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Crazy sound night

 昨日、ふと夜中の1時頃に目が覚めてしまい、なんとなく以前から飲み残していたワインを口に。
 あんまり美味しいワインじゃなかったけど(いつ買ったのか、貰ったのか覚えていない)、それはそれで適当に酔いが回って来て、よし、このまま全部飲んでやる、ということに。
 
 最初の内はテレビをザッピングしていたのものの、大して面白くもないのでiPodに手を延ばす。
 そう言えば、こないだカフェで久しぶりにディープ・パープルのバーン(Burn)が流れて来て、「やっぱりうまいよなぁ、こいつら」なんて言ってたらエンディングの部分がカット。
 「フェードアウトの曲ならともかく、きっちりエンディングがある曲に喋りを被せるなぁ!」とか文句言ってたのでまずはバーンを聞き直す事に。
 となれば、付属のヘッドホンじゃ駄目だよなぁ、と隣の部屋から少しまともなものを持って来る。
 
 少々酔ってたので、「iPodって最大ボリュームにしたらどれくらいの大きさなんだろう」とちょうどキーボードソロのあたりでグリーっと回してみたら、お、なかなか行けるやん、ラリれるやん、ということに。
 
 以後、よーし、今日はキーボード・ソロがうまい奴特集で行くでぇ、と以前ここにも書いたハービーハンコックのソロが入っているLittle train、次にチック・コリアのLa Fiesta、Laylaのブレイク後、お、この酔いならジャック・ルーシェも行けるがな、と「ここぞ」というときは最大ボリューム。
 こうなると完全酔っぱらい。
 
 そう言えば、高校生の頃、家に帰ったら誰もいなかったので雨戸締めてステレオを滅茶苦茶でかい音でかけてたなぁ、とまた思い出す。(以前にもここで書いていたらごめんなさい)
 気がつくとふすまが開いて祖母が何かわめいてる。 音量を絞ってみると「角曲がったとこから音が聞こえてた」と呆れておりましたっけ。
 
 そんな事を一時間程続け、最後の締めは突然トーンを下げて「ユーモレスク」でおしまい。
 この曲、もともとはバイオリンで一番好きだった曲で、先日ふとした時に「ギブリーズ」というスタジオ・ジブリのとってもマイナーな小作品のエンディングに使われているのを聞いて無性に懐かしくなった曲です。
 その後、レンタル屋さんに行ってiPodに入れ、こちらはピアノ独奏ながら遠い遠い昔を思い出させてくれる曲である事には違いありません。 先日ライブで聞いた千住真理子さんのソロで聞いてみたいなぁ。
 
 多分、この曲はまだ指が覚えている筈...
 遠い遠い昔の話です。 はい。

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客食う柿

 本日、週二日のノイロ・カフェ通いの日の為、まずは自宅で夕食の豚汁を作ってから参上。
 たまたま頂き物の柿を頂きつつ、なんでも話のネタにするメンバーとしてひと盛り上がり。
 
 それはさておき、先日担任をしているクラスの卒業アルバム向けに寄せ書きを書かされました。
 二組(と言っても一年のときは一組だったので感覚的には一つ)あり、一つはいつもの自分の似顔絵を書き、もう一つは柿をいくつか籠に乗せたイラストを描いて「よせがき〜」と横に書き加えました。
 
 まぁ、下らん駄洒落で、こういうのっていつのまにかダサいとして下火になっていたし、自分もそう捉えていました。 ところが私の好きな漫画家の一人であるいのうえさきこさんのページ(というか彼女の著作全編を通して)絵と結びつけた駄洒落が多数あるのを見て、それはそれなりに捨てたもんじゃないな、とここ暫く捉え直しているところです。
 
 仮に実際に絵を描かなくても、例えば昔から多くの人が冗談で言っているだろう「隣の柿はよく客食う柿だ」も、絵を想像してみればその人なりのばかばかしさが出て単なる言葉の遊びを超えた遊びになるんじゃなかろうかとも。
 実際に客を食う柿があったら怖いですが、それが梅図かずお風ではなく、例えばこのいのうえさきこ風であれば(高橋留美子風でも良いか)一転してニヤっとしてしまうわけです。
 
 そんな事を考えながら、「最近の子供って柿のかすかな渋さを嫌って人気ないんだって」「え、でもうちの娘は好きやで」「ほんま?」と話しながら、「隣のガキはよく客食うガキだ」と思い浮かび、いや、別にこれはなんにもおかしい絵にはならんな、とか殆ど瞑想と言うか一人の世界に入ってしまいます。
 
 そう言えば、上記「寄せ柿」の別案で「寄せガキ」というのも考えたのですが、どうも絵的にピンと来ず諦めました。 ふと頭に浮かんだ言葉を絵にするってのは結構難しいもんなんですね。 もっと小さい頃に絵の教室に通うとかデッサンの勉強をしておけばよかった、と思って学生にもそう言うんだけど、どうもうまく伝わっていない様で。
 
 「膀胱も筆の誤り」「石橋を叩いて壊す」「腹水、健康に帰らず」「色即絶倫」「正直者がカバを煮る」「百姓一発」「早起きは山門の番」「炊いた肉」「ハリー・堀田」... この程度かいな、私の才能。
 そういえば「難しい話をするBBS」のことを「難話゜」とネーミングして「なんぱ」と読ませたのは結構自分では気に入ってましたが、あんまり賞賛の声は聞こえて来なかったような...
 
 う〜む、もう一度熱を出してみれば良いのが浮かぶかな(さすがに風邪は完治しました)
 
 しかし、ここ暫く、このBlogを更新しようとしたら大変重いのに加えて同じアーティクルが二度登録されてしまうのはなんとかならんものか>ニフティ

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平成元禄田舎芝居

 すちゃらか設計士にまとわる周辺会社だとか、弁護士の民主党議員だとか、元国土交通省大臣だとか。
 詳細は触れないとして、またこれらに限らず、ずっと不思議に思っていること。
 
 どうして最初に「すいませんでした」と言えないのかな、と。
 
 まぁ、報道は裁判ではありませんから、イコール罪人ではありません。 でもその後どんどん外堀が埋められ、すぐに「申し訳ありませんでした」と言うくらいなら、やったかどうかは自分が一番良く知っているんだろうに、と思うのですよ。
 
 20年程前、「アメリカでは交通事故の後、とにかく絶対謝ったらあかんねんて」と言われ、なんかやだね、そんな世界、と友達と話していたのを思い出します。 結構真剣に、日本人はそういう精神構造にはなりにくいと思うけど、と思っておりました。
 
 その後、幸いにして自分が当事者の交通事故には遭遇していないものの、世の中何となく「知りません」「やってません」「覚えてません」と、まずは最初にとぼけてしまった方が得、となってしまったような気がします。
 その例が冒頭のおじさん達。 別におじさんに限らず。
 
