54歳の時計物語(4:天賞堂)

 さぁ、こうなると時計選びのリズムが急速に弾み出します。
 
 天賞堂というブランドでありながら、針がいっぱいついて、アラームも鳴って、ムーンフェイズもついているグランドコンプリケーションが、オンラインショップでたったの11〜15万円程、ムーブメントがクオーツのせいもあるけど、少なくともpenの印刷やwebの画像を見る限り、これって他じゃゼロが一個多い時計じゃない?と思う出来です。
 ボタンを押せば時間を音で知らせてくれるミニッツリピーター機能なんて、機械好きにとっては最高のガジェットじゃないですか。
 
 が、ここで暴走してはなりません。
 果たしてこれで良いのか、本当に自分が描く自分に似合っているのかも顧みなくてはなりません。(いや、ま、そんな大層なもんでもないんだけど)
 いつも学校で一緒に働いている専任の教師などとたまに腕時計の話をしていて、やはりクリエイターにはプリイティブともいえるシンプルなものが良いですね、というのを思い出し、しばらく前に私が普段使いしている腕時計(これが香典返し替わりのカタログギフトで選んだCASIOなんだけど、これについては面白いオチがあるのでまた後日)を見て「こういうのが良いですよねぇ」と言ってくれたりもして。
 
 となると、グランドコンプリケーションって私の流れじゃないんだよな〜、と気がつきました。
 いや、そもそももとから憧れていたTiffanyの腕時計もそんな凝ったものじゃなく、秒針が独立したクラシックなものでした。 うんうん、母の生き形見であるわけで、ここは後悔しない品選びをしなくてはなりません。 なんてぶつぶつ考えながら同じ天賞堂の通販サイトを回っていたらシンプルシリーズというのを見つけました。
 いいじゃないですか、めちゃプリミティブ。
 説明を見ると三針式って時計屋さんにとっては一つのこだわりなのだということを知りました。 そういえば今でも時々腕にする祖父の形見(というか単に遺品)の時計は秒針が別で、それを見た時計に詳しい人が、当時は秒針も一つの支点にまとめるのが技術的に難しかったからだ、と説明してくれたのを思い出しました。
 
 う〜ん、ややこしくて、しかし手入れが不要のクオーツのグランドコンプリケーションに後ろ髪を引かれつつ、これにするかと、価格を見たら、最初に惚れたゴールドは60万円弱。 ひょえ〜、さすが24金!! そして後ろに控えしステンレスバージョンは17万円弱。 ああ、ここでもTiffanyのヤクザ姉妹と同じく甲斐性なしを遮る壁があろうとは... ほんに都々逸の一つも捻りたくなるこの皮肉。
 価格も三針+日付+ステンレスなのにグランドコンプリケーションをオーバー。 自動巻だからでしょうかねぇ、ムーヴメントはスイス製だそうですが。
 
 まぁ、良い。 グランドコンプリケーションもユンハンスもまた機会があれば買いましょう!
 とにかくは、決断の上、母に見せねばなりません。 と、深呼吸の末、腹に力を入れてポチっとなをしようとしたら、ステンレスバージョンはオンラインショップでは在庫切れ
 年末年始にかけて二回このショップ上から次回入荷の問い合わせメールを送信するも返信無し(その後、二度とも返信しましたが、と丁重な連絡を文章で頂きましたが、迷惑メールフィルターにも引っかかっておりませんでした)。 しびれを切らして銀座本店に電話で確認したら、再入荷の予定は今のところ無く、店頭在庫のみということがわかりました。
 
 またもや販売中止?? Tiffany姉妹の悪夢が頭をよぎります。 もう愛する人を誰も失いたくはありません(そういう話では無いだろう、と思いつつ)。 天賞堂は本店と横浜以外に店舗は無いので、これはもう日帰りで銀座に行くしかないかと思ったら、なんてことはない「電話で通販承ります」と、なんとも昭和な解決方法を教えてくれました。
 
