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あぁ対峙核

 今日、息子の三者懇談に行った帰り、いつものノイロ・カフェ(正式名称ではありません:為念)へ。

 途中、本屋に寄ってとある資料チェック。

 いつも男のおしゃれ感覚について違和感を感じてしまうBRIOをぱらぱらめくってたまたま目についたK氏の40歳年下の女性とつきあっていると言うコラムを読んでちょっと気分が悪くなる。 まぁ、クリエイターだからそういうのも似合うのかもしれないけど、それを自分で文字にされると...ね。

 いや、単に自分が朴念仁なのか、彼の文章が分りにくかったのか、フォントがうざかったのか。

 

 その後、その書店の駐車場を出たら目の前をサーブ9-3のカブリオレが幌を開けてさっそうと過ぎて行く。

 車検が切れて一年以上放置中とは言え、一応オープンカー持ちの私としては、この天気が悪い季節にフルオープンで走るセンスに拍手。

 

 そのまま偶然しばらくの間そのサーブの後ろを走る事に。

 そのうちどこかから結構大きな音が流れてきて、それはヒップポップ系の曲だとやがて分りました。

 最初は自分の後ろかどこかにいわゆるやんちゃなバンがいて、そいつが窓満開でオーディオ鳴らしていると思っていたら... なんと、そのサーブからでした。

 

 別にサーブのカブリオレ乗ってラップ全開が悪い訳じゃありません。

 いや、悪い訳じゃないんだけど、とルームミラー越しに顔を見たらそこそこおしゃれ系、おそらく私より十年程若いかな、という感じ。

 ところが、そのうち彼は音楽に酔いしれてフロントウインドウの窓枠を叩いてリズムを取り出した。 ミラーに映る彼の表情はまさしくフルオープンで走りながら音楽に酔っている!!!!

 

 その時、私の中に流れた感覚は正直「気色悪ぅ!」。

 でも次に流れた感覚は「まるで俺みたいや」。

 

 嫌み抜きで車も悪くない、音楽が好きな事も絶対悪くない。ミラー越しながら顔もそんなに悪くない。ちらりと通り過ぎた時に見たファッションも悪くなかった筈。 何も彼に落ち度は無い。 彼こそ私がいつも求めている姿である筈だ。

 でも「きしょくわるかった」のだ。

 ということは「おれもきしょくわるいの?」

 

 自分がおしゃれをする事を非常にいやがる人がいます。 頑なその目にはもしあの伊達男が俺だったら、とシミュレーションをしている様子がうかがえます。 その結果、いや、やっぱりあんな俺はご免だ、と結論を出しておられるのかもしれません。

 

 私はいつも自分の横にもう一人の自分がいると感じています。 そのお陰で助かった事もあれば損をした事も。 でも自分の最近のライフスタイルはそれほど悪いとはそのもう一人の自分は見ていませんでした。 もう一人の自分は自分よりも客観的で厳しい目で見ているにもかかわらず。

 

 しかし今日のサーブ君は自分が痛かった...

 この感覚は鈍痛のように今後も尾を引きそうです。

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受信: 2005年9月10日 (土) 22時59分

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