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茶番か変化か

 ヤモリと共存する隠遁生活も二日目に入り、前日三時頃まで起きていたにもかかわらず、寝ている部屋に入り込む朝日のせいで九時前には目が覚めてしまいました。
 
 朝から物書きをするのも良いけど、折角なので建物の周辺を掃除。 一週間程前、学校の職員団体で掃除した時に刈った木々の葉が枯れ、あちこちに目立つ様になっていたので熊手でかき集めたりしているうちにあっというまに一時間程経過。
 マンション生活に移ってから家の周辺を掃除する事など全く無かっただけに、久しぶりに夏の朝らしい時間を過ごす事ができました。

 その後仕事、昼食、優雅に昼寝などをして目覚めた後は、さぁ国会の行方です。
 テレビをつけたら案の定NHKは高校野球の中継を教育に振り替えてずっと特別番組。 結果はご存知の通り参議院否決で衆議院解散と事態は進んでいました。
 
 今回の参議院での採決は非常に興味がありながら、一方で反対派議員はパフォーマンスが目的で、結局いつも通り最後の最後は可決成立の大団円になるのではないか、と疑っていました。
 実際、これまでも政局を揺るがす一大事、と言わた事は多々ありながら、自民党議員は自分が次回選挙で当選する為の最良の方向でまとまるのが常だったからです。
 そういう白けた視点から見て、今回は最後まで政党分裂を貫いたというのは意外でした。
 
 とは言っても別に彼らが郵政民営化を真剣に考えた訳ではなく、これまでの強引な首相のやり方にいつか一泡吹かせてやろうと不満を抱えていたのが一気に爆発した、と見るのが最も納得しやすい見方です。
 これまではなんだかんだ言っても小泉氏は選挙に強いリーダーであり看板だったわけで、それを考えると文句を言いたくても言えなかった。 一方で彼もそれを良い事に言いたい放題、やりたい放題、特にずっと郵政の民営化を唱えていた彼を快く思わなかった郵政族にとって、いつかぎゃふんといわせてやりたいという、怨念じみたものがずっとくすぶっていた筈です。
 
 しかしいくら首相も任期が今季限りとは言え、なんとか可決にこぎ着けた衆議院の方を解散するのはいろいろ制約や事情があるにせよ八つ当たりと取られても仕方が無いでしょう。
 確かに彼は最初から「自民党をぶっつぶす!」と言ってましたが、あれは一種のコピーであって、実際にそれをやろうとすると、自分がつぶされるという事がわからないのか?と疑ってしまいます。
 
 どういう状況であれ、政治屋は自分のバッジをなくさないことが一番の仕事な訳で、折角残っていた任期をばっさりやられた衆議院自民党議員、公認せずに対立候補を出すと言われた自民党議員がこのまま「はい、そうですか」と納得すると思っているのでしょうか。
 今回、反対派が衆院時に比べて増えたのも、次回選挙は小泉なしの方が有利に戦える、と見た上での鞍替えであり、今は仮にも党総裁であるから偉そうにラッパ吹き放題ながら、総体としての自民党が今回の採決の賛否を不問に付すという懐柔策と引き換えに小泉降ろしに出れば、自民党を追い出されて新党を作らざるを得なくなるのは自分かもしれない、と考えなかったのか、と本当に不思議でなりません。
 そうやって自民党は長い間連立も含め、戦後の殆どの期間を与党として君臨して来たというのを知らない訳が無いと思うのに、です。 

 まぁ、そうなって小泉氏が新党党首として、あるいは野党に鞍替えしてまた選挙に出れば面白いとは思いつつ、もうだれも郵政民営なんて見向きもしないでしょう。 もともと政治の局面として利用されただけなのですから。
 また、仮に次回衆議院選挙で自民党が敗北し、野党になったとしても民主党との連合、或は公明党との野党連合など、何としてでも政治を揺るがすであろうし、そんなこんなで数年経てばまた国民はなぜかまた自民党に圧倒的多数を与えてしまうのでしょう。
 
 もちろん9月の選挙にはいつも通り投票に行きます。 でもシニカル...

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