 ということで、佐川急便のカード決済、突然手元に天賞堂の時計がやって参りました。

 さらに続編に続く♪
Tenshodo02

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54歳の時計物語(3:天賞堂)

Tenshodo_angel そうなんです、天賞堂です。 NHKのブラタモリを見ている方なら、番組途中の「ブラタモ写真館」のタイトルバックに出てくる、あのお尻をこちらに向けて横の道路を覗き込んでいる天使が敷地角にいる銀座のお店、と言えばおわかりかもしれません。
 
 小学生の頃、TMS(鉄道模型趣味)という雑誌を通して、当時主流だったHOゲージの現実というか、価格を知り絶望を知りました。 一ヶ月の小遣いが300円とか500円の時代に数万円の模型は、誇張抜きではるか天空の彼方の孤高の趣味としか見えませんでした。
 だからこそ子供たちは、その後に出た走行系以外はオールプラスチックで、比較的廉価なNゲージに走った訳ですが、それはともかく、そんなHOゲージのモデルメーカーの中にあってトップブランドだったのが天賞堂だったのです。  その当時から機関車一台十数万円という価格があたりまえで、子供心にこの先恐らく一度も自分の手にすることは無いだろうと思っていました。
 
 それを変な形で実現してくれたのが中学から高校時代にバイトしていた大阪の交通科学館(現交通科学博物館)。 今でも訪れる人たちの大人気である、例の大レイアウトで使用する模型のメンテナンスで多数の天賞堂製品を手に取ることができました。 ただし、この作業は私があまりに仕事の能率が悪かったために取り上げられました。 まぁ勝手に編成組み替えたり交流区間を想定して片パンタにしたり、ヘッドマーク取り替えたりしてたから当然と言えば当然ですが...
 んで、主に清掃や切れた蛍光灯の取替、故障した展示物の修理の仕事に回されました。 しかしここはマニアにとっては面白いものが山盛りのバイト先。
 
 まずは、同じ鉄道でも縮尺が1/20位の大きな車両模型。 全てではありませんが天賞堂製が多く、さらにワンオフですからその清掃には非常に気を遣ったのを覚えています。 さらに感動したのがライト兄弟以降から当時最新鋭機だったB747までのオールラインナップの航空機模型の殆どが天賞堂製で、その全てに小さいけれど明確な製造プレートがついていたのは感動しました。
 
 その頃になって天賞堂が単なる鉄道模型メーカーではなく、明治時代から続く高級貴金属店であることを知りましたが、私としては鉄道模型だけではなくこういう木製のディスプレイモデルまで手がけていたことの方が驚きでした。
 今でも悔やまれるのが、当時博物館建物の一番奥の作業部屋に置いてあった天賞堂製コンコルド。 それも当時実際にオプション注文まで入れていた日本航空のカラーリングで、尾翼にはブルーストライプに斜めにした日章旗、そしてサイドにもブルー&ホワイトの時代。 ああ、時代が少し違っていればこの機体が日本と世界の大都市を結んでいたかも、です。
 表の展示から外されてこの裏方の部屋に放置されていたので、捨てるのならくれ、とかなり粘りましたが、立派な資産だし、当時でも一機十数万円程したとかで、そう簡単にはいかん、と断られました。
 
 なぜ大阪の博物館に銀座の天賞堂の模型があったのか、今になって考えてみると、東京神田にあった交通博物館に倣ったのかもしれませんし、或は当時、展示に耐えうる模型は(たとえ高価であっても)天賞堂しかなかったのかもしれません。
 
 おっと、つい変な方向に話が流れてしまいました。
 そんな天賞堂の時計だから、さぞかしお高いんでしょう?と思ってそのpenの記事の末尾の価格を見たら、へ?11万円? 一桁違うんじゃない? とサイトを見てみたら、オリジナルウオッチは全て適切というか、納得がゆく価格ばかりで驚きました。
 う〜ん、良いかも...

