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確定申告の季節に想ふこと

 確定申告の締め切りは15日です。
 
 今頃は全国の自営業の方、副業をされている方、給与所得だけで食っているのに一千万以上貰っている方(フン!)は大わらわの事と存じます。
 
 ま、ひがんでも仕方ないので話を我々のような個人事業主に絞りますと、経理担当者がいるわけもなく、結局自分で決算をして申告書に記入、提出する事になります。
 何となく世の中は税金を払うのはあほらしい、という風潮があり、「申告?それどころか長い間税金払ってないぜ」と豪語する方もいるにはいます。 でも私としては例え100円でも払っておけば、市町村の自営業向けの低金利融資が受けられる等、メリットが無い訳ではありません。
 逆に儲かっていないのに税務署の人間が来て催告したときにもちゃんと決算して申告しておけば説明をする事ができます。
 ただ、脱税はいけませんが、節税には励まなくてはなりません。 これ大事。
 
 しかし、大概のクリエイターは経理なんで苦手どころが、そういうのに向いてないからクリエイターになったような人が多く、その点私は過去の寄り道が思わぬ恩恵をもたらしてくれています。
 昔々、私は高校卒業時点で行ける大学が無いと教師に宣言され、父親が過労死した事と、そのプレッシャーやら何やらで中国地方のある都市にある経理の専門学校に行きました。(逃げました、と言う人もいます)
 一応、自分なりにしっかり考えたつもりながら、やっぱり向いてなくて、秋頃から不登校。 ずっと下宿でFEN Iwakuniを聞きながら本を読んでいました。
 結局一年で中退し、母は自分の息子の履歴書に「中退」という刻印が残る事に非常にショックを受けていたようです。

 ただし、そこは二年制で税理士を目指すコースだったので、中退したとは言え珠算の三級と日商簿記の三級は取る事ができました。 んなもん商業高校では卒業の必須資格と言われますが、私は普通科だったので、ま、良いじゃないですか。
 加えて、半ば聞いていなかったとは言うものの、税法だとか減価償却法なんてのも習っていました。
 とは言え、中退する時には、何とも無駄な一年間だったと後悔したのは事実です。(実際、珠算なんてのは今では南京玉簾と同じくらいくらいの伝統芸能)

 結局大阪の自宅に戻って一年間宅浪した後、経営の大学に入学。(この時点でもクリエイション方面に行く気にはなれなかった。なんせ姉が一足先に芸大に行ってその学費の高さにみんな驚いていたから)
 この大学時代、必修の簿記でみんな苦労していた時、私は楽勝。 正直、ほんの少し「へ、得したかな」と思いました。 でもかけた親の金の事を考えるととてもじゃないけど誇れる事ではありません。
 
 その後、紆余曲折があって、最初は自動車部品の貿易を行う会社を作って独立した訳ですが、その数年前から修行を兼ねて働いていた自動車修理工場に、今考えるととてつもなくでかい経理専用マシンの中古が流れて来てその操作を担当することに。
 大学のゼミではコンピューターを取っていて、fortranという言語で、1+1=2という答えを出させるだけでも数枚のマークシートを鉛筆で塗りつぶし、なんだか偉そうにしている四回生の間を縫ってシュパシュパシュパとトランプを機械で切るような端末で入力していました。 相手は大型汎用機。
 まだパソコンはハードディスクもフロッピーも一般的ではなく、カセットテープ(既に死語)が記録装置、絵も描けないので今の顔文字みたいなのを駆使して「絵もどき」ができる程度でした。
 
 結局、その工場でコンピューターと経理の知識が結びつき、おかげでその後独立した後の確定申告も大して苦にならずに済んでいます。
 この間、一回税務署が調査に入った時にもちゃんと対応できたし、消費税の対象金額が売り上げ一千万円に引き下げられたときの攻防も無事撃退できたので、この季節になると本当に「学んだ事に無駄は無い」と痛感するのでした。 いや、ほんま。
 
 だからクリエイターもExcelくらい使えるように、と言いたかったのに、オヤジの昔話で長くなってしまいました。 続きは明日、と言いたいところですが、明日は卒業式→二次会ですのでblogどころじゃないでしょう。 多分...

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