。
 番組名を言ったらリビングのプラズマで見てたみたいだけど、まもなく番組終了。
 「リナちゃん一回しか見られへんかった」(父の影響でリナファン)というので「今回は出番四回やったなぁ。マリエはもっと出てんのに。エリローと沙羅マリーのかけあいめっちゃ美味しかったで」とか言いながら珍しく二人揃って録画鑑賞。

 さすがにハード系とかロック系は本人も興味がない様子で早送りしつつ、「これ系の服かわいい」と娘、「碧と書いてみどりって読むねんて」と私。 「ゴールド着て似合うのはリナちゃんしかおらんで」(私と娘)、「これこれ、この冨永愛がほんまのモデルっちゅうもんやねんで」(私)てなことを言いながら結局TGC2008春夏まで見て、終わったら日付が変わってました。

 この娘、まぁ性差もありの、微妙な年齢もありの、加えて基本的には同居人サイドなので普段はあまり喋らないのですが、このファッション談義がよほど気に入ったのか、風呂から上がっても話が止まりません。
 そのうち「学校で一緒に服見に行く友達はおらんのか」(私)とかの話になり「ルーンファクトリーというゲームに出てくる女性キャラの服、可愛いと思うねん」(娘)になって「え、それコスプレの話?担任してた学生にそんなん好きなの一杯おってんで、ほれ、これ写真」(私)、とさらに延長モード。

 H&MもForever21も大阪に無いしなぁ、という話題から、ユニクロよりももう少しギャルっぽいのが安くてないかなぁ、となって、落ち着いた先はシマムラ。
 え〜、シマムラって田舎しかないやん(失礼)と言いつつ、その場で検索したら茨木の国道沿いにあることを発見してさらに盛り上がり。
 デジタルチラシを見つつ、あれこれ言いながら「お前、そろそろスポーツブラじゃなくてこういうの買わなあかんのちゃうの?」と口走りましたが、特に気色く悪がられもせず「でもなぁ、女の視線がなぁ」(娘)と普通に話が続きましたから、それほど毛嫌いはされてないのかな、と密かに安堵。

 そういえば、
 「最近、顔小さくなった?」(私)
 「タオルで暖めて冷やすのやってんねん」(娘)
 「あ、お腹へっこんだ!」(娘)
 「ほんまやな、なんで?」(私)
 「Wii Fitがんばってんねん」(娘)
 てな会話も普通にしてたな...
 その後、安野モヨコ的漫画にでてくる内股止めろよ、あれ、そのうちガニ股なって、さらに骨盤開くねんで、つまさきは平行から少し開き気味で、歩くときはモデルウオークまではしなくても、まっすぐ前に足出すねんで、とか私の話も止まりません。

 最後は、服買う金がないねん(娘)となり、いや、月十万ほど公共料金払てるから父もないぞよ、というオチになり、それでも、まずは眼鏡を変えよう(娘は眼鏡っこ)、という話になって、とりあえずおしゃれ眼鏡の下見に私が行くことになり、加えて以前からずっと口だけだった娘の部屋の実現を春までに実行する、という約束はしました。

 とはいえ、一応父親の端くれ。 高校受験に向けた勉強の話もちゃんとやって、というか、初めてそう言う話を娘とサシでして、一応こちらの話もちゃんと聞いてくれたようです。

 まぁ、個人的にはおしゃれで、ちょっとHで賢い女性が好きなので、その辺りの好みを押しつけている嫌いはありますが、ファッションのテレビ一本でこういう展開になるとは思いもよりませんでした。
 結局話が終わったのが午前三時。 ま、貴重な時間だったかな...

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今更のOpenShiivaとiMovie6のコツ

 時代はSnow Leopardの中、PowerPC+Tigerの私ですが、先日久しぶりに手持ちの市販DVDを取り込んで編集するという作業をやってみて気がついたことがありましたので、あんまり役には立たないと思いつつ備忘も兼ねて残しておきます。
 
 ことの起こりは先日のプチ同窓会。 TOPGUNのうざいラブシーンとかを除いたフライトシーンだけのDVDがあればいいのに、という友人の一言。
 実はかなり昔に、私はこれを作っていましたが、画面が4:3で、エンコードされた画像も非常に汚く、例のオープニングのカタパルトの水蒸気がブロックノイズで酷いものでした。
 で、これを機会に、少々時間がかかっても高品質でエンコーディングしなおし、さらに16:9で作り直そうと思ったのがことの始まり。
 尚、大前提として、私のMacのQuickTime環境にはPerianがプラグインされています。
 