 なんだか書いていて他人に笑われているような気もしますが、「正直に」ってのは大事な事だったんじゃないかと私は思っているのです。
 恐らく冒頭「取りあえず否定おじさん」達も自分の子供達にはそう教えていた筈なんでしょうに、と。
 
 変な話、最後までつき通せる嘘なら突き通せば良いし、もうそれは嘘とは呼ばないのかもしれません。
 でも、調べればいずれバレるのであれば、問題はいつ謝るかしかないわけです。 嘘は。
 
 恐らく彼らも小さい頃はマンガを読んだり、小説を読んで来たのではないかと思います。 特に年少向けのそれは勧善懲悪ものが多いし、嘘をつくな、裏切るな、正直に生きろ、というのが多かった筈。 さらに大きくなれば思想系や社会悪系も読んだ筈でしょうが、そういうのを自分の人生に生かすのは難しいのかなぁ...
 無理だとすればなんだか虚しいですねぇ。
 
 「こんな事態を起こしてくれた設計士を恨みます、怒ってます」とインタビューで答えた建築会社の社長さん、自分の部下が建築材カット&コストダウンを強要し、リベートを要求していたのにどう釈明するんでしょうね。
 多分「遠い支店の事で目が行き届かなかった」と言うのでしょう。
 
 やな世の中。

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個人的RJCイヤーカー(2)

 さて、今日も昨日に続いてRJCイヤーカーについて。
 
 マツダのロードスターはこれで三代目となります。 しかし、自分で初代を所有し、二代目も試乗し、そして今回のモデルを乗った経験から言うと、これぞ本当の二代目、という印象です。
 確かに二代目はボディ各部の補強が施され、エンジンから何から全ての面で改善がされたというものの、ドイツ車がよく使う「ビッグ・マイナーチェンジ」だったんだなぁ、と三代目に乗るとつくづく感じます。
 
 最大の売りはRX-8と同じく、エンジンを後ろに下げて重心に近づけたことによる物理的な性能向上で、パワーをかける非常にタイトなコーナーでも一瞬タイヤがアウトにはらむものの、それを積極的にコーナリングの一部と捉えてハンドルを戻すだけで素直に行きたい方向に車が落ち着きます。
 これらは現代の技術では様々な工夫で同じ事ができるとは言え、その時の微妙な車の動きが「あぁ、この車は本当にバランスが良い」としみじみ伝わって来ます。

 加えて、性能だけでなく、乗ってみたときのタイト感と、それと反比例する品質感の向上、と立派に現代にも通用する「人馬一体車」を叩き出しました。 また、初代からのチャームポイントだったフロントウインドウの高さ、角度共、転倒の安全対策を考えると長く深くしたくなるのを押さえて、常にオープンエアモータリングの気持ち良さを満喫できる様配慮してある等、ハードとソフトがバランス良く大幅に進化したと言えます。
 RX-8と並んでスポーツカー好きのマツダならではの傑作と言っても間違いないでしょう、
 
 欠点と言えばエンジンを後ろに下げた事によって触媒も下がり、運転席の床にそれを避ける出っ張りがあることでしょう。 真夏の渋滞ではドライバーをさぞ悩ませてくれる事かと。
 まぁ、この辺りはメインの市場であるアメリカ(左ハンドル)では大した事が無いわけで、変なところだけ初代から続く宿命を抱えているのかもしれません。(初代は様々な点で左ハンドル優先の設計だった)
 
 あとはレクサスIS。
 私はトヨタの技術を高く評価しつつ、しかしスポーツサスペンションと称して少し足を堅くすると途端にバランスが悪くなる足回りにずっと疑問を持っていました。(ヴェロッサを除く)
 これがトヨタの技術の限界なのか、それともトヨタの味付けレシピを厳守する結果かのかが気になり、その意味で少なくともブラントでは別となるレクサスの出来に興味がありました。
 
 FRであることもあり、最初はアルテッツアの後継モデル的なイメージがあり、その割にえらく高くなったね、と色眼鏡で見ていたIS、全体的にはアルファロメオ的なベクトルを感じました。
 まぁ、エンジン性能や車内騒音等は今更文句をつけるところもなく、私の興味は足回りの出来に注がれました。
 上記ロードスターと同じ場所でくるりと左に回り込み、さらにアクセルを踏む込むと、より重く、よりハイパワーであるにもかかわらず、よりスマートに、しかししっかりと路面を掴んでクイックに加速して行くのには驚きました。 おそらくこれまでのトヨタ車ではできなかった、あるいはやってはいけなかった領域まで達している筈です。
 厳しい目で見ると、乗り心地がまだ荒々しさを隠し切れなかったり、フロントのデザインが少し安っぽいとも思いますが、まぁ、この作り込みが解る人であれば許容範囲なのかな、と見直した次第です。
 
 開発責任者と立ち話したところ、レクサスブランドはアメリカを皮切りに長年やっているが、レクサスとしてトヨタから完全に独立した開発が許されたのはこのISが初めてだったそうで、非常に感慨深そうなのが印象的でした。
 数年前、メルセデスの役員が「これから怖いのはどこのブランド?」という質問に「レクサス」と答えていたのが今頃妙に信憑性を持ってきました。
 
 でも私は買わないですけどね。 これはレクサスのせいではなく、これが理由。

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個人的RJCイヤーカー

 タイミングが遅れてしまいましたが、今年のRJC各賞が発表され、国産車はスズキ・スイフト、輸入車はシトロエンC4、テクノロジーはホンダの改良されたハイブリッドシステムとなりました。
 詳細はここでご覧になる事ができます。
 
 もちろん、これはRJC会員の総意であり、何の不満もありません。 ただ、個人的にどんな車に最も感銘を受けたか、というのもあって良いと思いますので、以下メモ的に...
 (あ、私言い忘れてましたが、最近鳴かず飛ばずではありながら、一応RJC所属の自動車評論家です)
 
 ノミネートされた車はこちらでして、この中から私が特にこれからの車の足回りを大きく変えるだろうと感じたのがプジョー407。
 
 先代406が某国産メーカーFF車の基準となっていたのは業界内部の人間にとっては有名です。 その新型ですからさて、どんな?と思っていたら、すごく凝ったリア・サスペンションを引っさげてきました。
 実は選考会前日の技術プレゼンテーションでそのイラストを見て、メカフェチの私としては既に一目惚れしていたとは言え、実際の乗り味が悪ければただの見かけ倒しです。
 「腰に語りかける車になってますよ」と馴染みのプジョー広報マンに言われ、試乗コースに出てみると、確かにコーナリング時の気持ち良さが腰というか、体全体に伝わってきます。
 FF車は前輪で進んで、前輪で方向を変えるというのは当たり前ですが、このプジョー407は後輪も積極的にコーナリングに参加している、という印象。
 