 さらにさらに後半へ続く♪

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54歳の時計物語(2)

 長年の憧れていた腕時計姉妹を失ってしまった私は、一方でふつふつと浮かび上がる予算横領の疑惑をかわすため、新しいターゲットを見つけなくてはならなくなりました。
 
 毎号買っている雑誌penは、どういうわけか腕時計がらみのスポンサーが多く、しかしてその殆どが数百万円単位。 安くて50万円程。 あほかいな。 そんなん買えまっかいな。 
 ああ、そうそう、先の姉妹のグラフィックが無いので、そもそも私がどんな時計が好みなのか分かりませんよね。 好みは極端に分かれていて、鐘や太鼓(?)でアラームが鳴る針がいっぱいついたコンプリケーションか、せいぜい日付カレンダーがついている程度のクラシックかつシンプルなもののどちらか。
 コンプリケーションは大概高価なので、ここは消去法でシンプルなものを探します。
 
 そこでそのバブリーなものしか紹介しないpenで、そっと紹介されていたのがバウハウス時代のデザイナー、マックス・ビルの手によるユンハンスシリーズ。 これはかなり心を惹かれました。
 私は三歳のときに患った骨髄性小児まひの影響で左手の手首が少々細く、文字盤があまり大きいと手に(腕に)あまります。 そんな中、ここの34mm径の手巻き皮バンドものは最高だったんだけど、え?手巻き? う〜ん、渋いっちゃぁ渋いんだけど...  じゃぁ自動巻の方は、ってぇと、ちょいと径が大きくて、間延びした印象。
 そもそもこのレトロ感は旧東ドイツの取り残された感でもあり、もともとのTiffanyの憧れ嬢に比べるとあまりにじじむさい。 この辺りのさじ加減が誠に微妙で、アニメ「へうげもの」の侘び寂び世界。
 
 そう、この手首の細さが無ければスカーゲンで決まっていたかもしれません。 この薄さ、最高なんだけど、いかんせんスカーゲンはボディからベルトに連なる部分が優雅な曲線を描いているがために、私の手首だと余ってしまうんですね、試装着の結果。 もちろん女性ものならなんとかなるんですが、それは今回の母の援助というのを考えるとちょっとイレギュラーすぎるかな、と見送りました。

 その後、三宮辺りの店を回っても、どうにもしっくりしたものがない。 そして年末の休みに、これまたpenの12/1号をパラパラめくっていたら、なんとこれまで(私が覚えている限り)penでは扱われたこと無かったんじゃないの?という天賞堂のグランドコンプリケーションが非常に美しい写真とともにバーンと扱われていました。
 
 天賞堂?まさか、と調べたら、そのまさかの天賞堂。 あの超高級鉄道模型、HOゲージの蒸気機関車一台が35万円の天賞堂です。(そこかい!と突っ込んでください)
 
 さらに後半へ続く♪
Tenshodo01

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54歳の時計物語(1)

 金土日と毎晩子供時代からの友達を中心に呑んでいました。 いや、さすがに月曜日はフラフラ。
 で、暫くここの更新が滞っており、お詫びも兼ねて大ネタ連載。 かな?
 
 簡単に書くと、要するに生まれて初めて十万円以上の時計を買った、というお話です。
 
 ことの発端はほぼ半年にも及ぶ前、母親が私を呼びつけて封筒を一つ手渡しました。 曰く「形見分けである」とのこと。 今から遡ること数十年前、母親が銀行を定年退職で辞めた時、長年の夢であったオメガの時計を約十万円程で購入。 まぁ、それからまた一本それくらいの腕時計を買っているんだけど、それらは全て当然ながら女性ものばかり。
 つまり、このままでは母が死んだ後、私にあげる時計が無い、ということで封筒内には十万円が入っていました。
 
 いえいえ、それどころか放蕩、浪費、親不孝の責めを負うべく、私があの世に昇った暁には親戚縁者の前で土下座のあげく、先祖に袋だたきにされても文句は言えない跡継ぎですから、そんな勿体ないものはとてもじゃないと固辞したのですが、それはそれ、私の粋を通させろ、とのこと。
 
 さいですか...
 
