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雨は嫌いじゃない

 ここ数日、やっと梅雨らしい天気になってきました。

 一部では被害も出ているものの、農業をやっている義父が六月に「雨降らんかい〜!」と叫んでいるのを覚えているだけに、まずはあるべきものがあって一安心、というところです。

 

 最近よく考えます。 最初に雨を体験した人間はさぞ驚いただろうな、と。

 だって「水」が空から降ってくるんですよ。 我々は子供の頃からそんなもんだと慣れきっていますし、そのうち水の循環というものを習ったりしてむしろ無くてはならないものだと思っていますが、「水」が空から絶え間なく落ちて来るってのは尋常じゃないと思いませんか?

 

 最初に雨を体験した人間、とまで遡らなくても、ずっと屋内で飼っていた犬を外に出した時、こりゃ何事?と慌てるのではないかと思います。

 まぁ、それを言うと雪だの雷などはもっと「えらいこっちゃ」ですけどね。

 

 それはさておき、世間では「うっとおしい」「あいにくの」「残念ながら」と形容されているように雨はあまり好まれていません。 「待望の」「恵みの」という言葉もたまにつくものの、それは農業だったり、水不足だったりへの論理的願望であって、「さわやかな」という意味ではないように思います。

 

 実は私はそれほど雨が嫌いではありません。

 今日もそんな話を同僚の教師と話していた所、普通は子供の頃、雨でプール授業が中止になったのが嫌われる原因じゃないかという話になりました。 あ、なるほど、水泳の授業が嫌いだった私はむしろ「救いの雨」でした。

 確かに荷物を抱えて傘をささなくてはならない時は忌々しくも思いますし、これまで折角の予定が雨で流れたり台無しになった事も数え切れないくらいありました。

 今、洗濯物干当番を仰せつかっている身としては朝からベランダに干すか風呂場の乾燥機を使うか悩むと言えば悩む。 下手すると二日分の乾かない洗濯物を抱える事もあるなぁ...

 しかし、予定が無い時の雨はむしろ楽しんでいる様な気がします。 

 ずっと続く雨音は人間の耳にはマスキング効果をもたらし、普段の日よりも静かに感じます。

 霞む景色は普段とは違う風景を見せてくれます。

 荒井由美の「雨のステイション」という曲は、冒頭のハイトーンのベースの音とともに脳裏にはっきりとした風景を呼び起こさせてくれます。 そう言えば「雨」にまつわる曲はとても多い様な気がします。

 

 晴耕雨読という言葉が好きで、晴れの日は日差しを楽しんで、雨の日はゆっくりと本を読む。 

 実際、それをするかどうかはさておいて、なかなかイケてるライフスタイルじゃないですか。

 一方で夏の暑さもそれ程嫌いではありません。

 「夏は大昔から暑いと決まってるんでぃ、べらぼうめぇ」(いつから江戸っ子になったんだ、おい)とか言いながら汗だらだら出すのが好きだったり。

 

 歳とって花鳥風月、春夏秋冬に馴染んじゃったんでしょうねぇ...

 ふぅ、茶がうまい...

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