 これは今までも初期のマツダアテンザなどが実現しようとしていながら、どうしてもリアが「滑る」と勘違いするユーザーが多く、「リアが滑って危険」という理由で角を丸められてしまう、イコールつまらない車になる事が多いのです。 同じ理由でホンダ車の多くは徹底的にリアが滑らないようにしてあり、相対的に前輪がグリップせずに曲がらない、という結果をもたらしています。
 
 しかし、スポ−ツカーに限らず、FR車を好む人は後輪駆動ゆえに積極的にコーナリング時に寄与し、結果それが気持ち良さに繋がる事を知っている訳で、スポーツバイクに乗る人もおそらくこの感覚は理解できるのではないかと思います。
 多分、これは馬に乗る事が多い欧米人と、非常に少ない日本人の感覚の差かもしれない、と仮説を立てるようになりました。 馬は当然後ろ足の方が力が強く、曲がる時にも後ろ足を外側に向けて蹴る事でダイナミックに方向を変えている訳で、この感覚を欧米人、特にヨーロッパ系は「スポーティー」と呼び、同じ言葉を使う日本人のそれとは微妙に方向性が違ってくる理由なのでは、と思う訳です。
 
 その点からはFF車は、最初から不利であり、お金をかけてアウディのように四輪駆動に発展させたり、といろいろ苦労をしている中、プジョー407は新しいサスペンションを設計する事で、「これならFR要らない」と思わせるだけの乗り味を醸し出す事に成功しています。

 一方で、直線をゆるゆる走るだけでも、価格的に倍以上するジャガーXKあたりを思い出させる重厚さと品があり、「別に私、コーナリングなんて興味が無いし」という人も、ディーラーの周辺の試乗でその差を感じてもらえる筈です。 また、独特の内装のデザインと空間感もそれを助長しています。
 
 さて、この足回りを見て、乗って、国産各メーカーは今後どう自社の車の方向性を決めるのか、興味がありますねぇ。
 
 欠点と言えば大きいボディでしょうか。 日本車も含めてどんどん世界の車が大型化して行く流れの中、本来上に607があるにもかかわらず、407はほぼそれと同じ大きさにまでなってしまいました。
 うちのマンションの立体駐車場に入らない...
 
 てなことで、逆に小さいマツダ・ロードスターや結構関心が高いであろうレクサス・ISの話はまた今度...

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マンション設計問題

 たった一人の設計士さんのご乱心で大変な波紋が広がっていますね。
 まぁ、どうみてもあの設計士が勝手にやったとは思えず、恐らくはなかなか営業成績が上がらないのを耳にした建築屋もしくはデベロッパーが「一度やってみたら?」と甘い言葉をかけ、駄目なら謝罪して修正して、と思っていたら、簡単に申請をパスしてしまった。
 もちろん、建材費も安くなる訳だから、以後、ずるずると麻薬のように手を切る事ができなかった、と想像しています。
 
 もちろん「士」という資格を持っている訳ですから、どんな理由があるにせよ罪を犯した事を弁護するつもりはありません。 しかしこういうのは金額が億単位ですから、立て替え費用はもちろん、仮住まいの費用、ホテルの損害賠償など全部ひっくるめたら一体いくらになるのか、またそれを誰が払うことができるのか、想像もつきません。
 
 既に熊本に本社がある(なんで熊本の会社が関東でマンション建設?)建設請負会社は一回目の不渡りを出したそうで、二回目も確実だそうな。 これで当事者のうちの一つがさっさと隠れてしまう訳です。
 この会社は知りませんが、株式や有限の建築会社はいくらでも潰せるそうで、自宅等の資産は個人登記にしておいて、数年経てばまた社長はしゃぁしゃぁとした顔で新たに会社を興すと言う強者が少なくないそうです。
 これが一時期問題視されてあれこれ法規制されたとか聞きますが、いくらでも抜け道はあるのだそうな。
 なんだか被害者は誰に向かって吠えていいのか虚しくなってきますね。
 
 しかし、私が怖いのはこれは本当は氷山の一角で、私が住んでいるマンションも含めて、「実は...」なんて話がこれからぞろぞろと出てくるのではないかと。
 もしかしたら建築関係者の間で「え?あれって真面目に守ってた奴いたの?」なんてうわさ話になっていたらもっと怖い。
 
 「この立地、この環境、この条件でありながらこの価格!」なんてのがデフレの時代当たり前のキャッチコピーでしたから、この辺りでコスト削減しないと利益が出んよなぁ、と素人でも思う訳で、今後の全体的な成り行きが注目されます。 って、うちのマンションの販売会社、ついこの間、株価急落ワースト10に入っていたと言うから、インサイダー絡みで既にこの辺りの事実が発覚していたりして...
 
 と、疑心暗鬼にはキリがありませんが、それにしても相変わらず行政は責任を持たない様ですね。
 エイズ薬害の例を出すまでもなく、責任を取る義務を負わずして許認可の権利だけを振り回すなら、最初から口を出すなよ、と言いたくなります。
 さすがに、世論に押されたか、国土交通大臣は行政に責任が無いのかも検討しなくてはならない、とコメントを出していましたけどねぇ。 でも結果はどうなるのやら。
 
 一等地の一戸建て、マンションにしても億ションが当たり前の政治家、官僚トップとは違って、ホント、庶民はあるだけの金をかき集めて頭金にし、ひぃひぃ言いながらローンを払ってるんですから、それが「地震が来なくてもマンション+住民の荷物の重さで自壊するかも」なんて言われた日には、泣くに泣けません。 情けなさ過ぎます
 
 しかし、渦中の姉歯さん、テレビで見る限りではそんなに極悪人には見えません。何か大きな裏がありそうな気がしてなりません。

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風邪、や〜ね。

 題名を見て何からのパクリか解った人は45歳以上です。 多分。
 
 ここ暫く中途半端な風邪に祟られて、ここの更新ができませんでした。
 医者にかかる程でもなく、かと言って通常通り生活ができる訳でもなく、ましてや文章を書ける集中力も無く、という状態でした。
 
 思い起こせば二週間程前、ちょっと背中が寒いな、と思ったのが事の始まり。
 ちょうどこの頃、自宅に暖房を入れるかどうか微妙な頃合いで、こういうのは一旦入れてしまうと後はシーズンオフまで何の躊躇無くスイッチを入れるのに、一発目のタイミングで妙に貧乏臭く(いや、本当に貧乏なんだけど)、「昨日まで入れなかったんだから、今日も我慢できる」と思ってしまうんですね。これが。
 この時、暖房を入れて、風邪の初期症状に効く薬を飲んでいれば良かったとは思いつつ、反面、「軽く引いて免疫を付けておけば鳥インフルエンザにも有効かも」という一見科学的な、しかし全く非論理的な考えが頭をよぎったのも事実。
 
