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今更のHi-Vision

 家内の実家に帰ったときの楽しみのひとつにHi-Visionテレビがあります。
 我が家ではどういう訳かワイドテレビもBS or CS Hi-Visionも見る環境が無く、いつかは...と思いながら数年を経ております。
 一方で家内の実家は近江人らしく無駄な買い物を嫌う生活をしながらも、何故かHi-Visionの導入が早かった。
 
 たまたま今日は阪神巨人戦の中継をNHK BS Hiがやっていたのでそこから始まったのですが、阪神が勝った事もあるとは言え、普段とは違って席を離れる事ができませんでした。 普段なら適当なところで風呂に入ったりするのに、攻守交代の間のなんて事は無い画像すら興味を断ち切れなかったからです。

 Hi-Visionの画像の印象を一言で言うと、どの画面もパソコンの壁紙にできる、というものです。 言い換えるとパソコンの画像のクオリティが連続で動画になっていると言うべきかもしれません。
 
 試合が終わってやっと風呂に入り、その後は中国の黄山の自然を扱う番組に。 中国人の水墨画家を中心に進めた内容でしたが、白と黒だけである筈の水墨画で、何も書いていない筈の白紙部分が雲海の「厚さ」まで表していたのは誇張抜きで圧倒されました。
 
 まだHi-Visionは視聴者の数では実験的な立場の様ですが、それ故に地味な番組が多く、私の様に多くの人が見て喜ぶ番組が比較的苦手なタイプには丁度良い内容であるとも同時に言えます。
 もちろん生の現実はもっと迫力があるとは言え、それになかなか触れる事ができずにテレビと共に過ごす時間が長い今、特にアートに興味がある人はHi-Visionをテレビと呼ぶべきかも知れない、とふと感じます。
 もちろん大概のアート関係の人は経済的にそう豊かではないためにむしろそれは難しいし、それに対する補助なんてのは全く望めないでしょうけどね...
 
 それからたまたまBS1に切り替えたら、報道カメラマンが捉えた写真をまとめて戦後の歴史の節目をなぞる番組をやっていました。 もちろん個々の映像は全て写真で、かつ静止画です。 しかしこれはこれで動画ではないから時代遅れとも思えない。
 
 もともとグラフィック系の間では静止画と動画を別のものと捉えるのが普通です。
 実際、絵も写真もたった一瞬ではあるけれども、動画とは別の時間軸を持ち、一方で動画は一つ一つの映像のクオリティではなく、場合によれば音とも組み合わされて、展開という価値を持ちます。
 でもこうして良くできたHi-Vision番組を見ていると、その二つの境目が非常に曖昧になってきているとも感じます。
 
 Hi-Visionなんてとっくの昔に家にありますよ、という人は多いと思いますので今更の本日のネタ、しかし私はそこまで向上したビジュアル技術、それに立ち向かうべき新たなクリエイター、一方で全く輝きも失わないこれまでの手法を用いて立ち向かうクリエイター、答えはそんなに簡単には出ませんが、良い刺激になった盆休みの一日でした。

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