 小生意気な本によると、男は死んで息子に受け継ぐ時計を中高年で買っておかないといけないとかなんとか。 いえ、私もこのブログ右上にリンクされているプロフィールにあるように、百数十万の腕時計に一目惚れしたこともあります。
 しかしプラチナボディだったその時計は、ステンレススチールになって「たったの(!?)」23万円になりました。 私は以前からこの百数十万の腕時計のことを、たまたま街で見かけて一目惚れした美人がヤクザの女だったようなもの、と形容しており、それが約五分の一の値段になったことでちょっとヤバ目ながらその妹で我慢しようとその時心に決めました。
 とはいえ、その妹を身請けするにもまだ十数万円足りません。
 
 てなことで少しでも加算するお金を貯めるうちにも時は経ち、一方でいつまでも与えたお金で買った時計を見せに来ない息子に、母は姉との会話でどうやら私がその十万円を使い込んでしまったのではないかという説になりつつあるとの噂を察知。
 いや、なんでやねん、そんなんめっちゃトホホな息子やんか。わて。
 
 母も八十歳を超えいつまでも元気である訳も無く、仕方ないな、足らずはちょっと無理して工面するかぁ、とヤクザの女の妹の腕時計サイトを訪れました。 
 ところが、なななんと、その妹分も販売中止になっておりました。 いえ、面白おかしく書いていますが、本当はこの事実を知ったときにはかなりショックを受けました。 ほんと、大声上げて天に向かって泣き叫びたいくらいに。
 ああ、許しておくれ、妹分。 あっしの甲斐性がないばかりに、お前を身請けできなかったよ... あっしが色男だった故に金も力も無かったよ... ウルウルウルウルウル。
 
後半へ続く♪
Tenshodo00

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久々にガスで米を炊く

 先の七草がゆの時、うちのガスコンロにはご飯やおかゆを炊く機能がついているのを思い出して、手持ちの鍋で作ってみました。 それはそれで美味しかったのですが、炊き汁が吹きこぼれるは、あげくの果てに耐熱ガラスの筈なのに、蓋にはヒビが入るわで結局鍋を買い替える羽目に。
 
 候補は以前このガスコンロを買い替えた時から気になっていた炊飯可能な大阪ガス純正鍋、品番 4111-H001。 ネットでは見つけられず、結局近所の大阪ガスの代理店で取り寄せてもらいました。 マイナーチェンジがあったようで、現在流通しているのは品番 4111-H002 になっていました。
 価格は値引き無しの税込み四千円程。 高いな〜、と値切ってはみたものの定価販売。 私の不満を察してか、割引代わりのサランラップやら乾麺やら、イベントの余り物らしき粗品を頂きました。
 
 帰って開梱してみると、鍋内側は蓋内側も含めて全てフッ素樹脂加工。 重さや質感も含めて高いだけの理由はあるのかな。 ただし「米を炊くこと以外には使用しないでください」とあります。 げげっ! と驚きつつ、早速米よりも先に糸こんにゃくのきんぴらを作ってしまいましたけど...
 
 で、昨日、非常勤仲間から餅米や麦入り米を貰い、ちょうど家のジャーが空だったのでいよいよ鍋によるガス炊飯に初挑戦しました。
 米はいつものもので、そこに上の餅米を20%混合。 あれ?少し多かったかな?
 鍋炊飯の欠点は、米を研いだ後、30分から1時間寝かせておかなければならないこと。 急ぐ時は浸け置き禁止の電子ジャーで炊く方が賢明ですね。
 ただし昨夕は時間に余裕もあったので、買い物と夕風呂の間に浸け置き完了。 ちょっとわくわくしながらガスコンロを炊飯にセット。 見事に「最初ちょろちょろ中ぱっぱ、赤子が泣いても...」のセオリー通りでした。 三つあるバーナーの最も小型を使っているにもかかわらず「中ぱっぱ」時の沸騰ぶりがすごい。 
 時間は蒸らしも含めて1時間弱、いつも使っている電子炊飯ジャーと同じくらいでした。
 
