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いまさらのLinuxの魅力(2)

 RedHat9のインストールと言っても実はそれほど難解ではなく、グラフィックモードを選べば(マシンがLinuxと相性が良ければ)、あとは画面に出て来る進捗状況のバーと、今何がインストールされているかの文字表示をただ見守っているだけです。
 この状況説明がただファイル名だけでなく、簡潔ながらそれが何をするものなのか、の説明までついていて、これが私の興味を惹きました。
 
 Linux=CUIというイメージが強いながら、実はX-Window等のグラフィックインターフェースを選ぶこともでき、アプリケーションもMicrosoft Office互換をめざしたOfficeスイーツ類、PhotoShop顔負けのグラフィック、ゲーム、などがあるのも知っていました。
 しかし、それはCUIの環境を構築してから全部自分でネット上や雑誌付録CDなどから探して入手するものだと思っていたのです。
 しかしCD三枚の中にはそれらの代表的なソフトやユーティリティ、インターフェース等が(バージョンの新しさはともかく)恐らくほとんど入っているのではないかと思う程のてんこ盛りで、それらを見ているだけで、セットアップさえしっかりできれば、雑誌付録のCD三枚で、パソコンであれば100万円以上の内容が入っていると感じたのです。
 
 最近簡易版とも呼べるWindows XP Starter Editionが一部の国でリリースされたとは言え、もちろん無料ではなく、仮にそれが入ったパソコンを買っても、その上で走らせるソフトは恐らく簡易版等は用意される訳も無く、相変わらず相対的に相当高価であることは変わりません。
 インド、ロシア、中国ではパソコンの普及率がまだ低く、コストの点でブラジル等、多くの国々がLinuxを含むオープンソースに向かう、というのも自然の流れだと今更ながら納得した次第です。
 
 ただ、詳しい人はご存知の様に、Linuxワールドは夢の箱ではなく、まず設定が、次にセキュリティ対応を含んだアップデートが、ディストリビューションによるサポートの打ち切りなどにより、そう簡単には管理できないという大きな問題が存在しています。 また、まだまだLinux, UNIXの世界は専門家が多く、素人がネットで「日本語が入力できません」程度の質問をしようものなら、待ってましたとばかりこてんぱんに叩きのめす、というかつてのパソコンマニアと素人のような関係もあり、その辺りも含めてまだまだ敷居が高いと言えるでしょう。

 次に言語。 幸い、先人達の努力により、各種ReadMe類の日本語化はかなり進んでいるものの、メジャーではないアジア言語などはまだまだのようで、また、細かいところはやはり英語能力がそこそこ無いと問題解決が難しいところもあります。
 英語くらいわからない人がLinuxをいじるな、と言われるかもしれませんが、ほんの20年程前はパソコンですらそう言われていたのを思うと、これも何とかしなくてはならない問題でしょう。 英語がわからない人が無能であるとは誰も言えない訳ですから。
 ネイティブの言葉でWindowsだとかLinuxだとかOSの違い等を気にせず、脳の延長としてコンピューターを使う人が増えれば、温暖化や貧困に対する新しいアイデアが世界中から湧いて来るかもしれません。 もちろん反対に、世界中からスパムメールやウイルスが発信されるかもしれません。
 
 ネットワークと言うインフラはどうするのか、等の問題は多々あるものの、そういうのも全て含めて、なんだかパソコン創成期の頃の期待と混沌の興奮をLinuxは再度提供してくれている気がして、久々になにか面白いことが考えられそうな予感がしています。 
 
※昨日分とあわせ、UNIX=Linuxのような書き方をしていますが、そうでないことは存じております。 ただ、LinuxがUNIX互換であるとか、GNU等の話をするとややこしくなるのでこのあたりは柔らかに書きました。

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