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映画「靖国」に見る日本の民度の低さ

 右翼街宣の圧力を恐れて次々と上映中止が決まった映画「靖国」ですが、なんとか大阪のマイナー(失礼)な映画館が上映を予定通り行うことが決まった、というニュースが流れています。
 久々に大阪らしいアウトローというかアウトサイダー的な快挙だと思います。
 
 何より気分が悪いのは自民党の稲田と言うタカ派議員が不快感を示しただけで多くの映画館が上映中止を決めたということです。
 おそらくはこの議員グループの下には多くのエセ右翼団体が群がっていて、この議員がそういう不快感を示す、イコール街宣車の出動命令に等しい関係が成り立っているのでしょう。
 
 たまたま国から助成金が出ていたことがあれこれと言われる発端だとは思いますが、では国が補助金を出したものが国の思惑通りでなければならないヒモ付きだというのも特に芸術分野であることを考えると次元の低い話で、稲田議員は事前検閲まで要求したというから何様だと思っているのでしょうか。
 結局国会議員全体対象なら、ということで試写会が行われたようですがそれも政府の事前検閲でしょう。
 
 証拠は見つけられませんでしたが、先のプリンスホテルの日教組集会の会場提供拒否もこういう自民タカ派議員の「証拠無き無言の街宣出動命令」で導かれたのかもしれない、とも思えます。 こうなるともはや国レベルでの脅迫です。
 
 私は「靖国」という映画を見てませんから誰が、そして何が正しいかわかりません。
 わからないからこそまずは公開してそれぞれの価値感を問うのが文化であって、周辺に迷惑がかかるからというもっともらしいうさんくさい言葉で自粛する、そしてそれを暗に強要する力が存在するというのでは、自分たちに都合の良い状態を一時的に作り上げて「チベットは安泰だ」という中国と変わらない民度の低さを示していて恥ずかしくなります。
 
 今回のニュースを検索していて映画「靖国」の流れをわかりやすく書いているブログを見つけましたが、ここでも書かれている「街宣右翼を規制しない自民党政府」という見出しがあり、私も子供の頃からそれは感じていました。
 大人に聞くと、「そりゃ政治家が雇ってるんだから」という答えが返ってきて、そうかだから警察も取り締まろうとしないんだ、と合点したことを思い出します。
 
 まぁ、実際にはもっと複雑な要素が絡みますし、本当の右翼の幹部(たまたま人に紹介されて飲んでいたらそういう人だった)に政治にゴマする街宣活動をするような団体と一緒にするな、と言われたりもしますが、今回の稲田議員の言動と結果を見るとそういう流れがない訳でないという証明をしてしまったととらえざるを得ません。
 
 まぁ、やっぱり一度与党は入れ替えてこういう圧力議員だとか各種族議員だとかいう「宿便」みたいな連中をパージする必要はあると思います。

 この稲田という議員、例の郵政民営化に反対した議員に向けられた刺客議員の一人で、何より弁護士なんですね。 個人を護らず党を護るというわけですか。
 やれやれ...

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