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幻のTスケールバンド

 バイト先の近所のスーパーで大福餅を買い、ベランダから見事な満月見ながらささやかな月見。
 「今日はblogのネタが無いなぁ、寝るべぇか」とその後布団の上で何故かディープパープルをiPodで聞きながらふと思い出したことが。
 
 エア・ギターというのが昨今流行っており何でも日本人が世界大会で二年連続優勝したとか。
 でも私はあんなの全然だと思っているのです。
 
 それは年代が、とか音楽性がどう、とかいうのではなく30年近く前にもっと凄いのを見てしまったからに他なりません。
 
 その名は「Tスケールバンド」。
 大阪G大の男性二人組、デザインなのか建築だったのかの生徒で、授業で必須のT定規、つまりT-scaleを楽器に見立ててのパフォーマンス。
 当時の友人にG大関係が多くて、その繋がりで知ったのですが、とにかく何でもTスケールでやってのけました。
 ギター、サックス、トランペット、ドラム、キーボード、果てはスタンド付マイク。
 それだけでも笑いが取れるのに満足せず、当時流行り出したミュージックビデオのライブを研究し、例えばギターなら、クラプトンのチョーキング〜ビブラートの微妙なネックの揺れ、ドン・フェルダーがステージに置いたアタッチメントを踏むタイミング、トム・ジョンストンがギターのボリュームを微妙に調整するところまで仕草をコピーしたのは既に「芸」の域でした。
 これに比べたらエアギターなんて子供が学校の掃除の時間にホウキでギターの真似している程度です。
 
 見ている方もそんなビデオを何度も何度も見ている連中ですから、ふとメンバーの間で取るアイコンタクトまで真似られるともう堪らず拍手喝采。
 で、音楽は一切演奏せず、会場にはただ本物の音楽のみが流れているだけ。
 いわゆるクチパクではなく「楽器パク」でしたねぇ、あれは。
 
 Tスケールバンドはプロでも何でも無く、単に学生が遊びでやっていただけでしたから、その後デビューとかする事も無く、恐らく今頃は何とかデザイナーとかを普通にやっているのでしょうが、個人的には嘉門達夫(←ちなみに同級生)があの芸でやっていけるんだから彼らもなんとかしてデビューして欲しかったと残念でなりません。
 
 ここまで読んで何となくTスケールバンドのイメージが掴めた若くて音楽好きのあなた、今からでも遅くない。 彼らの意思(遺志、ではない)を継いで世に出て下さい。 応援するから。
 
 ギターだけじゃなくてマイクスタンド芸でジェームス・ブラウンもできるし、バイオリンで葉加瀬太郎、中国楽器で女子十二楽坊も狙えます。 唯一キーボード系はTスケールではパッとしなかったけど、黒ぶちメガネかけてアンジェラ・アキ、もっと渋いところでアコーディオンに見立てて中山ウリなんて渋谷辺りでウケそう。
 のだめ以来のクラシックブームですから、数十人集めて盛装して、それで楽器はみんなTスケールのオーケストラってのも最高に笑えそう。
 
 エアギターなんてもう古い!!!! これからはTスケール・ミュージック!?

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