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狭きベランダからの夜景

 我が家はマンションの12Fにあります。

 昔、梅田で働いていた家内は大雨のときでも傘が要らないと言うくらいでしたから確かに立地条件は良いんですけど(今考えるとよくローンが通ったもんだ)、家内に言わせるとそれだけが取り柄の、天井低い、狭いのマンションです。

 

 と、自虐的に言いつつ実はここからの眺めは気に入っています。 メインの開口部である南西方向は近くに高い建物が無く、今の所南は生駒山系が端から端まで、西は淡路島、六甲山までが見渡せます。 残念ながら大阪湾は見えませんが、大阪平野がほぼ視界に入っているという感じです。

 勤め先の近所の新神戸オリエンタルホテルも見えますので、「ほ〜、週三日、あんな所まで通っているのか」と実感したり。

 

 引っ越した頃は足下を見ると本当に足がすくみました。 平屋で育った私は時々夢でベランダから落ちる夢を見た程です。 が、一旦視線を遠くに向けると上記の景色がいつでも目に入り、別にビルのトップラウンジなんか行く必要全くありません。

 夏は大阪のみならず奈良や神戸周辺の殆どの花火大会が見えるし、夕立時には遠くに落ちる何本もの稲妻をじっくり観察でき、みるみる成長する入道雲、生駒からあがる朝日、六甲山に沈む夕日、その前後の茜色の空等々、時々ぼ〜っとベランダや部屋からそれを眺めています。

 

 そのベランダも狭くて閉口しますが、それでもなんとか小さなテーブルと椅子を置き、今の季節は風呂上がりにタバコと飲み物を持ってこれまたぼ〜っと過ごしています。 たまにビールも。

 秋から春にかけては結構風が強い為、実はこうしてベランダで過ごせるときは案外ないのです。

 何せその風の強さで大概の鉢植えは枯れてしまう程で、実は高山植物くらいしか育たんのではないか、と一時は真剣に思っていた程です。

 

 ここでの一つの楽しみは空を行き交う飛行機。

 nightflight

もともと乗り物好きなので、すぐそばを走るJR、少し遠くに阪急電車、さらに遠くに新幹線と、「鉄」な人には最適なロケーションながら、実は大阪空港もそう遠くなく、遠く関空に離発着する飛行機も見える事があります。

 「空港では誰でもドラマの主人公になれる」というコピーがありますが、夜空を行き交う飛行機もそう言う人たちを乗せているせいかどうか、なんとも言えない風情があり、離陸直後のスポットライト、青赤の翼端灯、白や赤のストロボ(衝突防止灯)を煌めかせ、まるで宝石が漂っているかのようにも見えます。

 大阪空港の使用時間が夜9:00までですから残念ながらショータイムは8:30頃で終わってしまうものの、それでも空気の澄んだ時にははるか高空を東西に行き交う巡航機もまだ見え隠れします。

 

 「ジェットストリームやのぉ」と、犬も飼えないけど、庭も無いけど、上の階の物音はよく聞こえるけど、夜中に酔っぱらいの声がうるさいけど、ローンは辛いけど、密かなお気に入りです。

 0時近くにはかつて良く利用した東京からの最終の新幹線、深夜になれば東京や九州に向かう夜行特急も見えるしね...

※写真はベランダから撮影した多数の写真の合成。クリスマス用に作った画像なので左上の月がサンタの帽子を冠っているのはご愛嬌。(クリックすると拡大画像が表示されます)

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