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大阪100円生活

 先日、Linux関連の書籍を買いに本屋に行く事があり、定例のコミック売り場でのいしいひさいち新刊チェックをしたら題名の本が出ていました。
 
 プラウダ日本版、売国新聞とか最近にわかに元気になって来た右翼勢力に批判されつつも、私が朝日新聞をやめないのは彼の漫画があるから、と言っても良いくらい、私は彼の漫画が好きです。 とはいえ、そんなネタで数年前にホームページを立ち上げようかと思ったら既に私よりももっと詳しい人が多数立ち上げていた、という程度なのですけど。
 
 今でも覚えているのは近大の入試のとき、マニュアル通り一時間程早く学校に着き、コーヒーでも飲みながら気分を落ち着けよう、と入った大学前の喫茶店で「がんばれタブチ君」を読んだのが最初の出会いでした。
 それ以前に「がんばれタブチ君」については当時購読していたPOPEYEで紹介されていたので、「あぁ、これかぁ」と手に取ったのが運の尽き。 あまりに面白く、受験後もまたその喫茶店に立ち寄って読破した程です。 ま、その甲斐あって受けた学部は落ちましたが...
 
 その後、別の大学に受かってから行ったバイト先でデスク上に「バイト君」を置いている社員がおり、「ちょっと読ませて下さい」と手に取ったのが二度目の出会いで、こちらのほうは本当に腹抱えて、そのまま痛くなるまで笑いが止まらない、という程面白かったのを覚えています。
 
 大学で一番仲良かった友達もいしいひさいちのファンだったりして、結局、初期のマニアックな本(漫金超やガロ)を除いてほぼ全巻持っていたりする程です。 だからたまに何気なく言う台詞や小ギャグは彼のネタからの影響を受けてことがありますが、世間ではそれほど彼は一般的では無いようで、あまり受けないと言うか、きょとんとされることが多いようです。(少なくとも若いオネェちゃんには受けません)
 
 そんな彼はあまり自分のプライベートを出したがらず、岡山出身で関西大学漫画研究会時代にデビューした、くらいしかわからない時代がありました。 いやがる彼を学園祭で引きずり出した関大の後輩によると、あまり人前に出るのが好きでは無いそうで、なにかコンプレックスがあるようだ、という事でした。
 そのうち徐々に、結婚しただとか、猫と子供もいるとかが漫画の中で明かされてきましたが、この「大阪100円生活」は今までで一番彼の学生時代から漫画家としてメジャーになって行く頃の彼本人の事がよく書かれていて少々驚きました。
 
 私は関大ではなく、彼が住んでいた下新庄に近い上新庄の方の大学に行ってましたので、もともと住んでいる吹田、彼が住んでいた下新庄、その間を挟む町の事等はよくわかりますので、彼のマネージャーを16年間務めていた富岡氏のコラムも非常に親近感があり、まるでどこの市町村にもある「わが町○○」のように楽しめます。
 特に私もたまに行く図書館のすぐそばに一時期住んでいたとか、「がんばれタブチ君」で儲けた後、多額の住民税を払いに行ったときの吹田市役所の職員の応対とか、あまりに身近すぎてどこかですれ違っていたかも?と思う程。
 
 ここ数年、彼の作品は彼独自のループに落ち込み、ファンも取りあえずは楽しみながらもちょっと物足りない事が多かったのですが、今回の本は「バイト君」以来久しぶりに笑いが止まらない作品(070)に出会えたりして、ファンとしては嬉しい一冊でした。

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