 そこから順調に(?)喉の痛み、鼻水と来て、次に微熱が来ました。
 その間、学校の授業あり、他人と相談を兼ねた飲みあり、福島一泊二日あり、とそれなりにシャンとせねばならないイベントも、間の空いた日々を安静に過ごす事でうまく一時回復し、よしよし、これでそろそろ全快、免疫取得成功、と思っていたら。
 
 土日に念のため薬を飲んでほぼ一日布団に入っていたのに却って熱が出た、と。
 私は平熱が35.5度と低い為、37度も出ればフラフラ、思考力低下でして、しかして月曜日は前週福島行きで授業を欠講しているので今週は休みたくない。 ということで厚着して取りあえず電車に乗る。
 幸い、咳は出ないので学生に感染す可能性は無いので、熱でボーっとしているということを告げて授業開始。
 月曜日は他の曜日と違ってあまり動き回ったり喋ったりする事が無いのもさらに幸いでした。
 
 しかし、一部の先生に「そうして口数少なくうつむき加減だとジジくさいですね」と言われ、あぁ、確かにそうかも、と納得。
 
 結局今日の午後になってやっと平温に戻りましたが、今度は頭が回らない。
 熱があるというのは不謹慎な言い方ながら、ある種麻薬的な魅力があって、ややこしい事を考える事も無く、ひたすら眠れるし、脳裏にはトルコ行進曲だったか、ドン・ジョバンニだったかの一節が繰り返し流れ、どんな曲もそのフレーズに回帰してしまうと言う状態で、まぶたの裏では蝶が飛び交うお花畑が一面に広がり、「あぁ、これって究極の合法逃避かも」と思える魅力があるのを再発見しました。
 でも脳のどこかが焼けてしまうんでしょうね。 今もって頭がバカ状態。
 
 さすがに熱が下がるとのべつ幕無しに寝る事もできず、こうして文章を書いていますが、多分後日、読み返すとどこか変な文章になっていると思います。
 
 皆様も「お体大事にサンマッサー」(これが解る人は恐らく35歳以上の筈)

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This is the BBC news

 普通の人は平日午前1時から3時と言うと滅多に起きておられる時間ではないと思いますが、この時間、大阪のFM cocolo(FMココロ)というFM局ではBBCニュースをやっています。(他にも朝5時から6時半枠もあり)

 

 BBCと言えば琵琶湖放送、ではなく、イギリス国営放送。

 若い人にはPuffyのヒット曲の「聞こえるラジオはBBC」というあれです。

 

 日本人には英国好きが多いそうで、その割に英国人は日本の事はあまり好きではない、という報道に実はがっかりもしたりする訳ですが、私もその一人。

 新婚旅行にも、パリに行きたいと言う家内に対してどうしてもロンドンに行きたかった訳です。 結局それはロンドン+パリ折衷案に落ち着きましたけれども。

 

 結構小さい頃からイギリス好きで、どうしてだろう?と考えると、恐らくルーツはまたまた話題に出して恐縮の「サンダーバード」。

 主人公のジェフ・トレイシーはアメリカの宇宙飛行士を退役し、などどアメリカを意識しつつ、ペネロープは英国指折りの貴族だったり、何より救急車や消防車のサイレンが「バープーパープー」だったのに当時小学生だった私は驚きました。 一種の私なりのカルチャーショックだったのです。

 その後日本も「ウーウー」から「ピーポー」になったものの、未だにあの「パープー」は欧州の香りがします。

 余談ながらもっと大きくなって二カ国語放送で聞いたパーカー(ペネロープのお抱え運転手)の英語はバリバリのコクニー訛りで、「はい、お嬢様」の"Yes, lady"が「ライディ」だったのに妙に感動したのを覚えています。

 

 そして中学生になった後はビートルズが私の英国贔屓の跡を継ぐ訳です。

 特に音楽ネタになると色々なところでBBCの文字を目にし、日本のNHKと似たような立場でありながらその幅広い放映内容に彼らの放送に対する考え方や英国人らしい分裂症的側面に気がついて行きました。

 

 その後、英会話教材でも時々BBCニュースに触れる事ができましたが、最近、冒頭のFMココロの放送に気がついた、という話です。

 FMココロは関西在住の多民族に対しての放送を標榜し、日本語英語のみならず、スペイン語、タガログ語、韓国語、中国語とできるだけ多くの言語で放送しています。 流す音楽もエスニック臭が高く、逆にそれが個性的すぎていつも聞く程ではなかったので、気がつくのが遅れました。

 

 全部のニュースが理解できる訳はありませんが、この時間帯は他のFM局は、売り出し中の若者バンドメンバーの身内受けお喋り番組や、苦手な音楽も多く、かと言っていつものFallingstarsじゃ音楽ばかりでちょっと人恋しい、というときにちょうどいい感じなのです。

 

 内容的には英会話教材の録音ではなく、ライブのワールドニュースであり、日本ではあまり報道されなくなったサダム・フセインやパレスチナ問題、カシミア紛争、そして兵隊を出している故にイラクでのテロやジョージ・ブッシュとブレア首相のニュースも常に扱われているという印象です。

 また、イギリスでのiTunesがどうだとか、新しいボーイング747がどうのとかのニュースが流れた次の日本の朝刊にその話題が掲載される等、ネタは新鮮な様です。

 

 ま、そんな難しい話は別として、二時間、だら〜っと、若干英国なまりの英語ニュースが流れている、というのはそう捨てたもんではございません。

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JALの現場は馬耳東風?

 昨日の大統領専用ヘリの話題でも触れた14日福島発大阪伊丹着JL2266便について補足を。
 
 幸いJAL、ANAともに本日予定されていたストライキは回避された様です。 とは言え、わざわざ全国紙に告知がでるほどのストをやろうということ自体が驚きです。
 とういうのは、民営化されてほぼ事実上組合潰しが完了したJRでは、ここ数十年幹線列車が止まるストは無いわけで、今や多くの路線でJRと対抗する国内線航空会社が未だにストを構えて利用客に不便を強いる、という考え方がやはり置かれている立場が解っていないとしか思えないのです。
 
 さて、同じ解っていないといえば冒頭の私が実際に乗った便でのお話。
 なんとか間に合ったJL2266を待合室から見ると機体は日本トランスオーシャンのボーイング737。 もちろんJALグループの機体で、恐らく沖縄から福島に来た機体を伊丹便に使っているのでしょう。 行きはボンバルディアCRJという50人乗りの殆どビジネスジェットのような小さい飛行機だったので帰りはB737でも有り難く感じます。
 でも設備はボロ。 ヘッドホンサービスも無く、テレビも無い。 こんなので福島の人は沖縄に行くの? かわいそう。

