これで良いのかVW・Audi
昨日の休みを利用して確定申告やら決算関係の数字をまとめていますが、これでOKと思ったら資料が家にあったり意味不明のところがあったりでなかなかすっきりとは終わりません。
この山を乗り切れば今年は楽になるんですけどね〜。
さて久々の車ネタです。
輸入車のパーツショップでバイトしていると、評論家時代には気がつかなかったところに気がつきます。
例えばVWのパサートで、これはちゃんとこのblogに広報車に乗った時のレポートを書いています。
全体的には横幅を除いて良い車なのですが、ショップで先日ヘッドライトのキセノンバルブを交換しようとするとバンパーまで外さないといけないことが発覚。
まぁ、確かにキセノンバルブはこれまでのフィラメントタイプに比べると飛躍的に寿命が延びていますし、実際ユニットごと交換した私のC200のBOSCHのキセノンライトも5年経ちますが全く問題ありません。
そういうユーザーサーベイの結果、「ユーザーがヘッドライトバルブを交換する事は無い」という判断をVWは下したのかも知れません。
では同じグループ会社のAudiのA3はいかに。
これまた先日同ショップでヘッドライト組み込みのウインカーバルブをシルバータイプのもの(消灯時はグレーながら、点灯するとちゃんとオレンジになる)に交換する話がありました。
しかしこれまたバルブの裏側に全く手が入らない。
恐らくこちらもバンパーを外した後にヘッドライトも取り外さなくてはなりません。 しかも取り付けボルトは一般ユーザーの整備を拒否するかのような花びら型ボルト穴。
「まさかそんなぁ」と思って車載のユーザーマニュアルを見たら「ウインカーバルブの交換は指定のディーラーで」と書いてある。
こちらはヘッドライトとは話が違って、寿命の短いフィラメントタイプ。 LEDならともかく、旅先で切れる事も充分あり得るし、その為にスペアバルブを積んでいる人も多いと思います。
で、なにげなしに交換しようとしたら自分では交換できない。 そんな時に目の前にAudiの正規ディーラーが、なんて訳が無い。
そう言えば20年くらい前のホンダ車がこういうやっつけ仕事みたいな設計をしていたなぁ、と思い出します。
しかしその頃世界の車のリーダーだったドイツ車がこういう車の作り方をしていて良いのかと思うと到底肯定できません。
最近のメルセデスがこの辺りをどう設計しているかは勉強不足ながら、少なくとも私のC200の時代は「通常走行に不可欠なバルブはユーザーがその場で交換できる」という思想があったようで、実際前後左右全てのウインカーバルブは工具無しで交換できます。
なんだか少しがっかりした最近のVW・Audiグループの車作りでした。
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コメント
な〜るほど、キセノンランプの寿命と同じく、ロングライフ電球の登場を前提に非分解を採用したと言う事ですか。
しかし、エンジン制御がブラックボックス化して久しい今、この辺りの周辺の部品くらいはユーザー自らが簡単に手を入れられるように残して欲しいですね。
一方で、日本の最近のもの作りのいい加減さ、もっと正確に言うと厳しいグローバリズムの中でのコスト競争で寿命が妙に短い商品があるのが気になります。
バイト先で売っているベロフのLEDウエッジ球が切れると言う苦情がよくあり、先日も交換して三週間でまた点灯しなくなった例がありました。
BOSCHやHellaが採用しているバルブがその手の次元のものでない事を祈ります。
投稿: あやおば | 2007年3月16日 (金) 00時58分
家庭用白熱電球を買う時には長寿命な110Vタイプを買うようになるべくしてますが、自動車のバルブにも長寿命タイプがあったんですね。
投稿: DS | 2007年3月12日 (月) 22時25分
最近のライト事情ですが、フィラメントとはいえ、ウインカーやストップランプに使われているバルブは、一見普通に見えて実は長寿命タイプに変わってきています。これは通常の使用なら、おそらく廃車まではフィラメント切れが発生しないもので、初期不良品でもない限り電球交換は殆ど発生しません。 そういう所を見越して、ライト廻りはそういう割り切った設計になっているかと想像します。
まあ、設計側からいうと、わざわざ寿命の短い社外バルブに変えるような事は想定しないわけで…。
ディーラー交換を指定しているのは、純正の長寿命品を使ってもらう意味もあるかも知れません。
投稿: 神戸"BNR" | 2007年3月12日 (月) 14時27分