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よくやった>警察

 潜在的中年反抗分子としては、警察を含めた体制には常に懐疑的なのが癖になっていますが、今回のタレントブログの中傷書き込みの犯人を立件・逮捕したのはよくやったと正直に思います。

 匿名の書き込みであってもサーバー管理者にログの開示をさせれば、ある程度個人を特定できるとは知識では知ってはいても、実際に二十人弱の人間に絞り込むことができたのは、一応業界の端にいる私にとっても正直驚きました。
 実際にサーバーログを見たことのある人はお分かりかと思いますが、それは一見バイナリか、と思うくらい抽象的で膨大なテキストの固まりですから、いくらテンプレートやフィルターで整理していくとは言え、炎上見たさの野次馬のアクセスも大した量だったことでしょう。

 この報道でいろいろなことが頭に浮かびました。
 まずは当該ブログが大手(ameblo)でよかったね、ということ。
 多くの人に、匿名による書き込みでもアシがつく、という戒めにはなったとは思いますが、これが弱小だったり横着な体制のサービスならログが無いとか、管理者に連絡が取れないということもあるでしょう。 そういう点では個人がゲリラ的に立ち上げる学校裏サイトでの匿名によるいじめには必ずしも今回のようにはいかないでしょう。
 自分でブログを立ち上げる時には「だから信用できるサービスを選べ」とは言えますが、他のいい加減な場所に勝手に書き込まれた場合はどうしようもありません。

 次に今の時点で容疑を認めて逮捕に至った女性は、完全にタレントが過去の殺人事件に関与していたと信じていたこと。
 私は「単に面白かったので調子に乗りました」程度かと想像していたんです。 恐らくは全てネットでの書き込みのみでそこまで信じ込めることに、驚きを超えた恐怖を覚えます。
 私がよく使う言葉ですが「悪いとわかっていて悪事をする人より、善意と信じ込んでいる悪事の方が質が悪い」そのもの。

 そして、警察のサイバー捜査力も力を付けて来たということ。
 数年前、私の通う専門学校に「サイバーポリスマン募集」という県警のポスターが貼られており、ネットのコミュニケーションに詳しい人、サーバー技術に長けた人、などの条件が書かれていました。 それがここに来て相当の実力を持ってきた証拠とも思えます。
 まぁ「ネクザ(ネットヤクザ)」という言葉が生まれているくらいですから、それに対抗する側も進化してくれないと困るわけで、そういう点では、人の命が失われないと動いてくれない、と噂される警察としては、一種世間への警告を含めて今回の捜査に力を入れたのかもしれません。

 最後に、被害者の名前を7時のNHKニュースで聞いたとき、ご本人には失礼とは思いつつ「誰?」と思ってしまいました。
 ごめんなさい。

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