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不快と爽快

 金曜日に私が専門学校で教えているコースの1,2年のうち、2年の卒業制作のプレゼン発表が終わりました。
 まだパネル制作が残ってはいるものの、殆どは非常に歯ごたえのある企画を考案する事ができたと感じました。 社会に出ていきなりこんな企画制作をさせてもらえる訳はありませんが、間違いなく考える力にはなっている訳で、仕事には必ず役に立つ経験になったと思います。
 
 と、それは美談ながら、この間、1年も2年も学校に泊まり込むことができます。
 当然飲食もするわけで、ゴミ箱が満杯、どころか壁沿いにうずたかく積み上げられている状態。
 自分独りの事務所や自室ならゴキブリが湧こうが蛆が這い回ろうが勝手です。 が、この教室は昼間には通常の授業でも使い、何よりそんな状態のゴミ壁が背後にある環境で良いものが作れる訳が無いと私は思います。
 
 よしんば良いものが作れても、そんな教室状態が気にならない鈍感な奴がいくらカッコいいもの、かわいいものを作っても絶対嘘だと思うし、そのだらしなさとずるさは就職後に絶対にバレて軽蔑されることを保証します。 うちの学校で飛び抜けて奇麗なもの、格好良いものを作れる人も、業界に入ればそのレベルの人は一杯います。 それよりも人間的に信頼できるスタッフを探す方が難しいからです。
 ま、恐らくは「あれは○年だ」「おれはあの教室にはいたけど泊まっていない」とか言い分はあるとは思います。 しかし「誰か掃除してくれるんだろう」と思ってません?
 
 もし学校が掃除しなかったら「その分金払ってるのにいい加減な学校だ」とか思うんでしょうか。
 何がどうあっても、奇麗な部屋でデザインした方が単に気持ちが良いと私は思うのですが。
 
 と、せっかく良い発表を見た後なのに、後でその教室のえげつない状況を見て気分が悪くなっていました。
 おまけに卒業制作を前にまたまたIllustrator CSの調子が悪いと言う生徒が出て、今度は前回と違ってシステムを入れ替えることになりました。 ところが約束していた放課後にそいつは帰ってしまっていない。
 おいおい、今日直さなかったら土日に全く制作できんぜ、と怒りつつ、ま、帰ろ、としたら携帯が鳴る。
 「今、三ノ宮です」
 おい、もう5時回ってるで。
 でも仕方ないのでそいつのiBookのシステム入れ替えを5:30から始めました。 結局終わったのは7:30頃でしたが、その時、何気なく上記のゴミの話を愚痴ったら、「ぼくら掃除してきますわ」と。
 結局そのメンテしている生徒とその友達二人のあわせて三人でゴミ壁は解消した訳ですが、これにはマジに感動。
 
 その三人とも様々な事情で当日の発表ができなかった連中。 学校ではぱっとしなくても恐らくは社会に出てから花開くんだと思います。 デザイナーだ、ディレクターだとは言っても人間ですから、そういうところを見ている人も多いし、少なくともここ暫くはそういう年代が指導的な立場にあることは間違いありません。
 ゴミ壁の底の方は相当酷い状態になっていたそうで、本当に感謝。
 
 ということで、ゴミと遅くからのメンテ作業の不快も生徒の自発的な掃除で爽快な気持ちになりました。
 
 これってオヤジの説教? 大事な事だと思うんだけど。

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