 コンロの発する電子音で炊飯完了。 早速ふたを開けてみると、お〜、懐かしのカニ穴が!!!!
 二十年近く前まで、ずっと使っていたガス炊飯器が壊れるまでは当たり前の風景でしたが、今使っている電子炊飯ジャー(これまたパナ)も、決して安物ではないのに残念ながらカニ穴はできなかったのです。

Gas_rice

 味は、旨い!!!! 文句無し!!!!
 もちろん混ぜた餅米のせいもありつつ、でも米の粘りや甘さが違います。 やっぱりあの怒るかのごとく噴き荒れる「中パッパ」のおかげでしょうか。
 取りあえず家族全員この旨さに納得の上、しかして保温機能が無いので、いつもの電子炊飯ジャーに移して保温ボタンON。 こうすると蓋内にあらかじめ注いだ水を使ってスチーム再加熱をしてくれるのでした。 この辺りは電化製品の方が器用ですね。

 ということで、今後は時間がある時はガスで、そうでないときにはこれまで通り電気でというパターンになりそうです。 あとは鍋に施してある樹脂加工がいつまで保つかかなぁ。

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二度美味しい(?)radikoの奇

 以前にも書いた、Macからradikoを立ち上げると確実に関東エリアになるという現象が最近iPod touchで100%の確率で再発しています。
 
 原因はやはりプロバイダ変更、それもマイナーなプロバイダ(INTERLINK)への変更だと思われます。 最初のうちはなんだか得をしたような気分でしたが、いざ関西のラジオを聞きたいというときに困ります。
 
 で、解決策。
 マップを立ち上げ、現在地を表示させるだけ。 それだけです。 最初にradikoを立ち上げたときにも「現在地を確認」というメッセージが画面に出ますが、どうやらこれが中途半端なようです。
 
 一方でNHK独自のらじる★らじる、AM第一を聞いている限り、ニュースと天気予報が関東エリアになっています。 しかしこちらは同じ方法で関西エリアになりません。 そもそもらじる★らじるは地域対応になってるんでしょうかね? いえ、特にAM ラジオは災害時に非常に重要な情報ソースになりますから、地域が違ってちゃ意味ないんですけど。
 radikoも有料会員になればそもそも地域制限が外れるとの噂もあって、まだまだ過渡期ですね。
Radiko2


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Illustrator CS5とPSプリンターのエラー

 昨年から、Illustrator CS5 (ver.15)からOKI MICROLINE PS9600から一部の生徒がプリントできない現象が発生していました。
 たまにネットワークトラブルだとかでプリントできないことがあったりしますが、ここでいうトラブルは特定の学生のみに起こったり、しかして別の課題では問題なかったりで、暫く原因が特定できませんでした。
 
 そうこうするうち、一部CS4と5が同一学年で混在しているクラスがあり、このトラブルが5のみで起こることが分かりました。 調べてみると、5からプリントダイアログに「自動回転」という機能が加わっているのに気づきました。 簡単に言うと、コンテンツに応じて、Illustratorが用紙設定の用紙方向とコンテンツ方向を勝手に調整してくれる機能です。
 一方でこのトラブルはOKI MICROLINE PS9600とドライバー、それにローカルIPアドレスを振って使用している環境だけの問題かもしれません。
 
 取りあえず、このチェックボックスを外すことで冒頭のトラブルは完全解消しました。
Ai_print


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13年目のテライユキ

 年末、事務所の本棚の隅に「Terai Yuki Shangri*la—テライユキファースト写真集」というのが見つかりました。 いわゆる3Dソフトによるバーチャルアイドルの写真集で、当時ついに3Dもここまで来たのかぁ、と少し感動して1999年に買いましたから、13年経つことになります。
 アマゾンではいまでは中古で1円で、今ではもっと進歩し、あら探しも簡単ですが、それでもこの当時でこの内容はやっぱり凄いな、と思います。
 
