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小選挙区制

 珍しく一日二発言です。

 政権交代するんですね。 昔に比べてあまりに事前予想の的中度が高いために、予告編を見た後の本編のように淡々と見ていますが、解説を聞いていると戦後民主主義が生まれてから初めてだと聞いて、改めて凄いことだと思うと、思わず酒を飲んで乾杯をあげざるを得ません(おい...)

 あれ?今まででも村山とか細川とかあったじゃん、と思いつつ、これほどまで自民が単独で負けたことはなかったわけで、それで思い出すのが大学時代に施行された小選挙区制。

 この頃、大学のESSという、しごくまじめなクラブに入っていた私は、ディベートの課題で小選挙区制が与えられました。
 革マル系の大学だったからという訳じゃないでしょうが(って99%の学生は学生運動なんてレトロなアイコンとして相手にしてなかった)、配布された資料では小選挙区制は、勢いのある政党が議席丸取りできるシステム。 つまり、当時は第一野党は社会党。 社会党や共産党が与党になったら社会主義や共産主義になると多くの国民が思い込んでいた時代ですから、自民党以外に勢いのある政党は存在しませんでした。

 結局、そのとき私が感じた印象は「永久に自民党が与党から降ろされる事なんてない」という絶望的なものでした。  別にそこまで自民党が嫌いだったというのではなく、有権者によって政権を変えることが事実上不可能な仕組みができあがることが絶望的に思えたのです。
 その当時にこの制度に興味を持った左派の人は恐らくほとんどの人がそう感じたのではないでしょうか。

 その一つの極限の結果が、前回の郵政選挙での自民党の圧勝であったわけですが、それが全く裏目に出たのが今回の衆院選だったというのは結果的には皮肉です。
 もちろんその両刃の性質は当時、小選挙区制を推し進めた自民党も解っていたはずですが、まさかここまで自民が劣勢になる日が来るとは想像もできなかったでしょう。

 それを考えると、そういう与党支配を盤石なものに固める制度を乗り越えても今回実現した政権交代は、やはり凄いものだと思うし、それだけ国民が今日までの政治に対して怒りを覚えていたという証拠でもあると思います。

 何度も書くように、民主党が与党になってもバラ色の国民生活が始まるわけではありません。
 ただただ、長年積もってこびりついた政所の垢だけは掃除して頂ければ、と願っているだけです。

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