通りがかりの三つのビデオ
この土日、暇な筈が何となくやる事ができて、さらに全てが中途半端と言う状態でした。
月曜の朝までに久々にフラッシュのサンプル作りの仕事があり、これが先が見えないと言うか、「とにかくフラッシュでやるとどうなるか見せて下さい」ということで、その気になれば底なし沼のソフトだけに、終着点が見えない、というわけです。
にもかかわらず、家内が土曜日にレンタルビデオを借りて来て(レンタルDVDでないところが彼女らしいところ)、「ブリジット・ジョーンズの日記」(この間、TV「野ブタをプロデュース」を見る)「プライベート・ライアン」「パッチ・アダムス」の三本を見てしまうと言う無計画ぶり。
正確には「プライベート・ライアン」の時は仮眠を取っており、エンディングになってそれと気付き、慌てて巻き戻して頭の上陸シーンだけを見ました。
このオープニングシーンは本当にビビります。
今まで数え切れない程の戦争映画やテレビを見るとも無く見ていますが、あれほどリアルで怖い戦闘シーンは無いと私は思っています。 爆弾が落ちて来て「ぎゃー」、マシンガンの一斉掃射を浴びて「ぎゃー」とはモノが違うのです。
上陸するまでに舟艇内で既に船酔いしている奴、やっとドアが開いたら正面のトーチカから狙い撃ちで面白いように殺される、それを嫌って船縁から降りると装備の重さで水底に、外れない装備に手間取っている間に溺死。
海中に刺さってもまだ殺傷能力のある敵の弾、ちぎれた自分の腕を残った方の手で持ちながらさまよう兵士、その間絶え間なく耳元をかすめる弾の音。
戦争はロマンだとか国防の為には戦争も止むなし、なんて軽々しく言う人はこのオープニングを見てから再度言えるかどうかチェックしてもらいたいものです。
高校卒業後、航空自衛隊に入りたいと行っている息子はどういう気持ちで見ていたのか興味あるところ。
一転して「ブリジット・ジョーンズの日記」は主人公より何より、ヒュー・グラントの軽佻浮薄キャラ大炸裂がお約束で、特にイギリスびいきの日本人にとってロンドンで働く女性があれだけ放送禁止用語を日常連発しているってのが意外で面白いのではないかと。 何となくイギリス=上品、アメリカ=下品というイメージがありますからねぇ。
「パッチ・アダムス」はロビン・ウイリアムズならではの安心して見られる映画で、人生そんなうまいこと行くかいな、とわざと思わせておいて、後半で「え?ほんま?」と思わず絶句させる展開を浮き彫りにしているのはなかなかの演出と感心しました。
まぁでも、結局頭が飛び抜けて良いからできた話だよなぁ、と凡人のぼやきも当然出ますが...
奇しくも揃ったトム・ハンクスとロビン・ウイリアムズ、どちらも私は大好きで、日本人の感性にも違和感の無い演技で、いつかマイナーなものも含めて全部作品を見て見たいと思う俳優です。
そうそう、最後にトホホなネタ。
「プライベート・ライアン」を、いつからか「プライベート・ベンジャミン」と勘違いして覚えていた様で、道理で先日映画ネタで偉そうにこの映画について喋っている時にみんな「?」という顔をしていた筈だ、と、背中がヒヤ〜っと寒くなりました。 もしかしてこのBlogでもやっちまってるかも。 怖くて遡れない...
「ベンジャミンって誰?」
と、今ググってみたらこれまた嫌いじゃないゴールディー・ホーン主演の映画の兵隊映画(ってコメディだけど)の題名でした。
お粗末。
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 次に無責任な期待感に殺されるのは(2018.06.03)
- 初のLED工作(2017.12.09)
- ヘッドホンアンプを自作(2017.12.02)
- さよならCATV(2017.03.02)
- CATVって高くない?(2017.02.01)
コメント