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手のひら返す与党

 沖縄の集団自決に日本軍が関与していなかったと言う教科書検定が覆りそうです。
 
 先日、沖縄で検定結果に抗議する大規模な集会が開かれたとき、正直言って何も変わらないだろうな、と醒めた目で見ていました。
 ところが与党は驚くべきスピードで主張を曲げてしまいました。
 
 検定は一応独立した委員会が行っているとは言え、実際に時の政治に強く影響されているのは明らかで、ついこの間に与党自民党が中心になって行っていた右傾、軍事教育への回帰ムードに倣っていたと言っても良いでしょう。
 ところが参議院選で与野党が逆転した途端にこれです。
 圧力をかけられながら多大な労力をかけて決定に至った委員会のメンバーも唖然としているでしょう。
 
 「事実を断定できなかった」というのであれば歴史の殆どは教科書から消えてしまいます。 本当に645年に大化の改新はあったの? 断定できるの? 先生見たの?
 子供のケンカです。
 
 まぁ、ある意味、自民党と言うのは例の福田総理も言ってましたが「自浄機能を持つ」という通りではあり、しかし大の大人、それもジジイも多数いる中で見ている方が恥ずかしくなる節操のなさでもあります。
 だったらこの検定のみならず、記録的な強行採決数、憲法改正、自衛隊法改正等々、その時々でその自浄機能を有効にできなかったのかとも思います。
 
 恐らくは選挙敗北の原因のひとつであった地方切り捨てに対し、もっとも地域格差拡大の影響が大きい沖縄だから大幅な転換イメージが得られると言う計算があったのでしょう。
 悲しいことにこういう節操の無い動きを国民の大多数は好感し、次の衆議院選ではそれなりに自民党&公明党は議席を確保することに成功するのでしょう、というのはこれまでの例を見ていても何となく読めて来ます。
 そしてその直後からは「参議院選から時代は変わった。今我々の政治は国民の支持を得た」とか言ってまたやりたい放題。(三年間は参議院の逆転があるからそうも行かないでしょうけど)
 
 という繰り返しを何度見て来たことか。 
 お願いですから政治屋ではなく政治家と呼ばれたければもっと大人になって下さい。
 
 もし先の選挙で大敗を喫さなければこの一件も「沖縄の方には説明を尽くし理解を求めて行く所存です」と答えて終りだったでしょう。

 もちろん右傾化を続けて欲しかったわけではありません。 
 あの頃の日本は自信と誇りを持っていた、という意味で回帰を夢見るなら、振り返るのではなく政治屋から尊敬される政治家となり、国民が夢を持って明日を行きて行けるという政策で新たな自信と誇りを持てるようにするべき、と書くとあまりにも幼稚でしょうか...

 でも知り合いでこんな奴がいたら嫌われるで...

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