■OpenShiivaの設定
 MacTheRipperでリッピングしたVOBファイルをOpenShiiva 0.8.9(開発、止まってるみたいですね〜)でエンコードします。
 取り敢えず何回か試して設定は下記のようにしました。(唯一無二のベストの保証はありません)
 ネットで参考記事を探していると、どうもOpenShiivaは日本語化されているようですね。日本語化リソースを探すのが面倒くさかったので、私のは英語版のままです。
 
 File>Optimize mp4 File=on
 Crop & Scale>Crop=on left,right=0 top,bottom=60
  (こうすると結果的に、Scale=720×360、Dysplayed size=720×405(つまり16:9)になります)
   色変換=Bicubic
 Video>Quantizer=1 Key frame interval=60 Denoise=on Deinterrace=Auto Bitrate=お任せ
  (キーフレーム数については試行錯誤を重ねていません)
 Audio=44k 16bit stereo
  (意識して48kにしても44kになることが多く、諦めて44kに統一。特に気がつく音ずれは無し)

 特にDenoiseを入れるとエンコード時間が倍近くなりますが、効果はあります。

■OpenShiivaの不思議
 これでかなり時間を食いました。
 複数に分割化されたVOBファイルをエンコードして行くと、VODファイルによってはいくら上下のcropを60にしても、720×404になってしまいます。 たった1ピクセルぐらい、と思ったらiMovieに持って行くとレターボックスが上にずれ、映像も上下につぶれています。
 ドツボの深いところで気がついたのは、分割されたVOBファイルの冒頭フレームが参照する前フレームがないために映像化けしていることで、どうもOpenShiivaはこの最初のフレームを見るために変なエンコードをすると仮定。
Gazoubake
 
■UNIXのcatコマンドを使う
 さて、どうするべぇか、とネットを探したらchandraさんのサイトでUNIXコマンドで複数に分割されたVOBファイルを一つにまとめることができることを知りました。 ありがとうございます。
 ということで、調子に乗ってターミナル.appから、
 cat VTS_01_1.VOB VTS_01_2.VOB VTS_01_3.VOB VTS_01_4.VOB> Movie.VOB
 と四つくっつけてエンコーディング開始。 元ファイルの容量は3.6GB。 エンコーディングに要した時間6時間。 私のPowerMac G5は4プロセッサーですが、OpenShiivaはマルチCPU非対応なので、実質G5プロセッサ一個分でしか処理できません。

■そしてまたエラー
 夜が明けて出来上がったmp4ファイルを、さぁとダブルクリックすると「ムービーファイルではありません」とQuickTimeプレーヤーの無情のメッセージ。
 原因を切り分けないといけない、と今度はVTS_01_1.VOB VTS_01_2.VOBのみでエンコーディング。→OK
 となると、1-3,1-4とくっつけてエンコーディングすればいいのですが、何度も1をエンコーディングするのはいかにも無駄。
 そこで気がついたのは、VTS_01_0.VOBというファイル。これはDVDのメニュー画面が入っており、一瞬で再生が終わる短いファイルです。 試しにこれをエンコーディングすると正しく720×405で焼けます。
 で、再度catコマンドで、0-3-4とくっつけてみると、今度は成功。
 と書くと簡単ですが、全て2〜3時間仕事。 家からリモートでやったから良いものの、事務所でつきっきりだったらたまりません。

■iMovie6の裏技
 って、既に有名だったらごめんなさい。
 通常iMovieにエンコードされたmp4ファイルを読み込もうとすると、自動的に.dvファイルに変換しようとしますから、下手するとmpegエンコードと同じくらいの時間がかかります。(今回の例だと5時間!!)
 が、取り敢えず空のiMovieファイルを新規作成し、その.movieprojectファイルをパッケージ表示させるとMediaというフォルダーが現れます。 そこにエンコードしたmp4ファイルをドラッグすれば読み込み時間不要。
 このまま.movieprojectを開くと「プロジェクトに属さないファイルが見つかりました」というアラートが出るだけで「ゴミ箱を開く」を押すと、ちゃんと先ほどのmp4ファイルが現れますから、それを本来のメディアファイルとしてドラッグしてやれば、全く問題なくオーサリングできます。(ただし、Perianプラグインがあってのことかもしれません)


 こうなれば、いくらエンコードに時間がかかっても、あとは編集は普通のiMovie作業と変わりませんし、iDVDに持って行けば今度は2プロセッサー対応なので、はい出来上がり。 本当はDVD Studio Proが欲しいんですけどね...