 んで、本の最後に一枚のCD-ROMを発見。 いわゆるオマケディスクで、中身を見るとなんとshadeのモデリングデータが編集不可能形態で収められていました。 あれ? 私、こないだ(グレーの)shade買ったよね? でもバージョンかなり違うし、と開いてみたら... おぉ!開いた。
 
 改めて感心するのはモデリングとマッピングデータの凄さ。 とてもじゃないけど自分でこれができるとは思えません。
 二十年程前、比較的手に入りやすい3Dソフトのブームがありましたが、よほど暇のある人、あるいは将来プロになってやる、という人以外は、ちょこちょこっと球だとか壁にマッピングして、はい終わり、の人がほとんどでした。 その理由は、リアルなレンダリング結果を得ようとすると、モデリングが超難しいということがわかったからでしょう。
 その辺りは3Dソフト開発側もわかっていて、今ではshadeの販売元であるe frontierもアンロック版、つまり編集自由で、条件付きながら二次利用可能なデータ集を、手に入りやすい価格で販売しており、つまりはshade本体とこれを買えば、誰でも自由なレンダリング結果を得られるという訳です。
 
 それで3Dソフトを使う値打ちがあるの?と一瞬戸惑いますが、逆に言うと、手間ひまかかるモデリングにかかる時間を節約し、利用者はプロデューサーとして、あるいはカメラマンとして本来やりたかったことにすぐに専念できるという考え方も成り立ちます。
 例えば、我々の生徒も、進級/卒業制作で店舗計画を出したとき、我々はグラフィックデザインであり、店舗の内外をデザインする建築デザインではないジレンマが発生します。 こういうとき、教師用マシンにshadeをインストールしておき、素材データを用いてあらかた生徒が望む店舗のグラフィックを生成することが可能になります。(ということを新年度に向けて提案したいんだけど)
 
 話戻って、テライユキ写真集付属のモデリングデータ。 編集結果を保存できないのに加えて、レンダリング結果も最大480×480pxに限定されています。 まぁ、確かにそのくらいなら印刷はもちろん、今ではパソコンの壁紙にも使えない。 携帯の壁紙すら最近の携帯電話の画面はでかいからなぁ、と納得しかけたとたん、自分の携帯(Docomo MN705i)の画面が小さいことを思い出しました。 最大360×360。 十分行けるがな。
 
 付属データをレンダリングすると、今の基準からして肌などの反射・輝きが不足気味でちょっとビビッド感が足らないように感じます。 ということで、付属データのメタカメラの位置を変え、肌、眼、唇の反射係数を変更してレンダリングしたのがこれです。(著作権条件が良くわからなかったので削除する可能性があります) 画像上部の黒い部分と色調はNM705iに最適化されています。
Yuki360
 レンダリングをカメラワークとして考えるなら、被写界深度によるボケ味設定、微妙なぶれ、ノイズを加えることで3Dの違和感をさらに低減できると思いますが、なにせ元データを保存できないのでこの辺りでご勘弁を...
 
 先日のイラストだけの女性ファッション誌のように、3Dだけでファッション誌、ってのをコツコツ作るのもいいかもしれません。

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アヒージョ初挑戦

 隔週誌PEN 12/15号「酒と料理のうまい選び方」というのを読んでいたら、アヒージョという料理が眼につきました。
 スペイン料理で、オリーブオイルで煮込んだニンニクスープをベースに、マッシュルームやシーフードを煮込んで行く、スペイン居酒屋の定番つまみなんだそうです。 そういえば以前、近所のイタリア料理店に娘と行ったときにも似たようなのを食べましたから、スペインというより地中海沿いの国ではポピュラーな存在なのでしょう。 日本でいうなら関東炊きとか豚汁に立ち位置が似ているかもしれません。
 
