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君が代と日の丸

 アッセンTTの250ccクラス、日本人の青山が優勝しました。
 いやぁ、バイクって簡単にこけるのに、バイク一台上に乗っても(そう見えた)こけないときもあるんですね。 何度も何度もコマ送りしてしまいました。 後続に抜かれることも無く、よくぞ一位で走り抜けました。
 久々に海外サーキットの表彰式で君が代を聞き、日章旗を見ました。 理屈抜きに素晴らしいものです。
 
 話は三年前に書いた自分の記事に関連しますが、エリア88で日本に久しぶりに帰ってきて涙したシンに声をかけた海音寺という老人が「日本人はもっともっと海外に出なくてはならん」と言ったのを思い出します。
 青山にしても日本で君が代を聴いていたときとは恐らく全く違う心境にあった筈で、日の丸に対しても同様でしょう。
 
 かくいう私は今でも君が代に対しては抵抗感があります。 が、日章旗については上のリンク先でも書いたように、海外に行った時に見ると、何とも言えない安堵感を感じますし、その時「自分は日本人だ」といやでも認識せざるを得なくなりました。
 
 で、海音寺爺が語ったように、あれから日本人(の若者)は海外に出たのでしょうか?
 もちろんスポーツの世界ではバイクに限らず多くの分野で活躍しています。 しかし庶民レベルというか、一般国民は不況のせいもあって、海外旅行はおろか、国内旅行へも出掛ける機会が減っているそうです。
 
 今ネット上で大阪や一部の地域を笑い者にする風潮があります。 もちろん多くは冗談だとは言え、かつて無実の芸能人を単なるネットのうわさ話を読んで殺人者だと信じ込んでしまった人がいたように、それが国内の地域同士でののしり合うような、つまらないことに繋がらないとも限りません。
 何せ、若者はケータイの支払いに追われ、バーチャルの世界に時間を割かれ、ネットで知的好奇心を満足させて行くあまり、実体験として国内にすら足を運ぼうとしていないようです。(観光都市計画の難しさを解説する新聞記事から)
 
 その延長として海外の特定の国や国民を確たる論拠も無く蔑視したり、やがては攻撃するに至るんじゃないかとふとナチス・ドイツや過去の国内外の歴史を思い出してもしまいます。
 まぁ、そんな私こそ(北朝鮮は行きたくても行けないけど)中国やイスラエルに行ってみた方がいいのかもしれませんけどね。
 
 最近は不景気で修学旅行や卒業旅行で海外に行く学生も少なくなったと聞きます。
 結局、いつの時代でも貧困が見聞を狭め、偏狭な思想を生み、戦争に繋がったのかなぁ、とも。
 
 てなことを考えてしまったTTアッセンでした。
 話をこちらに戻すと、じり貧の予兆から自力で抜け出した青山にも、GP通算100勝を達成したロッシにもおめでとうを言いたいですね。
 ファンが作ったロッシ100勝の歴史をレイアウトした横断幕。 プロのメディアの面目丸つぶれの大傑作でした。 10年前のあのひょうきんで目立ちたがり屋の奇人がここまで成長したというのは年齢は全く違うけど似たような性格の私としても自分のことのように嬉しいです。
 レベルと分野の差はあれど、自分もがんばらんとなぁ、と素直に思いましたよ。はい。
 
 とはいえ、どうしてストーナーの表彰後のインタビューがカットされてたんでしょうね。
 凡庸だったから? それとも悪態でもついた?
 どちらにせよ、昨年の恨みの記憶も新しいラグナ・セカでのロッシとの因縁試合が楽しみです。

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コメント

過去の予選タイムからすると、ロッシ、ストーナー、ペドロサ、ロレンゾは、単に速さ(ライディングスキル)では互角でしょうね。
ただ、バイクのセットアップしていくスキルはロッシが一番かな。次がストーナーでしょう。ペドロサはバイクが決まれば速いけど決まらないこともよくある。ロレンゾは度胸いいけど、やりすぎるときがよくあります。(安全マージンが足りない)
決勝レースでは、いろいろとロッシの巧さが光ります。