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はて? ただの風邪だったか

 火曜日、歯医者に行こうと朝起きたら、何となくすっきりしませんでした。 睡眠時間はそこそこ取ったし、はて?と考え、熱でもあるかと測ってみたら微熱あり。
 取り敢えず時間がなかったので歯医者だけをすませてとっとと家に帰り、ネットで新型インフルエンザの症状をチェック。 かねてからの情報通り、いわゆる風邪・感冒と同じ。

 発熱=微熱
 鼻水=若干あり
 鼻づまり=若干あり
 せき=突然出てきた
 くしゃみ=突然でてきた
 下痢=若干軟
 食欲=普通

 う〜ん、文字通り微妙。 ただ、意識は微熱があるとき独特のぼーっとした感じがあります。
 取り敢えず、内科には行かず仕事もなかったので夕方まで寝る。 夜になったら頭はすこしすっきりしたものの、微熱は下がらず。

 明けて昨日、水曜日。微熱以外の症状は治まりました。 ただ、授業をどうするか。
 学生にはかねてから「無理して登校して感染を広めるくらいならあっさり休め」と言っているだけに、このくらいなら登校できるとは言え、もし新型インフルだったらまずいし、そうでなくても免疫が弱っているときに改めて感染することも考えられます。
 てなことで、思い切って欠勤。(時間給が〜〜!)

 つらつら考えるに、二週間ほど前にお腹が半端じゃなく痛くなったことがありました。 この痛みは一度ずいぶん前に体験したものと同じで、定期的に胃の中でものさしをグリッ、グリッと無理矢理こねくり回されるような感じです。 かといって、上からも下からも何も出てこず、このとき生まれて初めて救急車を呼びました。
 診断はインフルエンザのウイルスが胃に入ったため、ということでしたが、もしかすると今回もあのときと同じく感染していたのか? に、しては潜伏期が長いような。

 鼻水についてはプールに行くと必ず苛まれるので危機感もないし、う〜ん、ただの風邪だったんだろうか。 にしても一日で直るってのも不思議な感じ。

 願わくば実は新型インフルだったけど、一瞬で直って、さらに免疫まで手に入れたって話なら良いんだけど、まぁ、そう甘くはないでしょうね。

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秋ですだよ

Wash_the_pants
 blogの更新って勢いのもんで、タイミングが合えばネタは苦労しないし、時間もなぜか湧いてきて、いくらでも書けるのですが、何かの拍子で抜け出すと、ふとそのままになります。
 
 別に悪いことがあったわけでもなく、むしろ(受注できるかどうか不明ながら)新しい仕事の引き合いが来たり、小学校時代のプチ同窓会のようなものがあって昼下がりから夜まで快適な友人の家で飲んでたり、となかなかありがたい日々を過ごしておりました。
 おまけに昨日は右息継ぎクロール三日目にして、少しスピードに乗せることができるようになり、サボり気味だった割に終わってみれば久しぶりの充実感。 気候がめっきり秋っぽくなって、自然と滅入ることが多くなる時期にほんと、ありがたいことです。
 
 で、昼にNHKの関西ローカル番組を見てたら司会者が「半パン、ついに全部仕舞って衣替えしました」と言ってるのを聞いて、こちらも慌てて今履いている一枚を除いて全て洗いました。 もう気持ちよくて楽で、家の中ではまだ愛用していますが、外に出るにはさすがに躊躇する季節になったわけです。
 まだ家で履く二枚を除いてコラボTシャツと共に、長袖のボタンダウンやニットと入れ替えなければ。
 行きつけのヘアサロンの店長も私の話でユニクロに走ったと言うし、来年は男の短めの半パンが本格的に流行るんじゃないかと予感してます。
 
 夏休みの関係で非常勤講師の上がりが少なく、あと半月をつつましやかに生きて行かざるを得ない中、思いはこれからの季節のMIATAに乗るときの服装ですねぇ。 20年前に買ったときには、雨さえ降ってなければ真冬でもオープンにしてました、と書きかけて「さすがに今日は閉めるべ」という日もあったな、と今思い出しました。
 あのときと違って、今は常時トノカバー仕様になりましたから、文字通り乗るときには常時オープンとなるわけで、う〜ん、どうするべ。
 
