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今更エヴァにはまったワケ

 あまりそうは見られない様ですが、実は結構アニメを見るのが好きだったりします。
 考えてみれば鉄腕アトムも鉄人28号も、東映まんが祭りも私の世代から始まった訳で、別に不思議ではないのですけどね。

 時は流れて、2004年の春、新世紀エヴァンゲリオンがCATVで再放送されました。
 '95の初放映時、私は既に30代後半で「シンジは僕です」なんて訳も無く、何より「あの大きさの二本足歩行ロボットはあり得ない」と一切ガンダムには興味を示さなかった誇り(?)がありましたから、1〜2回ちょこっと見て、エンディングの"Fly me to the moon"だけ興味を示したくらいでした。
 だからその直後にエヴァブームが起こった時にも「そんなシトおらんやろ」と飲み屋で「こだま・ひびき」風ギャグのパロディに使う程度でした。
 
 SFものに科学的リアリティを求めるようになったのは恐らくサンダーバードを見てからです。 それまでの円谷系やそれよりもっと酷い特撮を見ていた子供にはあのリアリティは革命的でしたから。
 ま、ITC系の話は置いておくとして、そんな「二本足歩行モノ」の再放送にリアリティではまってしまったのです。
 
 たまたま息子と見ていた第一回の放送で、使徒と国連軍との戦いにシンジが遭遇します。 攻撃による地響きで街の電線が「ビュワワワ」と震える演出がありました。 これ、実際に私は阪神淡路大震災で経験しているのです。
 何度も襲って来る余震に怯えながら夜明けを待ち、歩いていつも子供を預けている保育園の被害をチェックしに行ったときです。 丁度そのとき大きめの余震が来て、私は例えば「ゴゴゴ」と地響きがするとか、「ミシミシ」と周りの建物が音を出すと予想していたのに、頭上の電線が電柱の揺れにあわせて「ビュビュビュ」という何とも不気味な音を立てていたのに正直ビビりました。
 庵野監督他、制作スタッフにあの震災経験者がいたかどうかは分りませんが、この演出で一気に引き込まれた事は間違いありません。
 
 その後、二本足歩行についてはエヴァがロボットではなく人造人間である事で自分を納得させ、その後、ずっと最後まで見てしまいました。 今では全話のDVDすら手元にあります。
 二本足歩行については実はエヴァ以外にパトレーバーにもはまったので実はいい加減なものです。でもあれも警察ものの妙なリアリティがあったなぁ... 要するに演出に弱いのかも。
 
 クラシック音楽の使い方も魅力的でした。
 アスカが神経攻撃を受けたとき、いきなり「ハレルヤ」が流れ、思わず鳥肌もんで「かっこえぇ...」とつぶやいてしまいましたから。
 その他シンジが無伴奏チェロ組曲を弾いたり、カヲル君との戦いではベートーベンの第九の合唱が流れたりと、決してクラシックも嫌いではない私にとってはハマりました。
 第九については音楽に絵を合わせたかの様なコンテになっており、一旦ブレイク(とは言わんのだろう、クラシックでは)した後に再度合唱が始まる部分に物語の盛り上がりがピタリとシンクロしているのは何度見ても見事としか言いようがありません。
 今でも湖畔でカヲル君が第九のフレーズを鼻歌で歌っている所から首が落とされる直前までのシーンは私のお気に入りです。

 今年の春休みにamazon.comで6冊程エヴァ絡みの古本を集め(別途、「監督不行き届き by 安野モヨコ」も)、全部めくってみても音楽についての記述が少なかったのは少々意外です。 もっと注目されても良かったのに。
 ということで、携帯の着メロは番組挿入のとてもマニアックな(主題歌等ではない)エヴァ系です。
 
 まぁ、今なら「ゲンドウは僕です」ってなもんかな...
 
 ※これを書きながら作っていた料理:茄子の田舎煮

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