投稿: DS | 2009年7月 7日 (火) 20時35分

スペイン語やってる息子に聞いたら、
ロレンツオ→ロレンソ
でした。

"z"は"サシスセソ"なんだそうな。
う〜む、息子に世話になる歳が来たか。

投稿: あやおば | 2009年7月 7日 (火) 12時13分

 いや〜、いつもの三つ巴が、と思ってふたを開けたら久々のトム・ハンクス、もといペドロサが来ましたね。
 ここ暫くの彼の不調を見ていると、ビアッジ(スーパーバイクで健在だけど)のようにいつの間にか消えてしまうんじゃないだろうかと思っていた矢先の優勝だけに、本人はさぞ嬉しいでしょう。
 ロッシも125/250cc時代のライバル復活に本当に嬉しそうでした。 
 これはたまたまというより、ついにホンダも遅ればせながらマシンを仕上げてきたんじゃないかとも思わせました。

 解説も言ってましたが、これでストーナーとロレンツオが体調100%になったらロッシもうかうかしてられませんね。
 
 に、しても改めてロレンツオの天才さを再認識しました。
 普通こけまっせ、あのブレーキング。 そしてもしロッシまで巻き込んでいたらTeam FIAT-YAMAHAノーポイントでした。
 あの反射的なマシン制御能力は125cc時代からのロッシと全く同じ輝きを持っていると思います。
 やっぱり次はロレンツオの時代かなぁ...

投稿: あやおば | 2009年7月 7日 (火) 01時10分

いよいよラグナセカが始まりましたね。
初日フリー走行はロッシ、ロレンゾ、ストーナー、ペドロサの順でした。
http://race.yamaha-motor.co.jp/motogp/2009/rd08/

今朝、HDDレコーダーに残してある去年のラグナセカを見なおしてひとり興奮してました。(笑)
いまから月曜の朝が楽しみです。
しかし、毎年のことですが、WGP見てから仕事開始というのはイマイチしっくり来ません。

投稿: DS | 2009年7月 4日 (土) 13時24分

 そっか、金かかるんだ>DS 納得。
 野球もサッカーもプロ選手にするには相当な金が要るとは言え、レーシングカート積める車があって、毎週末親がそれを運転して全国のサーキットに連れて行き、終われば消耗品の交換、メンテが必要ですから、その時点では(極端に言えば)バットとグローブとユニフォームを与えていればいい野球とはスタートから親の負担が違います。

 そこから金かかる、って言っても、方や日本語の通じるステップが国内にあるのに、モータースポーツは世界ですからねぇ。
 2輪が4輪より有力なのも上記、スタート時点でのコストの差ですかねぇ。(トランポもハイエースはいらないし)

投稿: あやおば | 2009年7月 2日 (木) 00時20分

スカパーの今シーズンのWGP中継で、生放送ではなかったのは今回のアッセンのみです。いままではすべて生中継でした。
G+が巨人戦で埋まっている時は、スカパーのもうひとつの日テレのチャンネルを使って生中継してました。
昨年も同様で、スカパーはG+またはどこかの空きチャンネルを使って全戦生中継でした。
今回のアッセンが何故録画放送のみになったのかは分かりませんが予算の都合でしょうかね?
でも、録画放送にしても収録はリアルタイムでやってほしいです。視聴者にはバレないと思っているのでしょうけど、仕事で仕方なくレース見ているアナウンサーとは違い、こっちは仕事さぼってでもWGP見たいファンですから、ちょっとした実況の矛盾もすぐに分かってしまいます。

投稿: DS | 2009年7月 2日 (木) 00時10分

日本の場合、抜群の運動神経(反射神経)を持っている子どもが一番に目指すのはプロ野球選手、次がサッカー選手かな。
なので、F1チャンプは出ないけど野球のワールドなんちゃらのタイトルは取れてますね。

二輪と四輪の戦績の差は、やはり競技人口の差じゃないでしょうか。
レーシングカートに乗る子どもはポケバイよりも少ないような気がします。

二輪の日本人の戦績については、ウィキペディアに詳しく載ってます。「ロードレース世界選手権」または「WGP」にて検索ください。
その他「渡辺明 モトクロス」「藤波貴久」