 ユニクロでネオレザーという合成皮革もののライダーズジャケットが6,000円程で出ているので、あれを買って、ネットで見つけたレザークラフトの店に持ち込んでストライプでも入れてもらおうか、と思ってます。
 首回りは、例のごとくスキー用のネックウオーマーなんだけど、あれってどこに片付けたかな?
 あとは他人様の視線じゃの〜。 20年前は30歳でしたからそんなの気にならなかったけど、50歳ですからねぇ。 逆に50歳だからええかぁ、とは思いつつ、同じマンションの住民の視線が怖い。

 いやぁ、秋冬って意外とオープンは快適なのよ、ってのは体験した人でないと解らんからなぁ。
 かつての大阪の暴力事件のように「アホちゃうか」と言われるでしょう、多分。

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これ気になる!

 週三日の授業daysに、仕事の打ち合わせも加わったので、眠気に任せて22時に寝たら案の定0時きっかりに目が覚めました。 まずいのねんのねん。
 
 なんだかアップルのスペシャルイベントで新製品が発表されるそうですが、それはどうでもよくて、ぶらぶらwebを覗いていると「Blu-ray Disc対応CATV STB、パナソニックが発表」というニュースが目がとまりました。
 お〜、これええんとちゃうん??
 
 テレビを一新するとBDはもちろん、DVDもアップコンバートで見てみたいと思いつつ、まだまだBDレコーダーは高くて手が出ません。 BDプレーヤーではいつか一杯になるだろう現状のSTB(TZ-DCH2000)のデータ移行もあり、やはりレコーダーがほしい。
 てなこと言ってる内に内蔵HDDがクラッシュしたりして...なんてことを考えている中でのこのBD対応STB。 12月に発売となってますねぇ。
 
 契約しているCATV業者がいくらでレンタルするか、そもそもこのSTBを取り扱うのか、契約コースはどうなるか、などまだまだ未定ながら、短期的には安い金額でBDレコーダーが手に入るわけで、う〜ん、いいかも。
 おっと、たぶんSTB変更の際は事務的にハード交換になるだろうから、今STBのHDDに入ってるコンテンツのムーブはどうする?
 
 って、別にいますぐどうなるわけでもないですが、ぼけ〜っとした楽しみができました。

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溺れている人を助けた

 ここのところ他の用事と重なったり、寝不足だったりで、五日ぶりにプールに。
 二日目になる右息継ぎクロールはなんとなくコツが分かってきました。
 「はっ」というタイミングを取るのに足のキックをきっかけにしてみたら、少し楽に右に顔が上がるようになったという。 特に足のキックで体の回転が、とかではなく、単なるトリガーという感じですけどね。
 良い感じになったので、もう少し極めたいと思っています。
 
 で、本日目の前でビート板を持ったおばさんが溺れて、それを救助しました。 去年の今頃にやっと25m平泳ぎができた私が救助ってのも変な感じです。
 
 15mくらいそのおばさんがビート板を持ってバタ足で先に行くのを待って、こちらは平泳ぎでスタート。 ところがなかなかそのおばさんが前に進まない。 こちらは平泳ぎで、水中から見ると体が既に90度回転していて、どうやらコントロールを失っている様子です。 水深もそのおばさんの身長では足が立たない。
 
 これ、まずいんじゃないの?と思っていると、どうやら「両方から波が来て...」とかなんとか口走りながら、視線は目の前の監視員に。 ところが監視員は単に初心者がへたくそに泳いでいるのと区別が付かないのか、気がついていません。
 
 その時点でさっとクロールに切り替えた私は、と言いたいのですが、本能的に泳ぐのを止めて大股でおばさんのところに(このへんがダサい)。 溺れている人を助けるのは怖いとは知っているものの、私は足が立ちますから、まぁ、大丈夫でしょ、と。
 
 これが若いおねぇちゃんだったら、ビート板を振り払ってガシっと体を支えるところ、初老に近いおばさんだったので無意識に(いやぁ、意識してたかなぁ、意識してたかも)体を離して、彼女の両脇を腕で支えてプールサイドへ。
 「大丈夫ですよ」と落ち着いて言ってた私ですが、そんなこと言えた義理かいな>私の泳力
 