 たまたま前から二つ目の席だったので、離陸前のスッチー(日本航空はなんて呼ぶんでしたっけ?)が機長と業務連絡をしているのがよく聞こえました。 事前に機長は外国人だと聞いており、どうやらこいつがこのスチュワーデスにコナかけてるようで、スッチーは最初のうちは真面目に英語で答えていたのもの、そのうちニヤニヤ笑い出して「Oh! セクハラ」とか答えているのがまる聞こえ。
 まぁ、アメリカの航空会社ならこんなの当たり前、と日本航空の便に身を任す以上(伊丹-福島にANA便は無い)、どんなエロ機長でも無事に飛んで無事に降りてくれればそれ以上の幸せは無い訳で、それほど気にも留めていませんでした。
 
 上空は季節の変わり目らしく少々揺れ、一部飛行機に弱い人は気分を悪くされていた様でしたが、ま、それはJALのせいではございません。
 問題は着陸態勢のアナウンスが入り、恐らく場所的には奈良と大阪の県境あたりで、突然の大右旋回。
 時間的にはそれほど長くなかったものの、一般人には相当な角度で、私も思わず両手で左の肘掛けを握りしめる程の驚きでした。 当然機内では悲鳴こそあがらなかったものの、「うわっ」とか「ひや〜」っというどよめきが。
 
 一瞬「あ、これ堕ちるのかな? 福島空港に向かうカーナビがとんでもない指示をしたのは乗らない方が良いと言うお告げだったのか」と考えた程です。
 
 幸い程なく機体は再び水平に戻ったので窓の外を見たけど、別に何事も無く、ただ遠方に南西の方から生駒山系に沿って伊丹に向かう機体のライトが二機分見えた程度です。
 直後にエロ機長がスッチーに報告(らしい)業務連絡が入ったのですが、結局乗客には何の説明も無し。 これが私が一番腹が立った事で、ささやかとは言え、恐怖の説明を客にしろよ、と思った訳です。(込み合うラッシュ時の管制が突然のコース変更を指示したのかも知れないし、それなら乗員に責任は無いのです。)
 
 あれは一時は年間JAL、ANAあわせて40本程乗っている経験からも異常なバンク角で、もしかしたらあの直後の業務連絡はスッチーに「どうだい?ベイビー、おれが米軍で鍛えたターンは。あれで一発伊丹着陸ラインだぜ。このままキミにも一発着陸ラインってのはどう?」としょーもないB級アメリカ映画的口説きの続きだったのか?と邪推する程まで腹が立ちました。
 
 憎まれ口は叩きたくないですが、信用失墜で売り上げが落ち、全従業員の給料が一割カットと報道されても現場は全く理解していない、としか言いようが無いと感じました。 整備もこんな程度なら、そらエンジンも火噴くわな、とヤジりたくもなります。
 
 全日空も前輪が収納されないプロペラ機を相変わらず直せないと報道されています。 でもせめて全路線JALかANAかの選択肢があれば、と痛切に願う次第です。 実際、飛行機怖いです。

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アメリカの空

 今日夜7時前、明日の資源ゴミの日に備えて準備をしていると、突然ただならぬヘリコプターの大音量。
 別に私はヘリ・マニアではありませんが、どう聞いても尋常ではない音量と音質であることに気がついてベランダに出てみました。
 既に日が暮れて機体は見えないものの、自宅マンションのほぼ真上をどうやら中型と小型の二機が、それも普段あり得ないようなコースで東から伊丹空港に向かって飛んで行きました。
 
 特に前を飛ぶ方は衝突防止灯や翼端灯が殆ど無く、底面に赤いストロボライトのみ。
 21時で離発着が禁止される伊丹空港はこの時間はラッシュで、にもかかわらず、あんなに目立ちにくい灯火で飛ぶのは軍用しか無いだろう、と思い、反対側のベランダに回ってずっと見てました。
 
 予想通り二機は伊丹空港に向い、その時、離陸して飛び上がる民間機一機、既に大阪市上空辺りに着陸態勢のが一機、その後ろには二機程がラッシュの伊丹空港に向かって並んでいました。
 ちょうど一日前、福島から帰ってくる私が乗ったJAL機が奈良上空で急旋回する等(これについては明日にでも改めて)、管制もパイロットも気を遣う筈なのに、怪しいヘリ二機はまず空港を一旦通り過ぎて左旋回、一旦北に抜けて"8の字"を描くように今度は右旋回してどうやら着陸した様です。

 伊丹空港を普段利用するヘリはいかにも遠慮がちで、速度もゆっくりと、コースもおっかなびっくり(に見える)という様子ですが、この二機は全く様子が違い、空港上空を自信たっぷりに飛び回っていました。
 別にその間、民間機が着陸をやり直させた様子はありませんでしたが、恐らく普通はあり得ない着陸の筈。

 変だなぁ、と思っていたらNHKのニュースでそれがブッシュ大統領を京都まで送り届けた帰りの大統領専用ヘリだった事が判明。(あくまで推測。でも日本側の護衛機ならわざわざ伊丹に降りなくても良い筈)
 そりゃそうだろうなぁ、そうでなければあんなところを通ってあの時間帯に堂々と着陸する訳が無い。
 
 大阪(北摂)の空は米軍はおろか自衛隊機すら滅多に見ない地域で、野次馬根性的には珍しい風景を見た、と言えます。 でもあの音量は普段耳にする民間ヘリとは全く違う異質なもので、米軍基地のある神奈川や沖縄の人は、そりゃ迷惑だろうとも想像できるようになりました。
 ましてあれが街に突っ込んで炎上した日には、誰だって「いつか起こるかも、と恐れていた事が現実になった」と思うでしょう。
 
 まぁ、大阪から京都まで新幹線や名神高速を使われて一般人が迷惑を被る規制をされるよりは一気にヘリで飛んでくれたのは有り難いとは思います。 しかし、わざわざ専用ヘリを持ってくる事は無いだろうよ、とも同時に思います。
 もっと低騒音の民間用ジェットヘリが日本にもある訳で、わざわざそんな演出をして国威を見せつけられなければならない程日本人はバカじゃないわい、と腹が立ちました。
 「なめやがって!」と無駄とは知りつつ竹槍をB29に投げつけようとした戦時下の日本人の気持ちが少し理解できた気も。(古いな)
 
 そう言う点では大統領専用機のような仰々しいペイントを施さない日本の政府専用機はまだましなセンスと言えるかもしれませんね。
 と、同時に航空自衛隊基地や米軍施設がない大阪ではこういう事に無頓着になりがちなのだ、とも同時に感じたローカルな事件でした。

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セーフッ!!!!

