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修羅場が目に浮かぶ

 今日、東証の取引システムが午後1:30までダウンしましたね。
 今のところ先月の上旬に行ったシステム拡張の時のソフトウエア的なエラーが原因とされていますが、現場というか、フィックスしていた連中は修羅場だったでしょう。
 
 どこの会社がどんなシステムで運営しているのか等、一切解らないものの、ここ暫くの株価高騰の折、東証はもちろん、証券会社、投資家の気持ちを考えるとただでは済まないかもしれません。
 聞くと、前場が始まる遥か以前の朝6時台に取引システムは立ち上がるそうで、その時点から取引開始まで、そしてそこからじりじりと時間が過ぎ、午前が終わって後場の開始にも間に合わない、というその間の現場の混乱はさぞ凄まじかった事でしょう。
 
 恐らく早朝の段階で、直接の担当者が幾つかのエラー回避を試し、それでも駄目だと解って各関係者に連絡を取り、それを受けて急遽会社 or 現場に向かった関係者も「それでも前場の開始には間に合うだろう、いや、間に合って欲しい」と願いつつ出社した筈。
 それが前場に間に合わず、当然ながら東証側からは「いつ直るんだ」の問い合わせがひっきりなしにあり、責任者も恐らくここが原因とは解りつつ、しかし直らない、だから「いつ」と聞かれても答え様が無い。 当然そんな答えにクライアントが満足できる訳も無く、結局、後場30分遅れまで取引ができないと言う未曾有の大事故になったわけです。
 
 別にこれをあれこれ言うつもりは全く無く、天下のトウキョー・マーケットもサーバーのメンテ一つで簡単にこけるという事が改めてはっきりした、と言うくらいで、先日規模は小さいとは言え似たような経験をした身としては「現場の方、ご苦労様でした」としか言いようがありません。
 
 とは言え、メンテ直後ならともかく、メンテから二十日程経ってからのエラー顕在化というのはある意味怖いですね。 現場の人間は今頃ははっきりした理由は解っているでしょうが、クライアントを含む外部からは「また同じことが起こるのではないか」と疑われ、いや、現場の人間でさえしばらくの間は「もしかしてまだ他に...」と暫くは枕を高くして寝られないかもしれません。
 恐らくは今頃は一連の報告書作成も一段落しているとは思いますが、内部では一からソフトウエア的な見直しが行われている事でしょう。
 
 今回のケースでは幸い取引復活直後から順調に平均株価は上昇した様で、それほど「どないしてくれんねん」という投資家は出ないとは思います。 しかしそういう通常の話とは別に、相場には常に一般人の知り得ない理由で売り逃げや買い込みをする人々もいますから、今後、投資家の上の証券会社、その上の東証、そしてそこから仕事を預かったシステム会社がどう対応するのか、まだ完全に終わった話ではないと思います。
 
 いやぁ、「意外に脆いコンピューター社会」なんて記事や番組は今までさんざん見て来て、どちらかというと「そんなの当たり前でしょ」的に感覚が麻痺しつつあったのは事実ですが、今一番欲の皮が突っ張った連中が集まる炉心でそういう事態が起きるとはまさか思いもしませんでした。

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