 さすがにその頃には監視員も気がついてプールサイドに駆け寄ってきましたが、目の前のコースでこれだから、最も離れているコースのさらに隅の方なら下手すりゃ屋内プールでも溺死する可能性もあるってことです。 よく子供がはしゃいでいるのか溺れているのか見分けが付かないように、怖いもんだなぁ、と改めて水の怖さを認識しました。
 
 そのおばちゃん、その後さっさとプールを上がられました。 でもせめて片道だけでももう一度泳いでおかないと、トラウマになってもう二度とプールに来ないんじゃないかな、と自らの幼少の頃の思い出と重ね合わせて少し心配になりました。
 
 しかしなぁ、あれがなぁ、おばちゃんじゃなくてさぁ... 言うまい... 悪霊退散、煩悩退散...

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次に壊れるものは?

 今では何から始まったのか思い出せませんが、身の回りのものが次々と壊れて行きます。
 先日は、壊れたというより壊したプリンターを泣く泣く補充し、しばらくはこれで大丈夫か、と思ってたら、C200のサンルーフが不調に。 おお、これはバッテリー寿命のサインではないか!
 やはり20年前のバッテリーは二年しか保たなかったか。
 
 C200用のバッテリーは通常四万円程度。きついがな〜。 と、以前MIATAのバッテリーを購入したネット販売店を見てみたらパナソニックのが2.6万円。 MIATA用に比べてたった6千円しか高くない。 これだな。
 とはいえ、年末までは国保やら税金やら、余った金のほぼ全てを持って行かれるので現在余裕無し。 もう少し寒くなるまで待つかぁ、でも突然冷え込んだ日に死ぬんだろうなぁ、とこれから暫く不安な日々を過ごすことになるでしょう。
 
 そういえば先日母と二人で墓参りに。
 助手席から運転する私の横顔を見ていた母は「なんかやつれたなぁ、どっか悪いんとちゃう?」とな。
 たまたまその前の日に屋外プールに行ったので焼けて肌が傷んでるだけやで、と言いましたが、翌日改めてわざわざ電話があり「やっぱりおかしいで、あのやつれ方は。まるで他人と喋ってるみたいやった。医者行ったら?」。
 次に壊れるのは私かい!!
 
 とはいえ、例の右肩 or 首の不具合以外は全く不調はなく、体重も一定、夏前の市の健康診断でも全て数値良好。 髪の毛も健在だし、肌もぼちぼち。 学生の受けも上々(なんや、それ)。
 医者に行ってもどう診察を受ければいいのかも解りません。
 
 金の方も根こそぎ(実際はそうじゃないのは解ってるけど、あくまで感覚的に)公共料金に持って行かれるとはいえ、借金するまでには至ってない、と。
 
 なんか不吉なんですけどぉ>母上

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色の力

 先月、NHK BSの「世界のドキュメンタリー」という枠で「奇跡の映像 よみがえる 100年前の世界」というのをやっていました。
 取り貯めていたのを昨日全部見ましたが、カラーと白黒写真の違いは想像よりも大きくて驚きました。
 
 100年前から70年前というと、日本は明治末期から第二次世界大戦に至る導入期で、これまで見てきたその頃の写真は白黒ばかりで、「昔の出来事」という印象が強く、さらに言うなら、人間なんだけどどこか違う宇宙人のような印象さえ持っていました。
 ところがカラーで見ると、まるでついこの間のような、写真によっては今でも世界のどこかでこんな人がいるのではないか、と思わせるほどのリアリティがあって、改めて、今と全く同じ人間達がずっと生きていたんだ、という感動に揺さぶられます。
 
 このカラー写真、オートグラフという方式で、ジャガイモの澱粉粉を感光剤にしているそうですが、はて、そんなものが感光剤になったんですねぇ。
 素晴らしいのがその発色。 我々がごく普通に手に入れて来たいわゆるネガフィルムよりも現在のポジフィルムの発色に近く、このまま印刷に使えそうな色空間を持っていることです。 100年前にして、よくこんな技術があったもんだと、ちょっと写真に詳しいつもりだった私の無知を知らされました。
 
