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相撲界の低能さ

 どうやら時津風部屋が部屋ぐるみでいじめをやってたようですね。
 まぁ、鍛錬といじめは昔から紙一重みたいなところがあるとは言え、ビール瓶で殴って鍛えると言う話は前代未聞です。
 
 時間が経つに連れ、殺された(と、敢えて断定しておきます)弟子が辞めたいと意思表示した事からこういう事態になったと現時点では想像できます。
 辞めたいと言ったら殴る蹴る、そして殺される。 これじゃヤクザの世界と同じ。
 
 最低でも業務上過失致死、最悪は殺人罪及び幇助で部屋消滅が妥当かと思います。
 
 まぁ、この辺りは今後の進展待ちの部分もあるとは言え、相撲界トップの低能さを改めて示した事件かと私は感じました。
 例の朝青龍事件での高砂親方の甘さ加減。 獰猛なだけの猛獣を躾ける事もできず、ただのモンゴル温泉旅行は呆れるのを通り越して思わず笑ってしまいました。
 そして相撲界のドンである理事長はそれについて歯切れの悪い言動しか行っていません。
 
 新人類関取とか言われた北尾辺りから、相撲界は変化する世相に対応し切れなくなったのだとも言えます。
 千代の富士が引退後に「田舎の貧しい家に育ち、東京から親方が来て『相撲で強くなれば腹一杯飯が食える、お金持ちになって両親も楽になる』と言われて相撲界に入った」と語ったのを覚えていますが、(地方の格差拡大とは言え)その頃とは時代が違います。
 
 しかし指導者達はそれに対応せず、キツい言い方をすれば対応できる能力も無く、ただただ自分が体で覚えて来た方法を工夫も無く下に伝えるだけしかして来なかった膿が今頃になって出て来たと言えないでしょうか。
 
 一方で有識者など立派な教育を受けた面々が横綱審議会とかで鎮座しているけど、相撲協会に遠慮があるのか、持って回ったような批判しかできていません。 もちろん、実際に相撲をとった事も無い連中がリーダーになるのはまた困り者ながら、少しでも協会運営に批判的な態度をとったものは即取材証を取り上げる等、協会は頭が切れるとはお世辞にも思えません。
 
 国技であることには文句を言うつもりはありませんが、その過保護にあぐらをかいて八百長も含む批判に対して数十年前からいつもうやむやな対応で済ませ、そしてなぜかそれを容認しようとするマスコミの姿勢等、このままでは相撲界はますます一部の人たちのマニアな興業に向かい、国民の意識とはほど遠い国技になりそうな気がします。
 
 柔道ですら国際的な協会の理事から日本人が事実上排斥されるような時代ですから、相撲の世界も数十年先を見越した組織になるべきで、そしてそれが可能にする広い視野を持った人物がトップに立つべきでしょう。
 冒頭弟子殺人もうやむやにするようであれば、さすがに世論も黙っていないでしょう。

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