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暗殺の危惧

 オバマ次期アメリカ大統領の当選が決まった時、ふとケネディ大統領の暗殺を思い出してしまいました。
 あの事件が起こったのは私が5才のときでしたが、それでも何となく大変なことが起こった、という記憶だけはあります。
 その後「ケネディナイツ」というコミックで(漫画的に編集はされているものの)暗殺の詳細を知り、さらにその後、弟のロバートまで暗殺されるに至って、子供心に「ああいう若くて爽やかなヒーローを案外アメリカ人は嫌いなのか」と思ったこともまだ覚えています。
 
 加えてハーフとは言えオバマ氏は黒人であり、さらにキング牧師の暗殺もだぶります。
 
 アメリカは日本のように一つの政権が永きに渡り与党を占めることはなかったので、民主党大統領になったからといって今まで甘い汁を吸っていた連中の構図がすべて塗り変わるということはないようですが、イデオロギー的に、あるいは感情的に、これまでの流れを一掃する革命的な政治家の誕生や人種問題を快しと思わない人々がいることは知られています。
 あと、あまりマスコミでは深く語られませんが、母方がユダヤ系であることで、オバマ氏は米国初の黒人大統領であると同時にユダヤ系大統領でもあります。
 これは長くアメリカの繁栄を支えて来た、「政治はWASP、経済はユダヤ」という住み分けを壊すことであり、この辺の軋轢がどう絡むのかも心配になります。
 
 アメリカの人種問題は表向きはクリーンになっていますが、本音レベルではまだまだ根深く、丁度日本の子供の虐め問題に似ているかもしれません。
 実際、私が夜のワイキキビーチのベンチに座っていたとき、うろつく日本人観光客目当ての売春婦を指して、「あの黒いのはどうなの?」とロコのおばさんが私に冗談で話しかけてきました。
 この会話に出てくるのは私、売春婦、地元住民、全て有色人種なんですよね。
 私は「いや、それはこの国ではデリケートな話題だから」と答えて笑いで済みましたが、実際の生活レベルではアメリカの人種問題はそこここにあると感じた瞬間でした。
 
 身近なユダヤ問題としては、数年前、飲み屋でアメリカで親族がビジネスをしているというイギリス人がさんざん"That Jewish!"、と文句垂れてました。(横の日本人のガールフレンドは、「そんなこと言っちゃいけないよ!」とたしなめてましたが)
 「それってイギリスでは公の場所で言っていいの?」と聞いたら、
 「裏じゃみんな言ってるさ」ってことで、
 これはこれでまたオバマ氏の背負うDNAの根の深さを物語っています。
 
 オバマ氏になって何が変わるのか、今より良くなるのか、そして日本への影響も何も分かりません。
 ただ、暗殺という文字通り「暗い」事実だけは無きことを祈ります。
 
 しかし...
 さて、今回の政治交代を日本に当てはめてみて、与野党交代の時代、とも一瞬思ったのですが、オバマと小沢ではあまりに見た目が違うので、それ以上想像が進みませんでした...

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コメント

 そうなんですよ、オバマ氏の暗殺関連の話題は既に多数出ています。

 我々素人だけではなく、昨夜もNHKの「そのとき歴史が動いた」でキング牧師を扱っていて、その冒頭でオバマ氏を写しています。
まぁ、当たり前の流れなんですが、こういう対比が余計に暗殺の心配を生んでいる背景もあるでしょうね。

 本人だけではなく、家族や果ては犬までこれから最低四年間、ずっと心配しなくてはならないのは、さぞ大変でしょう。

投稿: あやおば | 2008年11月13日 (木) 19時49分

「オバマ 暗殺」をキーワードにGoogle検索すると26万件ほどヒットします。皆さん危惧されているようですね。
暗殺計画もいくつかあったようです。
いまからこれじゃ警備も大変でしょうね。

投稿: DS | 2008年11月12日 (水) 21時13分

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