 この企画を進めたアルベール・カーンはフランスの銀行家ですから、第一次世界大戦に関する記録が多く、途中、ドイツのフランス侵攻から始まるところからベルサイユ条約までの映像は、今ひとつピンと来なかったこの戦争について印象を新たにしました。
 また、イスラエルに対して嫌悪感を持つ私ですが、今では有名なイスラエル建国にイギリスが大きくかかわってきた事実に加え、それ以前にオスマントルコの統治権をイギリスが大戦後に勝手にフランスに渡してしまったが為に今の中東の民族間闘争を決定的にしてしまったことなど、全く知らなかった事実にも驚きました。 この辺りはさすがBBC制作というところでしょうか。
 
 脱線ついでに書くと、BBCはこの番組を通じ、暗に昔はイスラムもユダヤもキリスト(十字軍の名残)も中東や北アフリカでそれなりに仲良く混在していた、という事実を言いたかったのではないかという表現が何度も現れます。
 結局民族という枠に捕らわれたのは当時の欧州先進国であって、彼らの植民地政策に始まり、そして国境をいじくり回した結果が今の民族・宗教間闘争の発端ではないのか、と私も思うようになりました。
 
 さて、話をカラー写真のことに戻しますと、美しい色が付いた景色は場所によってはいまでも変わらず存在することが多いのに引き替え、そこに写っている人々は殆どが既にこの世にいません。 これが白黒写真だとそれが当たり前のように受け止められるのに、カラーになって急にリアリティが増してしまうと、人生の長さというのを改めて考えてしまいました。
 
 いつかデジタル化しないとえらいことになる、と思いつつフイルムのままになっている私の数十年前の写真の方がむしろカーンの写真よりもレトロな変色を起こしていますから、ある意味でこれは近年の写真の方が訴求力を失っているということなのかも知れません。
 
 でもなぁ、35mm用は安くなったけど、6×6もスキャンできるフイルムスキャナーはまだ高いんだよなぁ... って最後はいつもの貧乏愚痴でした。

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静かにトラックバックを停止

 いつもは夜八時過ぎに終わる夕方からの仕事が、先方のサーバートラブルで復旧が先ほど。
 先方の社員も家に帰らず作業をしており、こちらも自宅ながら共同作業。
 まぁ、こういうこともあることを想定して受けた仕事ですから文句はないものの、今日は一番ヘビーな6時間授業。 昼過ぎの睡魔が怖い。

 んで、数日前、静かにこのblogのトラックバックを停止しました。
 一年にまともなトラバは1〜2件。 あとは手当たり次第自動でつけられていると思われるエロサイトか、クリック稼ぎの無料blogばかり。
 トラバが付くたびにメールで連絡が来るので、削除作業の虚しさに疲れた、というわけです。

 むしろあほらしいのが後者のクリック稼ぎ。
 どういう動機であんなことやっているのか、恐らく「アフィリエイトで寝ながら一ヶ月○○万円稼ぐ!」とかの本に書いてあるんでしょうかね。
 不思議なのな中身がろくでもないのに加えて、何の広告リンクもないページもあると言うこと。 何か裏があるのかな。

 コメントとあわせ、トラバも何らかのコミュニケーション拡大になればと思ってONにして四年、もう良いでしょ。 不毛です。(まぁ、こっちがその程度のトラバしか付かない内容なのかも知れませんが...)

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息継ぎの方向と肩の痺れ

 昨日、久々にプールで水を飲みました。
 というのは、クロールの息継ぎ方向をそれまでの左から右に変えてみたのです。

 ことの起こりは水曜日の喫煙室、実は右肩が時々痺れることがある、との私の愚痴に対して、教師の一人が「それ首痛めてるんとちゃう?」という一言がきっかけでした。

 筋肉痛はBCAAで解決していますが、実はここ1〜2ヶ月、右肩の一部分が重量・強弱を問わず何かに触れたりすると結構強烈に痺れていました。 寝るときもしかりで、右肩を下にするときは枕の隅をくぐらせて斜め上に腕を上げないといけません。

 以前にも似たような症状が出たときがあり、この時はマウスの使いすぎによる腱鞘炎のようなもので、力を入れて泳いだり、消炎剤を塗るなどして解決しました。 今回もそれかな、と思いつつ、それにしては長いな、と少し疑問に感じていたときの首犯人説。

 というのは、私は片手であろうが両手であろうが、クロールはずっと左側で息継ぎをしていました。
 クロールに手を出して十ヶ月ほど経ちますから、その間の首の左右の回転数差は相当なものになっているはず。 確かに車に乗ってバックするときなど、左廻しは全く問題ないのに、右は痛みが出ていました。