 昨日から恒例のRJCのイヤー賞選びで栃木のツインリンクもてぎへ。
 結果は記者発表待ちとなりますが、帰りにえらい目にあいました。
 
 ツインリンクもてぎは東北道と常磐道のちょうど真ん中辺りで、どちらから行くにも不便なところ。
 かつては東京でメーカーの広報車を借りたり、東京で同じRJC会員に同乗をお願いしたりしていたのですが、三年前から福島空港まで飛行機で行って、そこからレンタカーで南下する方法を思いつきました。
 
 これは(金はかかるものの)大阪からツインリンクもてぎに行くのに案外良い方法で、今年も迷う事なくこの方法にしました。
 関東の人でももてぎから福島というと非常に遠いと思われている様ですが、福島空港は比較的県の南側(栃木側)にあり、道さえ間違わなければ1時間40分くらいで移動できます。
 
 レンタカーはなぜか毎年トヨタレンタカーで、今年はヴィッツ。(残念ながら旧型) ところがカーナビがいつもとは違ってアゼストのSナビDVD。
 このSナビは私も自分のC200に付けているのであまり良くないとは知っておりながら、まぁ、DVD版なので(私のはCD版!)少しは賢くなっているだろうとそのままもてぎに。
 ところが東北道矢板I.C.を出たところで指示が解りにくく、ミスコース。
 そこから期待する道に戻る再計算をしてくれず、結局少々水戸よりの道を走らされて2時間、つまり20分のロスが出ました。
 
 まぁ、行きは時間に余裕があるから、と大して気にもしていなかったのですが、考えてみればこれが本当の不幸の予兆だったのです。
 
 明けた今日、早朝から準備〜試乗〜投票〜開票(開票は数年前から私がExcelに入力し、それをプロジェクターで公開するという方法)と流れ、夕方4時にサーキットを出るつもりが15分遅れ。
 でも2時間かかっても空港19:00の伊丹行きには間に合うな、と思ってひたすら山越えの道に。
 この道は以前借りたトヨタレンタカーのカーナビが教えてくれた、茂木から鳥山市に抜ける秘密の?山越えで、この道があるから空港〜サーキットを1時間半で実現してくれるのです。
 
 ところが今年のヴィッツのカーナビはその道を指示していない。 ま、安全策の道を教えているんだろう、と記憶のある道に勝手に路程変更。 これ自体は間違いなく、順調に山越えを終え、鳥山に到着。
 そこから暫く走れば東北道矢板I.C.の筈だったのですが…
 
 いつまで経っても記憶のある交差点にたどり着かない。
 もともと土地勘の無いところを走っているので気がつかなかったのですが、どうやら途中から全く知らない道を走っている事に気がつきました。 そのうち太田とかいう込んだ街並に入り込み、なんとこのカーナビは本来の矢板I.C.ではなく一つ北の西那須野塩原I.C.を目指している事が判明。 が、今更戻りもできないし、飛行機の時間はどんどん近づいて来る。
 確かに矢板I.C.よりは北にあるI.C.だけど、それじゃ高速道路使う値打ちが無いだろうが、とナビをなじるもどうしようもなく、結局東北道に乗った時にはあと一時間を切っておりました。 残り60km程。

 走りました。(詳細は「聞くな!大人なら」(c)いのうえさきこ)
 おぅ、なかなかヴィッツはよう走る! さすが天下の大トヨタ。
 
 結局空港に到着した時には出発20分前。 レンタカーにガソリンを入れる時間も無く、割高な計算値による清算。 でも乗れずに福島で一泊するよりはまし。
 ところが、福島と言う土地柄か、こっちが必死で空港内を走り回っているのに、レンタカー会社の人も、JALの搭乗手続きの女性も全く動じず、「大丈夫ですよ」とにこにこ。 思わぬところで、大阪時間の虚しさを知る。
 
 御陰さまで、いまこうして大阪の自宅でこの文章を書いておりますが、アゼストのSナビに二言。
 
 「あほんだらーーーーーー」「ぼけ、あほ、かす、まぬけぇ」
 

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公的詐欺商法『銀行』

 今晩、夕食でお腹が一杯になり、せっかく気分が良かったのに嫌な報道を見ていっぺんに気分が悪くなりました。

 

 それはNHK「クローズアップ現代、個人年金保険▽トラブル防げ」。

 

 要するにまた銀行が懲りずに詐欺まがい、いや、詐欺そのものの商売で庶民(まぁ、1,200万円持っている人が庶民かどうか疑問ですが)から巧妙に金を巻き上げている、という内容と言っても良いでしょう。

 シニカルに言うと、そう受け手が捉えるようにしつらえた内容でした。

 

 相手は老人。 個人年金を売りつけ、何才から貰えるだとか、元本割れの可能性があるだとかをいい加減に説明し、「はい、了解されましたね、間違いありませんですね、ではハンコを」と契約を取る訳です。

 相手は老人。 銀行を圧倒的に信用しているし、録音を採っている訳も無い。 何かあっても「ちゃんと説明し、了解を取りました」と言い張ればそれを覆すだけの反証は無い、と踏んでの事でしょう。

 

 なにより気分が悪かったのは、「キャッシュカードの更新をしなくてはならない」と偽って銀行に本人を来させる手口でした。 要するにこれでクーリングオフを無効にする訳です。

 よしんば解約できても、それだけで100万単位の解約手数料が手に入る、と。

 

 相手は老人。 うやむやな責任説明。 さらにはクーリングオフを回避する巧妙さ。

 もうこれは詐欺以外の何者でもないでしょう。

 「地震で一発でっせ」と数百万の補強工事やシロアリ対策をする今話題のリフォーム業者と何ら変わりはありません。

 加えて素直に腹が立つのはヤクザまがいのリフォーム業者とは違い、銀行員は全員高度な教育を受け(中には国税で学んだ人も多いでしょう)、既に今年はボーナス満額回答という景気の良さが報道される高給取り。 こういう本来なら他人から一目置かれて尊敬されるべき人間集団が詐欺を働くというのは本当にこの世の終りを感じます。

 

 彼らはバルブ崩壊で何を学んだのか。

 ヤクザと裏で手を組んだ地上げ、でたらめな押し付け融資、いい加減なリスク金融商品の販売。 それら全てが裏目に出て、多数の首切りを行った時の涙は嘘だった、としか言いようがありません。

 むしろその嵐を生き残った銀行本体と銀行マンが、「我々は選ばれし者」と以前にも増して奢り昂ってしまったのか。

 

 かつてここでも書いたように、大学生の頃、私は銀行・損保・証券を「公的詐欺まがい業者」と呼んでおりました。 まぁ、さすがにそれは蒼かったと反省もしましたが、今日のテレビを見て私の若かった感性はやはり研ぎすまされていた、と妙な自負を感じてしまいました。

 

 明日あたり、外回りが取引先で番組を見た人から苦情を言われるのでしょう。 しかし彼らの殆どはそれで反省する訳も無く、せいぜい「畜生、どんな方法でも良いから営業成績を上げて出世してやる」と決意を新たにする程度なのかも知れません。

 

 景気は循環するもの。 再び景気が悪くなると彼らは汚い歯茎を見せながら「我々も必死なんですよぉ」とメガネの奥の汚れた眼を潤ませるんだろうか。

 かくして人は戦渦から何も学ばず、再び手を血に染める。 てかぁ。

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いっつあロクンロール!