Ajillo レシピはここここを参考に、PENの記事にあった生ハムを加えました。
 オリーブオイルの量とか、火加減と時間等、みんなバラバラで戸惑いつつ、どこかの記事に「呑みながらでも作れる」とあったので、あんまり神経質になっても仕方ないか、と取りあえず作ってみることに。
 ただし冷凍シーフードだけは前日から解凍し、冷蔵庫の中でザルに入れて水切りするのに心がけました。 低温とはいえ油の中に入れますから、余計な水分はちょっと怖いと感じたからです。
 
 火加減は弱火。 まずはスライスしたニンニクと鷹の爪をじんわりじんわり暖めます。 そのうちニンニクから泡(水分)が出てきて、美味しそうな香りがたってきます。 これをどこまで進めるのかは何せ初挑戦、今ひとつわかりません。
 
 そこから生ハム、水切りしたシーフード、半分に切ったマッシュルームと加え、蓋をして弱火で煮込みます。 先にも書いたように、何せ油ですから温度が上がりすぎて水蒸気爆発みたいなことにならないかと少々心配。 このマッシュルームも水気を嫌って、缶詰ではなく生を探しました。
 
 この辺りで気づいたのが、オリーブオイルで煮込むと材料が想像以上に小さくなること。 最初はオイルが少ないんじゃないかと心配していたのが全く逆。 最後はオイルの中に小さくなった材料が沈んでいるという感じで、慌ててエリンギを付け加えました。(写真はエリンギを加える前のもの)
 粗挽きブラックペパーを含めた味付けはこの状態で行うようで、コツとしては塩を多めに入れた方が美味しいということです。
 要注意なのは、味見をする時、上層のオイルだけではなく、底の水分もチェックすること。 むしろ味の深みは底に溜まっています。

 私は一般的なアルミ鍋(それも安物のペラペラ)で作りましたが、お店では土鍋を使うようです。 当然こちらの方がチンチンに熱いアヒージョを出せます。 そこでせめて熱々を出そうと、熱湯であらかじめ暖めておいたグラタン用の皿に注ぎ、完成。 これに斜めにスライスしたバケットと、サラダ菜を敷いたスモークサーモンを添えました。
 
 味は、うん、なかなかラテンで、食も酒も進みます。 うん、これも定番入りですな〜。
 息子がエビが苦手なのですが、次回はもっと大きなエビを入れてみたいところです。

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改めてプライベート・ライアン

 昨夜、久々にリビングのプラズマテレビを見ることができる時間ができたので、短い時間に何を見るか、あれこれ考えた末に、先日CSでやっていた「プライベート・ライアン」の頭の部分(それでも40分くらい)を見ました。
 
 何より冒頭、延々30分以上続くフランス上陸作戦シーン。 戦争浪漫なんて軽薄な言葉を吹聴する奴がいて、もしこの映画をまだ見ていないのであれば、首根っこ押さえてでも見せたい映画です。
 上陸前に船酔いでゲロ吐く兵士、水中に突き刺さってもまだなお殺傷能力を保つ弾丸、上陸舟艇から水に飛び込んでそのまま溺れる兵士、破れた腹から腸を溢れさせ胃を直接押さえながらママと叫ぶ兵士、爆風でちぎれた自分の片腕を拾い上げて歩く兵士。 これはドキュメンタリーですか?映画のストーリーに必要なんですか?と恨みたくなるシーンの連続です。
 (って、以前にもここで書いた気がするのですが、自分で探せませんでした。なんせ足掛け七年書いてますから〜)

 いや、そもそもこの映画、録画するかどうかすら悩んだのです。 私個人はこの映画の最後まで見たくないという気持ちがあるからで、つまり私にとってこの映画は「火垂るの墓」と同じく、名作だけど二度と見たくないという、何というか精神自爆映画というような存在であるからです。
 とはいえ、早いこと中断しなくては、と思いつつついつい見入ってしまうのは、やはり映画の出来の素晴らしさというもんなんでしょうね。
 
 そうしてやっとの思いで再生を中止し、これまた先日録画した「スカイ・クロラ」を再生して数分したら同居人が帰ってきて、束の間の大画面タイムは終了しました。 おっしま〜い。

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