 ということで、昨日から右で息継ぎをしようとしたわけですが、案外できないもんですね。
 今や左側で息継ぎをするのは相当ゆっくり泳いでもなんてこと無いのに、右にしてみたら顔が上がらない。方向も左が後方気味であるのに対して右は前方気味。 首の左右軸が斜めになっている!
 泳ぎ方が左息継ぎに特化していることと、恐らく首自体も右に回りにくくなっているせいでしょう。
 いや、ひさびさにコース途中で一度立ってしまいました。

 それでも諦めずに試行錯誤していたら何とか25mは泳げるようになりましたが、これまで通りの左息継ぎの両手クロールと比較すると雲泥の遅さ。
 う〜ん、これはいつのまにかえらいことになってしまっていたようです。

 痛みの結果はと言うと、六時間しか経っていないものの、取り敢えず痺れはましになっています。
 ということは、今後右息継ぎを習得し、さらに左ともバランスを取って続けないといけないということになります。

 ん〜、片手(左)クロールは続けないといけないので、いっそ両手の時は右に完全切り替えするか。 それともクロール巧者がやるように、三回に一回づつ、右左交互にするか、悩みどころです。

 泳げたら泳げたなりに、そして続ければ続けたなりにいろいろ問題が出るもんです。

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やっぱり高圧縮にはハイオク

 二台車があって、週に車に乗るのは三日ほどですから、給油は二ヶ月に一度くらいになります。
 これをうまくずらしてカード請求を月一台に収めるのが結構コツな訳です。

 んで、月が明けたのでMIATAをガソリンスタンドに。 朝から真夏並みの良い天気で、9月に入ったら封印しようと思っていた半パンが手放せません。
 前回はレギュラーにして、そして今回はまたハイオクに戻すという課題があってけっこう楽しみにしていました。

 これは単にガソリンをハイオクにしたらパワーが上がるか、という話ではありません。
 私のMIATA(NA)は少し遅れて出たフェスティバGTAのピストンが入っており、多分圧縮比は10.5前後はあると思います(ノーマルは9.4)。 簡単に言ってノッキングが起きやすい宿命にあります。
 だからハイオクを使うのが当たり前なんですが、ご当地でレギュラーとの価格差はリッター辺り12円程。
 もう一台のC200(W202)もハイオク指定ですから、もしMIATAがレギュラーで行けるならありがたいなというセコい好奇心があったのです。

 レギュラーは、確かに発進時にラフにペダルを操作するとノッキングしますが、使い物にならないと言うほどではありません。 ただ、交差点やちょっとしたコーナーをゆっくり回り、すっとアクセルを踏んだときに明らかに、セカンドに落としてもカラカラっと音がするのが気になりました。 気温や湿度によってそれらが微妙に変わるので判断が難しい中、昨日タンクに10L程残っている状態でハイオクに。

 結果として、やっぱりハイオクはしっくりきます。
 何というかエンジンがしっとりしますし、アイドリングストップ後のエンジン再始動の振動の力強さまで違います。 当然の結論とはいえ、じわじわとは言いながらピストンやシリンダーを傷める心配を考えたらやっぱりハイオクしか選べないと言うことに落ち着きました。

 燃費は9km/Lで、一度だけ計測したハイオクの記録が10km/L。 殆どゴーストップばかりの市街地で、エアコンは常時OFF。 とはいえ今回は気温のせいで結構吹き戻しがあり、さらにMIATAにはガソリン注入口に逆流防止フラップがあり完全満タンにはできませんから、簡単に結論は出せません。

 ちなみにフェスティバGTAのピストン、写真も何もありませんが、実にレトロな形をしています。
 その昔、トヨタの2T-Gのチューニング用にあったハイコンプピストンよろしく、バルブリセス間が山脈状(?)に寄せ上げになってます。
 この形状は、古〜いエンジンチューニング指南書を見ると、高回転域でスムーズなガスフローの妨げになり理想的ではないとされていますが、ヘッド研磨をせずに済む利便性とのバランスで多用された方法です。
 フェスティバGTAは1300ccでしたが、MIATAのB6-ZEとは78mmでボアが同じ。 同メーカー同系列エンジンのお陰でピン直径やスカート下の寸法などの互換性は最高で、何より純正クオリティで安心して組み込めたパーツでした。

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