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往生しまっせぇ(PowerBook G4修理編:1)

 大木ひびき・こだま、最近見ないですね。 やっぱりお笑いは使い捨ての時代なのかも。
 
 さて、CDもDVDも受け付けなくなったPowerBook G4(12 inch 1.5GHz)の修理です。
 先にも書いたように、組木細工のようなiBook(dual USB)に比べるとアルミのPowerBookはビスがあちらこちらに見えているし、なにより、歴代PowerBook最複雑といわれたDuoも分解組み立てしている勝手な自負もあって木曜日未明に事務所に行って作業開始。
 
 ところがさすがApple、一筋縄では行きませんでした。
 確かにビスは見えているけど、ユーザーが分解するのを阻止したい意図が明らかに見える罠のような構造。 ピラミッドに忍び込んで残忍な罠にかかった墓泥棒のような気分になります。
 
 結論から言うと、HDは比較的簡単に交換できるのに比較して、光学ドライブはバラバラにしないと交換できません。 ビスがそこに見えているのに...と思いつつ、そのビスの目の前にはメインボードが立ちはだかっています。

Pb_g4_1 

 順を追って書くと、キーボードを外すのはF1-F2、F11-F12キーの間にあるビス二カ所、ボディ裏のRAMを覆っているふたを外すと見える、キーボードを裏から止めている黒いビス一カ所をゆるめます。
 キーは左側から細いドライバーを入れ、キーとパンタグラフの間をこじるようにすると右を支点に外れます。 私はこれが分からずにF12キーをパーにしました。
 見栄えにこだわらないのであれば上記二つのキーの間からプラスドライバをゴリゴリ差し入れた方が楽かもしれません。(このビスは小さいグレーのシールで覆われているのでよく見ないと分かりません)
 
 上蓋は意外と簡単で、背面の四本のビスの上側二つ。両サイド手前の合計四本、キーボードを外した平板に多数あるビス、そしてバッテリーを外したベイにある三本です。
 例のはめ込みは、バッテリーベイの爪をはずしてプラスチックカードで再度噛み込まないようにすればHDD側の方は簡単に外れました。
 
 この時点で外したビスが多数。 既に詳細は覚えていません。
 この辺で少し嫌な予感が...
 
 とはいえ、ここまででHDDは交換できます。
 ところがどう見ても光学ドライブは、HDD、バッテリーに繋がっているドーターボード、ヒートシンクとサブフレーム外して基盤を浮かせないと交換できません。 当然ですが配線も複数あり、元通り接続するのは当たり前として、作業中に破損でもさせれば全てパーです。
 
 この時点で月曜日午前中までにこのマシンで学生の採点をしなくてはならないことを思い出しました。
 壊してしまったら採点ができません...
 
 原始的に各部を少しずつ揺すってみてネジや勘合部を少しづつ、しかし無秩序に分解して行きます。
 配線はそれでも必死で覚えましたが、ネジのバリエーションはもう無視。 正直言って「あ、これは壊したな」と寒い風が背後を吹き抜けるのが分かります。

Pb_g4_2
 
 とは言え、ここで投げ出すわけにも行かないので、意識を集中させて再組み立て。
 外した壊れた光学ドライブは、中でディスクをガイドするローラーアームが中途半端な位置で止まったままになっていました。
 この時点で新しい光学ドライブにそっとディスクを入れ、スムーズに入って行くのを確認。
 
 夜が白み行く中、朦朧とする意識に喝を入れ、なんとか組み上げて一度両手を合わせてお祈りをした後に電源ボタンを押す。
 
 ジョワ〜ン♪
 
 わっ!!!! 奇跡じゃ! 何事もなかったかのように立ち上がったやんか!
 ついでにRAMを768MBから1.28GBにしたのも併せ、システムプロファイラでちゃんと認識されています。
 
 この時点でおっさん(私)、有頂天。

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