« DTP検定 | トップページ | 平屋か戸建てか »

本なぁ...

 本日めずらしくMeets Regionalを書店で購入。
 先日地下鉄の中吊りで『街の人はみな本好きだった』というのを見てマークしていたからです。
 
 まだ全部は読んでないけど、様々な人が様々な本を紹介するのを見ながら、はたと気がついた事が。
 こういうblogをほぼ毎日更新していると、「文章書くのが苦にならないんですか、さぞかし本好きだったんでしょうね」、と言われる事があります。 たしかに活字は嫌いじゃないし、文作も全く苦になりません。
 『でも、まともな文学を読んでない!!!!』
 
 中学生の頃だったか、格好の良い大人になる為には本を読まなくては!、と主に文庫本を中心に三島由紀夫、夏目漱石、芥川龍之介などを読み始めるものの、どうにも進まなくて、気がつけば星新一に手を出し、いかんいかん、と太宰治に手を出そうとしてもまた獅子文六に手を出す、という具合で、結局「だいたい川端文学というものは...」と語る事は絶対不可能という状態になりました。
 
 長文が苦手とも思われそうですが、その昔、柳田邦男の「撃墜」という大韓航空機撃墜事故についてのぶ厚い二冊の新刊はあっというまに読み、さらにそもそも飛行機はなぜ飛ぶか?と疑問を持って「航空宇宙工学概論」というどこかの大学の教科書にしかならないような難解な本を読んだりしたし、先日も関西大学の教授が書いた「ヒトからひとへ」という400ページ余の発達心理学の本を喜々として読破していたので、やはり文字が好きな事には間違いありません。
 本屋も大好きで、時に立ちくらみするくらいずっと本棚の林の中に埋もれている事もあります。
 
 しかし、いわゆる文学作品は読んでない訳で、数年に一度、これではいかんと片っ端から古本屋等で小説やエッセイを買い込んでみるも、「この本との出会いが私の人生を変えた」とまで言わしめる出会いには恵まれずじまいです。
 だから、今回のMeetsの様に、お気に入りの三冊を、なんて言われても多分四苦八苦するでしょう。 なんだか馬鹿っぽい。 たまに本や会話の中で「それじゃ太宰じゃなくて芥川ですよ」と引用されてもさっぱりわからん。

 考えてみればいしいひさいちの漫画にであったのがこういう傾向を助長したのかもしれません。
 彼の作品の中には思わず唸ってしまうものも少なくなく、また四コマ漫画のリズムに慣れきってしまった嫌いもあるからです。 未だに意味不明の「現代思想の遭難者たち」という超々難解な作品もあり、ああいう恐ろしい量の読書家が書いた漫画の一部を見て何となく本作品まで読んでしまったかのような錯覚を起こしてしまうのも原因の一つかもしれません。
 
 せめてもの救いは以前なんだったかの有名な文学賞を取った若い作家が「あまり他の作品は読まないんです。それが良かったのかも」とコメントしていたインタビュー記事で、あ、そう言う人もいるんだ、と少々安心しました。
 一方で、「良い作家になる条件はそれまでにどれだけの良い作品に接しているかによる」なんて論調に出会うと焦りますね。
 
 いやぁ、ほんとにこれで良いのかどうなのか。

|

« DTP検定 | トップページ | 平屋か戸建てか »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

ライフスタイル」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 本なぁ...:

« DTP検定 | トップページ | 平屋か戸建てか »