 火曜日は神戸チキンジョージでのロックライブに行ってきました。
 もともとは私が非常勤をしている専門学校の関係者が誘ってくれたのですが、いざ現場に行ってみるとその人も演奏で登場するのだとか。
 お〜(私より若いけど)オヤジバンドってやつですねぇ。
 
 それだけではなく現在専業として活動をしているバンドも複数でていて、いや〜、久々に終わったら耳鳴り状態でした。
 今やロックは若者よりオヤジ世代の方が盛んな様で、実際、学生に「行く?」って聞いても「ロックはいいです」とはっきり言われましたしね。
 
 音楽は好きずきだとは前置きしながら、でも生ギター二本でコード弾き、って世界と比べてやっぱり圧倒的にロックはテクが旨いので、ノリだけでなく、思わず(大音響の中とは言え)聞いてしまいました。
 もちろんジャズも好きですが、ロックのあの音圧はダンス系とはまた違った何とも言えない魅力があると改めて感じます。
 
 でもなんでここまで若者にロックやジャズが人気が無くなったんだろう、と先日もノイロ・カフェで話していたのですが、結局我々の世代が十年くらい前にそう言う良さを次の世代に格好良く伝えることをしなかった、もしくはできなかった、というのが原因の一つじゃないか、と言う事になりました。
 例えば我々が10代の頃に渋谷陽一や紺野雄二、植草甚一や大橋巨泉などがテレビや雑誌で常に情報発信していて、実際それが憧れ的に格好良く見えましたからね。
 今の若者はそう言うものに惑わされず、自分が本当に聞きたいものを選んでいる、という人もいますが、ひねくれ者の私は、面倒な仕掛け無しで売れるシンプルといいつつ手抜きの曲を大人が巧妙に押し付けただけじゃない?と今でも疑っています。
 だってヒットの引き金となるFM曲は既に各レコード会社の営業の坩堝ですから。
 
 ま、結論としては人にとって良いと思う曲はなんでも良い、ということですけど。
 
 でもなぁ、高校の時に同じくコピーした身としてはGFRのWe are an American bandはやっぱりカウベルをツインスティックで叩いて欲しかった... さらにキーボードの立場からはオルガンのオカズが足らずに少々寂しゅうございました。
 てな、くだらない事を思い出すのもこういうライブの良さですね。
 でもみんなうまいなぁ。 よく指が動くもんだ。
 
 この神戸のロックファンの聖地とも言えるチキン・ジョージも今年一杯で改装の為に閉鎖になるんですね。 その後はビルになり、その一部でまた再開するそうですが、なかなか殿堂とは言えロック商売は楽ではないそうです。
 
 ま、大した実力は無かったけど、バンドやってて良かった。 ロック好きで良かった。
 てなことを思いながらほろ酔いで家に帰って来たら0時を回っておりました。

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通りがかりの三つのビデオ

 この土日、暇な筈が何となくやる事ができて、さらに全てが中途半端と言う状態でした。

 

 月曜の朝までに久々にフラッシュのサンプル作りの仕事があり、これが先が見えないと言うか、「とにかくフラッシュでやるとどうなるか見せて下さい」ということで、その気になれば底なし沼のソフトだけに、終着点が見えない、というわけです。

 

 にもかかわらず、家内が土曜日にレンタルビデオを借りて来て(レンタルDVDでないところが彼女らしいところ)、「ブリジット・ジョーンズの日記」(この間、TV「野ブタをプロデュース」を見る)「プライベート・ライアン」「パッチ・アダムス」の三本を見てしまうと言う無計画ぶり。

 正確には「プライベート・ライアン」の時は仮眠を取っており、エンディングになってそれと気付き、慌てて巻き戻して頭の上陸シーンだけを見ました。

 

 このオープニングシーンは本当にビビります。

 今まで数え切れない程の戦争映画やテレビを見るとも無く見ていますが、あれほどリアルで怖い戦闘シーンは無いと私は思っています。 爆弾が落ちて来て「ぎゃー」、マシンガンの一斉掃射を浴びて「ぎゃー」とはモノが違うのです。

 

 上陸するまでに舟艇内で既に船酔いしている奴、やっとドアが開いたら正面のトーチカから狙い撃ちで面白いように殺される、それを嫌って船縁から降りると装備の重さで水底に、外れない装備に手間取っている間に溺死。

 海中に刺さってもまだ殺傷能力のある敵の弾、ちぎれた自分の腕を残った方の手で持ちながらさまよう兵士、その間絶え間なく耳元をかすめる弾の音。

 

 戦争はロマンだとか国防の為には戦争も止むなし、なんて軽々しく言う人はこのオープニングを見てから再度言えるかどうかチェックしてもらいたいものです。

 高校卒業後、航空自衛隊に入りたいと行っている息子はどういう気持ちで見ていたのか興味あるところ。

 

 一転して「ブリジット・ジョーンズの日記」は主人公より何より、ヒュー・グラントの軽佻浮薄キャラ大炸裂がお約束で、特にイギリスびいきの日本人にとってロンドンで働く女性があれだけ放送禁止用語を日常連発しているってのが意外で面白いのではないかと。 何となくイギリス=上品、アメリカ=下品というイメージがありますからねぇ。

 

 「パッチ・アダムス」はロビン・ウイリアムズならではの安心して見られる映画で、人生そんなうまいこと行くかいな、とわざと思わせておいて、後半で「え?ほんま?」と思わず絶句させる展開を浮き彫りにしているのはなかなかの演出と感心しました。

 まぁでも、結局頭が飛び抜けて良いからできた話だよなぁ、と凡人のぼやきも当然出ますが...

 

 奇しくも揃ったトム・ハンクスとロビン・ウイリアムズ、どちらも私は大好きで、日本人の感性にも違和感の無い演技で、いつかマイナーなものも含めて全部作品を見て見たいと思う俳優です。

 

 そうそう、最後にトホホなネタ。

 「プライベート・ライアン」を、いつからか「プライベート・ベンジャミン」と勘違いして覚えていた様で、道理で先日映画ネタで偉そうにこの映画について喋っている時にみんな「?」という顔をしていた筈だ、と、背中がヒヤ〜っと寒くなりました。 もしかしてこのBlogでもやっちまってるかも。 怖くて遡れない...