投稿: DS | 2009年7月 1日 (水) 23時56分

 う〜ん、そういえばずっと以前から日本人2輪ライダー>日本人4輪ドライバーの図式は変わりませんねぇ>たけ

 何度かそれを解明するような記事を見たこともありますが、今ひとつ納得できるものがあった記憶がありません。
 もう日本も欧米並みのモーターリーゼーションを持っていますから、子供の頃からポケバイやカートに親しむ環境も揃っていますし、4輪ドライバーが特に他のスポーツのように体力的に劣っているからとも思えませんし。
 別に若い世代に限らず、2輪時代の国光さんと4輪の生沢(共に知らんでしょうが)の戦績の差を見ても今と似たようなものがあります。

 うまく言葉にできませんが、日本人は2輪的なファイトは得意で、しかしそのスタイル(国民性)を4輪に持ち込むと、じり貧か勇み足という結果にしかならない図式があるのかもしれません。
 例えば農耕民族は2輪には適しているが四輪は狩猟民族の方が有利だとか。(あくまで例えですが)

投稿: あやおば | 2009年7月 1日 (水) 23時31分

 相当あの解説にはキてますね>DS

 あの放送、ライブじゃなかったんですね。
 私としては125ccからずっと放送してくれるだけでも有り難いので、そこまで気づいていませんでした。
 もうちょっと予算というかスポンサーがつけば、現地に実況と解説が飛んで、例えば解説陣の現地直前情報収集とかができればもっと充実するのに、と残念です。
 その点ではヤマハもスズキも資本投下していない中、スポンサーになっているホンダとブリジストンには逆に感謝するべきなのかも。

 それを考えると中身はつまらんのに清原や古田を連れて行く余裕のあるF1中継はスポンサーが充実してますね。
 さすが腐っても地上波。

投稿: あやおば | 2009年7月 1日 (水) 23時22分

どうもです、バイクには疎いたけです。

印象レベルで具体的に調べた訳ではないですが、2輪レースの方が4輪に比べて日本人の活躍が目覚ましいような気がしますね。
日本人て2輪の方が向いてたりするのかなぁ。

ところで、ニフティのメールアドレスって生きてますか?
確認せずにメール送ってしまいました。。。

投稿: たけ | 2009年7月 1日 (水) 14時49分

青山選手の今シーズンの活躍はほんと嬉しいです。
昨年、突然のKTMの250クラス撤退で一時は今シーズンのシートを失うんじゃないかと心配しました。それがポイントリーダーですもん。奇跡の復活。

2008年鈴鹿8耐で高橋裕紀選手のピット裏をうろうろしていたら(出待ちとも言う(笑))、私の目の前に青山選手がいました。周囲の観客はたぶん気が付いていなくて、私だけ写真撮ってました。
当時高橋選手が乗っていたホンダ250に今は青山選手が乗ってますが、あの時はその後リーマンショックがWGP界を襲い青山選手がチーム移籍するとは神様以外知りませんでした。

で、アッセンですが、
ラスト2ラップ最終シケインでのバウティスタの追突は驚きました。
パソコンで中継見てからスカパーでの放送も見ましたが、やはり坂田さんの解説は鋭い。青山選手が高速シケインの最初のクリップを僅かに外した一瞬を見逃さないのは流石です。今回スカパーはライブ放送じゃないので、事前にレースを一度見てから解説を入れることも可能ですが、125クラス、250クラスともに坂田さんはぶっつけ本番で解説しているように感じました。一方実況アナウンサーは事前に一度見てから後付でレース実況しているのがバレバレでかなり耳障り。
青山選手のラストラップ、坂田さんは青山選手のマシンがラスト1周もつのか必死に心配しているのに、結果を知っているアナウンサーは青山選手の優勝を盛り上げるための演出しかしてませんね。私も生中継みてからスカパー見ているので実況アナウンサーが結果を知りつつ放送しているのがよく分かりました。
結果を知って実況しているのに「前畑ガンバレ」的なのは聞いてるこちらがシラケます。スカパーの録画放送もライブ中継に合わせてすべて生で収録すればいいのに何か不都合でもあるんですかね。

投稿: DS | 2009年6月30日 (火) 23時28分

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