« 文系のすうじ、理系の数字 | トップページ | 草壁タツオへの憧憬 »

百貨店に明日はある?

 百貨店の売上げ減少幅が過去最大を記録したとか。
 これまでも増加に転じた報道は記憶になく、一体どこまで落ち込むのかなという気がします。

 一方でJR大阪駅周辺では阪急百貨店がかねてから建て替えていた本店を一部開店するし、北側の新駅ビルにどこかのデパートが来るだとか、ミナミのそごうは全館大丸になるわ、話題だけは相変わらずスケールがでかいなとも思います。

 でも百貨店ってこれからニーズがあるんでしょうかね。
 昔は品質は折り紙付きで、品揃えも豊富、贈答の際の包装紙の信用度などあって、定価販売に納得するだけの魅力がありました。
 ところが世の中は低価格販売の時代。
 かつては安かろう悪かろうだったものが、ユニクロなどを筆頭に消費者の意識の変化も合わさってそこそこのレベルになってきています。 一方で廉価販売に慣れていない百貨店は、オリジナル商品での価格勝負はやはり苦手。
 得意の高級品も最近はブランド直売店が多数出店され、在庫数でもネット直販に勝てません。 とどめはアウトレットで、非常に深いこだわりが無ければとりあえず安い価格で本物を買うことができるようになりました。

 既に昭和の時代に書籍や電化製品など、百貨店は専門店に勝てずに撤退して行ったことを思い出すと、今後、全ての商品で百貨店が優位に立てる分野はもう無いのではないかとさえ思えます。

 上記を私の服の例で説明すると、大阪駅前の百貨店で魅力的な価格で販売されていたオリジナル商品のニットを二枚購入。 余談ながら、この時ぐらいから百貨店は人件費の節約で販売員の質が悪くなっていました。
 そのニット、一枚は一度着ただけで毛玉ごろごろ、別の一枚はワンシーズンでよれよれ。

 それでもJ.PRESSの服は百貨店で買い続けていました。 しかしこれはオンワードのファミリーセールに行けるようになってからご無沙汰。 もちろんバーゲンはバーゲンなので、どうしても探したいものがあるときは百貨店回りをしますが、これも時代の流れで我慢することを覚えてしまいました。

 さすがに阪急Men's館に行くとよだれが出そうになるとは言え、ユニクロを知ってしまった今ではあまりの高価格に目眩を覚える始末。 そしてラコステはアウトレットでお買い上げ。 ヴィトンのバッグは正規品のネット直販。

 結局、私も同居人も長い間百貨店で買い物をしていないことに改めて気がつきます。 大阪駅から電車で10分のところに住んでいてこれです。
 例外として同居人は子供達の誕生日ケーキはいわゆるデバ地下御用達にしていますが、それではあの大店を潤すことはできないでしょう。

 我々庶民の目に見えないところで健闘していた外商はどうかというと、これまた長引く不況、関西の経済地盤沈下の影響で長い間減少傾向にあるそうで、いやぁ、競って増床計画をブチ挙げて大丈夫?と思ってしまいます。

 私企業のやることですから税金を使っているわけでもなく、文句を言う筋合いではないとは言え、デパートで服とおもちゃ買ってもらって、屋上で遊んで、最上階の大食堂で外食という、昭和の歴史書のイベントを甘受した世代として、世の中で変わって行くもんだな、とつくづく思います。

|

« 文系のすうじ、理系の数字 | トップページ | 草壁タツオへの憧憬 »

ファッション・アクセサリ」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 文系のすうじ、理系の数字 | トップページ | 草壁タツオへの憧憬 »