 「ベンジャミンって誰?」

 と、今ググってみたらこれまた嫌いじゃないゴールディー・ホーン主演の映画の兵隊映画(ってコメディだけど)の題名でした。

 お粗末。

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バザー終了

 バザーと言うかフリマというか、とにかく終わりました。
 もともと近所で地域の文化祭の尻馬に乗って突発的にやったので、それ程人出は期待していなかったとは言え、ホント、人が通らなかったなぁ。
 夕方近くになって置いている商品が減り、レイアウトが崩れて行く快感、同時に「さぁ、こうなったらいっそ全部持ってけぇ」という興奮が無かったのがちょっと残念でした。
 
 とは言え、金額としてはそこそこ売れたので、後味は決して悪くはありません。
 しかし、自分でも気に入っていて、別に売れなくても良い、というのはきっちり目利きされて売れて行くもんなんですね。
 逆に、これは売れ筋だからなんて勝手に思い込んでいたのは全然だったり。 やっぱりみんなよく見てます。
 
 あと、やっぱり台車は必須。 資料を入れた段ボールが重さに耐え切れずどんどん壊れて行き、最後、事務所に収納する時にどうにも力の入れ様の無いまでに変形してしまいました。 段ボール一つ探すのにもノウハウが要るんだなぁ、と痛感。
 
 それから、たまたまパラパラで済んだから良かったものの、雨対策を全然していなかったので、園芸用のような大きな透明ビニールシート等が必要だとも。
 
 この辺りはフリマ出展常連さんに取っては当たり前の事なんでしょうが、改めて自分でやってみるとついつい「ま、いいか」で済ませてしまったのでした。 これも含めて、前日にちょこちょこっと準備すりゃいいや、では駄目なんですね。 もっとじっくりと作戦を練らねば。
 
 とはいえ、例え少人数とは言え自分の品揃えを理解してくれた人と話せたのはやっぱり嬉しいものです。
 もともと値付けが苦手=商売が下手な性分ながら、こういう場なら値付けも簡単ですから、素人商売としては良い気分です。
 
 さて、これを機会に自宅の部屋からは車関連のモノが一気に減った筈なのに、整理の時に出た不要品が山積み。
 これをどう掃除すれば良いのやら...

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バザーの準備

 明日はプチ・バザーということで、これまで溜まっていた車関連物を放出する事に。
 最近はとんとご無沙汰ながら、かつては一年中御殿場を中心に国内外の試乗会に顔を出していたので、資料やミニカーなどが一杯溜まり、かと言ってコレクションボードもある訳ではないので置き場所に困っていたのでした。
 
 別に車好きの人が集まるイベントでもないのでそれほど売れるとは期待していませんが、これを機会に本箱やら床に置きっぱなしの資料類を整理、ついでに広告代理店関係で送って貰っているバイク関係の進呈本も一冊100円くらいで出してしまおうとこれも荷造り開始。
 
 でも却って部屋の中は大混乱、おまけに箱に入れた資料は重くて一人で持てないくらいの量になってしまいました。
 まだこれから事務所に行って同じ作業を繰り返さねばならないと言う...
 
 まぁ、販売場所の周りにどれだけの車・バイク好きがいるか解りませんが、ちょっと専門的な楽しい話ができればいいな、と思います。
 
 ということで、上記場所に来られる方でご興味がある方はどうぞ...
 時間は11時から、終りは日が傾く頃までかなぁ。

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修羅場が目に浮かぶ

 今日、東証の取引システムが午後1:30までダウンしましたね。
 今のところ先月の上旬に行ったシステム拡張の時のソフトウエア的なエラーが原因とされていますが、現場というか、フィックスしていた連中は修羅場だったでしょう。
 
 どこの会社がどんなシステムで運営しているのか等、一切解らないものの、ここ暫くの株価高騰の折、東証はもちろん、証券会社、投資家の気持ちを考えるとただでは済まないかもしれません。
 聞くと、前場が始まる遥か以前の朝6時台に取引システムは立ち上がるそうで、その時点から取引開始まで、そしてそこからじりじりと時間が過ぎ、午前が終わって後場の開始にも間に合わない、というその間の現場の混乱はさぞ凄まじかった事でしょう。
 
 恐らく早朝の段階で、直接の担当者が幾つかのエラー回避を試し、それでも駄目だと解って各関係者に連絡を取り、それを受けて急遽会社 or 現場に向かった関係者も「それでも前場の開始には間に合うだろう、いや、間に合って欲しい」と願いつつ出社した筈。
 それが前場に間に合わず、当然ながら東証側からは「いつ直るんだ」の問い合わせがひっきりなしにあり、責任者も恐らくここが原因とは解りつつ、しかし直らない、だから「いつ」と聞かれても答え様が無い。 当然そんな答えにクライアントが満足できる訳も無く、結局、後場30分遅れまで取引ができないと言う未曾有の大事故になったわけです。
 
 別にこれをあれこれ言うつもりは全く無く、天下のトウキョー・マーケットもサーバーのメンテ一つで簡単にこけるという事が改めてはっきりした、と言うくらいで、先日規模は小さいとは言え似たような経験をした身としては「現場の方、ご苦労様でした」としか言いようがありません。
 
 とは言え、メンテ直後ならともかく、メンテから二十日程経ってからのエラー顕在化というのはある意味怖いですね。 現場の人間は今頃ははっきりした理由は解っているでしょうが、クライアントを含む外部からは「また同じことが起こるのではないか」と疑われ、いや、現場の人間でさえしばらくの間は「もしかしてまだ他に...」と暫くは枕を高くして寝られないかもしれません。
 恐らくは今頃は一連の報告書作成も一段落しているとは思いますが、内部では一からソフトウエア的な見直しが行われている事でしょう。
 
 今回のケースでは幸い取引復活直後から順調に平均株価は上昇した様で、それほど「どないしてくれんねん」という投資家は出ないとは思います。 しかしそういう通常の話とは別に、相場には常に一般人の知り得ない理由で売り逃げや買い込みをする人々もいますから、今後、投資家の上の証券会社、その上の東証、そしてそこから仕事を預かったシステム会社がどう対応するのか、まだ完全に終わった話ではないと思います。
 
 いやぁ、「意外に脆いコンピューター社会」なんて記事や番組は今までさんざん見て来て、どちらかというと「そんなの当たり前でしょ」的に感覚が麻痺しつつあったのは事実ですが、今一番欲の皮が突っ張った連中が集まる炉心でそういう事態が起きるとはまさか思いもしませんでした。

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