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バイラルマーケティングとな?

 先日見つけたWeb STRATEGYという本をパラパラ読んでいると、バイラルマーケティングという言葉が目に入りました。
 
 バイラルというのは伝染するという意味だそうですが、具体的には企業のWeb上にコミュニティの場所を設け、そこで消費者と直接対話し、口コミを広げて販売増、売り上げ増に繋げよう、という手法です。
 
 確かに技術的にはオープンソースの発達で、かつてのようなBBS(掲示板)ではなく、blog、SNSを簡単に実現できますので(今は少し波風が立っているものの)mixiが上場しただとかの情勢下では非常に解りやすい戦略です。
 
 一方でパソコン通信のフォーラム管理者を長年やっていた経験からは、はて?そんなにうまく行くのだろうか?とも疑いの念を抱いてしまいます。
 
 「○○という新商品が出ました」「○○良いですね」「ほんと?私も買ってみよう」「ぼくも」
 というのを切り札にweb会社は営業をかけるのでしょう。
 でも、当然ながらいつもそううまく行く訳ではありません。
 
 「○○良くないよ」「これなら他の会社の××が良かった」「ほんと?じゃ、××一度買ってみよう」「ぼくも」
 というケースもあり得ますし、いわゆるクレーマーがここぞとばかりに滔々と苦情を述べるかも知れません。
 
 そういうのを誰が管理するんだろう、と私は思うのです。
 
 今の所、web会社やITマーケティング会社はどうもコミュニティスペースという入れ物を売り込む事で競争をしているような気がします。
 その一方で、コミュニティの中身の管理をどうするかと言うのが今ひとつ見えてきません。
 ネットワークコミュニティに全く疎い売り込みを受ける側の企業経営者は、コンピューター関連と言う事で、システム管理部だとか、通販部、果ては外注のweb制作会社に任せていれば良いと思っている様な節もあります。
 
 そんなレベルでは、対応や品質へのネガティブな意見が出たとき、下位層の管理者が仮に対応を約束しても、上層部は知らん顔、果ては「そんな面倒ならコミュニティなんてやめてしまえ!」となるのがオチでしょう。
 
 webページがブームになり出した10年くらい前、多くの人が個性を出そうとしてBBSを作って自ホームページ上で公開しました。 これが何かのきっかけで今で言う燃え燃え状態になり、主催者が嫌気がさして「残念ながらBBSは閉鎖します」と連発したのを思い出します。
 
 仮に会社にネガティブなメッセージがあがっても、それを否定せずに時間をかけて自分の会社の製品向上に役立てる、といういわゆる育てる、という発想が無いと、バイラルなんとかという難しそうな言葉を使っても、燃え燃え空中分解の連続になるのでは?とちょっと斜に眺めています。
 
 そうなったらバイラルマーケティング導入の費用等、誰が責任を取らされるんでしょうねぇ...

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