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根本から違う官僚の感覚

 新聞を見てたら「民主党のマニフェストで動揺する官僚達」という記事が目を惹きました。

 毎年10人から30人のキャリアを各省庁は採用し、入省後20年程度までは揃って昇進、その後昇進レースに敗れたものは50歳前後で退職を迫られる、だから天下り先が必要。 これも雇用の安定確保というわけです。
 まぁ、それぞれが努力した結果ですから、むげにできない人材だとは思いつつも、仮に現在のその制度を廃止したら、当然ながら退職まで同期入省が省内にごろごろいることになります。
 この記事は最後にキャリアの声として「(略)…年功序列が崩れて仕事にならないのでは」と掲載して締めくくっています。

 いや、それが当たり前じゃないの? 民間では。
 官僚キャリアの同級生は全体とすれば民間に就職している人間の方が圧倒的に多いはずで、名だたる大学を出ていても必ず全員が昇進して社長になれるとは限らないでしょう。
 逆に言うと、学力はあっても人心掌握や統率能力などの統合的な能力に欠けた人物でも一定期間は必ず昇進できるという方がおかしいとは思わないのかな、と。

 だいいち、年功序列なんてとっくに民間では崩れ去っているでしょ。親方日の丸で倒産しないだけでも感謝してもらいたいんだけど。

 もちろん、この記事は、高級官僚をずっと省内にとどめる事による人件費高騰についても触れていますし、民主党ですら現6兆円の特殊法人などにかかる費用を全廃と言わずに半分にとどめていることも考えると、現在の官僚の流れ全てが無駄とは言えないようです。
 とはいえ、それを隠れ蓑にした凡庸な役人の天下りが目的化した新法人の設立とその永続的な存続は目に余るわけで、根底にはこういう明治以来(!)の慣習が当たり前のこととして根付いていることをまずは何とかしなくちゃならないんじゃないの?と思いました。

 こういう人事制度を廃止し、そんな仕組みじゃ割にあわねぇよ、と思った日本のトップクラスの学生が民間に就職するという流れを作った方が長い目で見れば日本の活力維持になるんじゃないでしょうかねぇ。

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